カテゴリー
日常 自作曲紹介

ブログのことと夏の曲「Summer Vacation」について

最近、お陰様でココナラでの編曲の仕事を無理のないスケジュールでこなすことができています。

ブログは本来の目的は、ブログでアクセス集めて、その方々に広告も読んでもらい、クリックしてもらい、それでアフィリエイト収益を上げることですが、

その本来のことに関して言いますと、これまでにU-NEXTについて、一件成果があったのみになっています。それ以外は、自分の知り合いの方に協力してもらったのが数件です。

お陰様で、収益はないものの、アクセスは一か月18000アクセスと、同じぐらいブログをしている人より集まっているらしいので、それなりに検索で入ってくれる人がいらっしゃるようです。

他に、前にも書きましたが、ポコチャで配信をぼちぼちしていまして、そこにプロフィールでこちらのブログを掲載してますので、そこから見にきてもらえるのもあるとは思います。

ブログで成功するには、収益を上げるより、来てもらった人に、もう一度見にきたいと思ってくれることが、何よりと思います。

今はアクセスがあるということが、モチベーションを維持することに繋がっています。


話は変わり、冒頭の曲「Summer Vacation」を今回は取り上げてみました。もう夏も終わりですが、夏の曲です。

歌詞は、インターネットでのアマチュア音楽のサイトにて、知り合った相水毬緒(MIRY)さんの歌詞に、曲をつけさせてもらっています。

相水さんとは、公表している曲で18曲、コンペに提出した曲で2曲で、今のところ合計20曲作っています。今数えてみて、こんなに多かったんだと驚きました。

コラボした曲の数では、一番初めに作詞してもらった「はらぴょん」さんも多かったですが、超えたかもしれません。

この曲は、夏の曲とあって、ウクレレ、スチールギター、クラシックギター、ベースギター、コンガなど、生楽器中心で作成しています。

ソフトの音と、生楽器の音は、あきらかに違うものがあります。深みがあるというか。

スチールギターは、卓上におき、金属のバーをスライドさせて演奏させるものです。スチールギターの教則本を一つ買い、それで簡単なコードというのを覚えましたが、演奏の仕方が、ギターとは全然違います。

金属性のバーですので、複雑な押さえ方というのができません。そのため、6弦のあるうちのある弦をミュートするなどして、メジャーコードやマイナーコードなどを出します。

なお、上は自宅のではなくネットでひろった画像です。

今はパソコンのソフトで、様々な楽器の音が再現できたりしますが、それでも完全には再現できていないという印象はあります。

人間が歌う歌、ボーカルが一番再現が難しいものだと思いますね。

ボーカロイドがいくら進化しても、人間の声にはなかなか近づけませんね。とは言え、AIの進化により、最近ではテイラースイフトの声で、YOASOBIの「アイドル」を歌わせたりして、結構凄いことになっています。

カテゴリー
音楽批評

名曲「ハナミズキ」のパラデータを入手して自由に編曲して配信可能!

この記事にはプロモーションが含まれます。

あの名曲「ハナミズキ」のパラデータを入手して、自由にアレンジできたら? と考えれば、少なくともDTMをある程度したことがある人なら、誰しも「それやってみたい!」となるような気がします。

それが今できるんです!

Rework with 「ハナミズキ」は、デビュー20周年を迎える一青窈の節目を記念して、tunecoreより、パラデータをダウンロードできます。その音源を使用することにより、「ハナミズキ」の二次創作が可能となります。

Rework with「ハナミズキ」 (tunecore.co.jp)

パラデータとは、各楽器ごとの音源のデータと考えてもらってかまいません。

  • ピアノが弾ける人なら、ピアノ部分を全く違うアレンジで弾いてみて重ねるとか?
  • ラップができる人なら、ドラム部分を打ち込みに変えて、ラップの声を重ねるとか?
  • はたまた、エレクトロなダンスミュージックにしてしまうとか?

その人が好きなように、アレンジすることができます。

ダウンロードするには条件があります。tunecoreに登録されていない方は、新規登録する必要があります。

二次創作した楽曲は、tunecoreで、なんと無料で! 配信できます。そして収益の50%を収益化できるんです。

費用ゼロから始めて収益がもらえるなんて、本当に美味しすぎる企画です。

日本テレビの番組「SENSORS」とも連携しており、優秀な作品はこの番組で紹介もされるようです。

ただし、作成した楽曲はtunecoreでのみ配信できますが、他のYouTubeなどへの投稿はNGとなります。

私も早速挑戦! ダウンロードした後で、Cubaseにて、オーディオファイルを読み込みました。

ファイルには英語で名前がつけられていますが、実際にその音を鳴らすことにより、それが何なのかすぐに分かります。

最初ファイルは、アルファベット順に並んでいるため、トラックの順番を変えることにより、グループ分けします。この時に、視覚的に分かりやすいように色分けもしておきましょう。

メインボーカルの他、コーラスパートもハモリ上、ハモリ下の他、メインボーカルと同じ音程の音もコーラスパートに入っています。

ドラムが異様に多い印象ではありますが、以前誰かから聞いた話ですが、ドラムについては、ドラムの上からや、左右からや、また各パートの近くにマイクを置いたりと、一度に多くマイクを置くことで、立体的な音作りができるようです。

ドラムのパートは「トップL」「トップR」などと左右の名前が書かれているものがありますが、「L」は左に、「R」は右にミキシングのときに配置すればよさそうです。

専門的な話になりますが、ドラムパート、コーラスパートなどトラックが多いものは、グループチャンネルを作り、まとめてエフェクトや音量調整などできるようにした方がいいですね。その方が時間が短縮でき、パソコンへの負荷も少なくなります。

この状態で、一度に鳴らせば音量が大きいので、それぞれ音量を下げる必要がありますが、最初はドラムだけ鳴らしていい感じに聴こえるようにしてから、

ボーカルとコーラスについて鳴らして、いい感じに聴こえるようにさせるなど、

各パートごとの音量の調整をしながら、合わせればいい感じに仕上がります。

この曲についていえば、ピアノとストリングスとボーカルだけで、立派に奥深く聞こえるサウンドになりますので、この三つが軸となり、それを邪魔させないように、他のパートも配置させていきます。

原曲のサウンドは頭の中で再現できるぐらい知っている人は多いとは思いますので、ここはあえて原曲は聴かず、自分ならどうミックスさせるのか? という視点で自分なりのミックスをしてみましょう。

ボーカルやストリングス、ピアノなどの生楽器には、リバーブは最初かかっておりませんので、かるくリバーブもかけた方がいいですね。

装飾的な音は、中心ではなく、左右に散らすことにより、立体感が出ます。

二次創作をたとえしなくても、プロの人はこういうパラデータを使ってミックスしているのだ、とか、またファイル名にこういう名前を使っているのだ、とか、ダウンロードすることで、勉強になることが多いです。

次に二次創作ですが、ピアノが弾ける人なら、ピアノ部分をミュートして、自分のピアノを録音させて重ねるといいですね。

極端に言えば、ボーカルだけ残し、他を全部こちらで一から作成しても構いません。

この頃の音楽は既にDTMをベースに作られていまして、正確なBPMに合わせて演奏されていますから、打ち込みサウンドに合わせることだって、違和感なくできたりします。

DTMや音楽に、マンネリ気味でしたら、是非ともこの企画に挑戦してみてください。私もこれから自分ならどうミックスさせるか? また自分ならどう二次創作させるか? 挑戦してみます。

応募期間が決められていますので、詳しくは冒頭のリンクから入り、確認してみてくださいませ。

カテゴリー
自作曲紹介

ピアノ協奏曲「奥の細道」Spotifyにて配信、各曲の解説など

こちらの記事にはプロモーションが含まれます。

もう10年以上前に作ったピアノ協奏曲「奥の細道」ですが、最新の音源、Native Instruments社のKomtact Factory Libraryにてリミックスしたデータを、昨年2022年10月よりSpotifyなどのサブスクにて配信しております。

本当に当時作成していたデータをMIDIデータで残しておいて本当によかったと思っています。

DTMをされている方は、Cubaseなどのソフトのファイルだけでなく、ミックスのオーディオデータとともに、MIDIデータも保存されることをオススメします。

MIDIデータがあれば、他のソフトに音符などのデータを読み込まれることができます。

私は一番最初にDTMを始めた頃は、Singer Song Writerというソフトを使用していまして、そのファイルは保存してあったのですが、MIDIデータがないため、他のソフトで読み込まれることができず、再現させるには耳コピで調べるしかないという状況です。

なお、このアルバムの配信ですが、実は登録料金など、一切私は負担しておりません。

えっ、そんなことできるの? という感じではありますが、それができるのです。

オーディオストックでライセンス販売すれば、TikTokなどでオリジナル曲として使用できることを以前紹介しましたが、

サブスクでのアルバムの配信のサービスについては、オーディオストックに曲を登録すれば、ライセンス販売の審査に不合格の曲に対してでも、アルバム登録をすることにより、サブスクでの配信ができます。

AudiostockでBGM・効果音を販売中!

もちろん、無料な分、配信で得られる料金に対してある程度の割合で、徴収される仕組みになっております。

以前、音楽関係者の方が、サブスクで得られる料金が驚くほど安いことで、暴言を吐いてニュースになったこともありますが、本当に驚くほど、得られる収入は安いです。

正直に告白します。2023年4月から6月の三か月で、得られたこのアルバムの配信収入は34円でした。一か月10円余りです。

勿論、これが何かの間違いで世界的なアーティストが話題に上げたりするような事件が起きたら、凄いことになるかもしれません。

ピコ太郎の動画が、ジャスティンビーバーによって取り上げられたことで世界的なブームになったことは、知っている人も多いでしょう。

でも、そんな宝くじに当たらなくても、自分という存在が作った曲を、聴いてくれる人が、少なくてもいて、その人が聴いてくれれば、それでいい、と今は思うようにしています。

スポティファイでは、広告が定期的に入ることを苦にしなければ無料で視聴可能です。広告が入らないスポティファイプレミアムもあるようです。

作業のBGMとして、私のこの曲など使っていただけると、とても嬉しく思います。


さて、今回は、自作のピアノ協奏曲「奥の細道」を解説させていただきます。

8つの楽章は、松尾芭蕉が江戸から、仙台、山形、新潟と通り、岐阜の大垣まで旅した旅行記であります「奥の細道」で実際に詠まれた俳句を題材にしております。楽章は詠まれた俳句を時系列で並べています。

興味のある方は、読んでみてくださいませ。変拍子がいくつかある、独特の雰囲気を持つ組曲となっています。

第1楽章 行く春や鳥啼き魚の目は泪

奥の細道で最初に詠まれた俳句で、江戸を出発するときの別れの様子を表しています。

曲としては、春のさわやかな、それでいて、どこか切ないようなそんな雰囲気を、3拍子のかろやかなリズムに乗せて奏でています。

エンディングの畳み掛けるようなアップテンポの盛り上がりは必聴の価値ありです。

オーディオストックにて、動画などで著作権フリーで使用できる音源として発売中です。下のリンクからも聴くことができます。

春の雰囲気の華やかで抒情的なメロディー… (No.4275) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

第2楽章 あらたふと青葉若葉の日の光

松尾芭蕉が日光に行ったときに、日光東照宮の威厳の深さ、また木々には若葉が出て、そしてその中から太陽の光が見えるという俳句です。

「日の光」と「日光」をかけています。「あらたふと」は「あらとうと」と読みます。「あら尊い」という意味です。

曲としては、物凄く江戸感まっしぐらの作品となっています。聴いたことあるようなリズムと思われた方もいらっしゃるかもしれません。

水戸黄門のテレビドラマの曲のリズムそのままです。メロディーなどは引用すると盗作の扱いを受ける可能性もありますが、リズムやコード進行については、引用は一般的には認められていて、それで訴えられるケースはほとんどないようです。

威厳のある雰囲気を讃えたような、江戸時… (No.4281) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

第3楽章 かさねとは八重撫子の名なるべし

那須の高原を馬に乗って歩いているときに、「かさね」という名の子供が近くに寄ってきた、というエピソードが書かれていて、それに対する俳句になっています。

この俳句だけ、松尾芭蕉ではなく同行した曽良による俳句になります。八重撫子は「やえなでしこ」と読みます。

曲としては、5拍子の軽やかで可愛いリズムですが、真ん中あたりに曲調が違う怖いような感じの場面がありますが、これは突然の落雷が襲った、というような想像での設定を入れています。

この曲が私にとって、この中で一番愛着がある曲と言えるかもしれません。後で、ポップスとして「雨の日と火曜日の朝は」という曲で、カバーしています。

可愛い子供をテーマにした楽曲で、五拍子… (No.4282) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

第4楽章 夏草や兵どもが夢の跡

「兵」は「つわもの」と読みます。岩手県の平泉に行ったときに、平家が以前栄えていた痕跡は何も残っていない、という様子を詠んでいます。

曲としては、源平の合戦をイメージしたような、ほら貝の音のようなものを、ホルンの音で再現させています。

真ん中部分は、おだやかなピアノアルペジオ、そして最初のイメージと3段階の構成になっています。

時代劇の軽やかな雰囲気、そしてイメージ… (No.4283) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

第5楽章 閑かさや岩に沁み入る蝉の声

「閑かさや」は「しずかさや」と読みます。山形県の立石寺に行ったときに、岩に沁み入るように蝉の声が聞こえた、というひっそりとした静寂を表した、松尾芭蕉の代表的な俳句です。

実はこの立石寺、私は一度、元の嫁と二人でドライブで訪れています。地元、松尾芭蕉と同じ三重県伊賀市が故郷ですが、そこから、新潟経由で山形県の立石寺へ行っています。6泊7日です。

そのときは、元の嫁が体力的に限界だったため一番上までは上ることができず、半分ぐらいのところで引き返しています。動画があるので見てくださいませ。上まで登りたかったというのは本音です。

曲では、サティの「ジムノペディ」を真似したとした思えないような三拍子のゆったりとしたリズムに合わせ、オーケストラの楽器が、ミンミンゼミやツクツクボウシの鳴き声の真似をしています。

どの部分がそれが一度聞いてみてくださいませ。自然の鳥の鳴き声などを、曲の中に取り入れるという手法は、ビバルディの四季の春などでも行われていたりします。

なお、専門的な話にはなりますが、テレビのNHK教育でのクラシック音楽の番組で、神秘和音、というものを紹介していました。一般的なコードの概念からは外れるような複雑な音の組み合わせにより生じる和音のことです。

私はそれを再現させたくて、思考錯誤の結果、不思議な組み合わせの3つの和音を作り、循環させています。

シリアスな雰囲気に合うスローで静かな楽… (No.4284) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

第6楽章 五月雨を集めて早し最上川

「最上川」は「もがみがわ」と呼びます。「五月雨」は「さみだれ」と読みます。五月の雨と書きますが、梅雨の時期に振る雨のようで、季語としては初夏を表すようです。

松尾芭蕉が急流の最上川を川下りしたことを俳句に詠んでいます。

ということもあり、アップテンポなわくわくするような曲を作成しました。コントラバスが、低音でボンボンと一定のリズムで鳴る様子は、現代の4つ打ちのリズムを目指していて、この曲に関しては全く日本を感じさせない曲に仕上がっています。

ピアノは裏拍を意識したリフ的なピアノを入れています。これも、あまり前例がないような感じはします。

疾走感あふれる明るいオーケストラBGM (No.4285) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

第7楽章 荒波や佐渡に横たふ天の河

荒海が新潟の海岸に押し寄せていて、向こうには佐渡島が見え、天には天の川が見える、という様子を俳句にしたもので、松尾芭蕉の俳句の、現代の人気投票で、確かこれが1位だったのを見たことがあります。

私はこの曲を、第7楽章ということもあり、変拍子の中でもマニアックな7拍子にて作成しています。私はこの拍子で作成したのはこの曲だけです。

3拍子と4拍子が交互に繰り返されることで、7拍子となっています。

ゆったりしたスローなピアノから入り、乱暴に叩くかのような重厚なシーンへと繋がります。荒海を表しています。

途中、急に晴れたかのようなキラキラしたシーンがありますが、それは天の川の様子をイメージしています。

この組曲の中で、私以外は作れないのではないかというマニアックな、私の個性がよく出ている作品かと自分では思っています。

ミステリアスなファンタジーBGM (No.4286) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

第8楽章 蛤のふたみに別れ行く秋ぞ

奥の細道の結びの地、大垣にて詠まれた俳句になります。

曲としては、これまでの旅を振り返り回想するかのように、これまでのそれぞれの曲の一部分を部分的に取り入れたりしています。

ほのぼのとした哀愁を感じさせ、表情が幾… (No.4287) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

カテゴリー
DTM中上級者向け

【モニタリング環境】スピーカー、ヘッドホン、スマホで最終チェック

上の写真は私のスタジオ・・・ではありませんが、DTMをする人にとって、理想的なモニタリング環境はとても重要です。

DTMをする人により、スピーカー派とヘッドホン派に分かれるとは思います。私はスピーカー派です。

左右のスピーカーと自分が正三角形ぐらいの位置で聴くのがいいとされています。

ヘッドホンを頭につけていると、しめられているような感覚があり、ヘッドホンはあまり私は好みません。

とは言え、アパートやマンションなど、隣の部屋に響くような環境でしたら、近隣の迷惑も考えて、ヘッドホンの一択になる人も多いかとは思います。

スピーカー

DSC_0024

スピーカーの特徴としましては、実際に目の前で演奏されているかのような臨場感を味わうことができる、というのが一番のメリットかと私は思います。

低音もしっかりと響くタイプの大き目のもので、モニタースピーカーとして人気の高いものを選ぶと間違いないでしょう。

私のイチオシはヤマハのMSP5です。スリープフリークスというDTMレッスンのサイトでの人気投票でも、1位となっていまして、それを知った後で購入しましたが、物凄く使い心地がいいです。料金の割に音がいい、というのが一番ですね。

上の写真は私の実際のDTM環境の写真です。

ヘッドホン

ヘッドホンの特徴としては、左右を極端に聞き分けられるということだと私は思います。

ある楽器が左側だけで音が鳴るようにミキシングされた場合、左耳からしかその音が鳴りません。

スピーカーの場合は左側からだけ鳴っていても、それは右耳からも聞き取れることになりますので、そこが大きな違いですね。

勿論、音が周囲に漏れることを心配せずに作業できるメリットも大きいでしょう。

ただ、左側だけで聞き取れる、という環境は、ヘッドホン特有のもので、現実世界ではほとんどないのだと私は思います。

左側から誰かが叫んでも、それは右耳からも聞き取れるからです。

スマートホン

実はこのスマートホンでのモニタリング、これが今の世の中、重要になってきているのかな、と私は思います。

電車の中で、スマートホンをイヤホンで聴いている人も多いでしょう。また、車の中などで休憩中は、スマホから直接動画などの音を聴くケースも多いですね。

スマートホンのイヤホンは様々なタイプがありますが、ヘッドホンに比べて低音が小さく聴こえるイメージはあります。

また、スマートホンから直接聴く場合には、左右のステレオの感覚はなく、モノラルで聴こえます。また、低音が聞き取りにくいのが特徴です。

実は最近、ココナラで仕事をしていて、お客様より厳しいお言葉をもらったことがあり、その原因をさぐっていますと、どうもこのスマホでのモニタリングにあるのではないかと、最近気づいたのです。

和太鼓の音を全面に出したアレンジを作ったつもりでしたが、いざスマホで視聴してみますと、ドンという音の響きが全くなくなっていて、それに比べてエレキギターなどの倍音のきつい音が、やたらと前に出てくる感じで、物凄くバランスが悪く聴こえました。

低音がしっかり響くスピーカーですと綺麗に調和されている音が、スマホで聴いてみますと、本当に下手でお粗末な感じに変わってしまいました。

曲を提供する相手は、スピーカーで聴いている人もあれば、ヘッドホンで聴いている人もあり、スマホで聴いているケースもある、そのことを意識する、つまり聞き手側の環境を予想することで、どんな環境で聴いても変に聴こえないようなアレンジを目指すのが、安全な手段であると私は思います。

あえてもう一つモニタリング環境として入れるとすれば、ラジカセになるとは思いますが、スピーカー、ヘッドホン、スマホ、最低この3つでのモニタリングで変に聴こえないか? 違和感がないか? などのチェックをすることが重要になると私は思います。

今回は、上級者向けの内容となっていますが、初心者の方にも理解できる内容のブログです。

今度、こういうブログを書いてほしいとか、リクエストがあれば、コメントなどで書いてくださいませ。

BEE音楽スクール メディア買取ネット
カテゴリー
自作曲紹介

【笹の葉サラサラ】七夕のオリジナル曲、ワンコーラスで転調2回も!

こちらの記事にはプロモーションが含まれます。

明日は2023年7月7日、七夕ということで、5年前に作った七夕をテーマにしたオリジナル曲「笹の葉サラサラ」について、紹介させていただきます。

上の動画はその曲のPVとして、日本三大七夕祭りの一つ、愛知県の安城市で開催されます、安城七夕祭りの様子と合わせています。

DTMで作成したオーケストラのアレンジとポップスという構成で作りました。音源は、当時はCubase付属音源のハリオンソニックで作っています。今持っている音源の他がクオリティーは高いですが。

この曲はゆったりとしたバラードなのですが、工夫した点としましてはワンコーラス(1番2回も入れたということです。

Aメロ E♭m 変ホ短調、長調で表すとF♯

Bメロ B♭  変ロ長調

サビ  Bm ロ短調  長調で表すとD

あまり今まで聴いたことがないような転調という感じを持たれた方も多いかもしれません。

転調について、長調に直したキーで説明します。

AメロはF♯(青)で、Bメロに向かって♯4移動するB♭(黄)の転調、

BメロはB♭(黄)で、サビに向かって♯4移動するD(赤)の転調、

二番に入れば、

サビはD(赤)で、Aメロに向かって♯4移動するF♯(青)の転調、

と、転調ごとに♯4上がっていくという構造になっています。

実はこの♯4上がる転調というのが、あまり事例が少ない転調でして、そのためかちょっとした違和感を感じさせる転調です。

それに対して♯3上がる転調というのは、事例がとても多い転調になります。

他に、転調による変化を際立たせる意味もあり、Aメロ、Bメロ、サビで、楽器の構成を変えました。

Aメロは弦楽器、ストリングス中心の切なくて穏やかな雰囲気、

Bメロは木管楽器中心の軽い雰囲気、

サビは、弦楽器、金管楽器、木管楽器など勢揃いして壮大な雰囲気、

にしています。

笹の葉サラサラ 作詞 相水毬緒(MIRY)

願い事はもう 星に着いたかな
細く薄い紙 たった一言の夢

朱色した鼻緒だけが 音のない切なさ
縁側の僕は独り 面影を辿る

笹の葉サラサラ ふと吹いた
夜風にヒラヒラ 君香る

二人書いた文字 叶わないままに夢

この胸に消えずにある 去年見た笑顔の
儚げ(はかなげ)な美しさが 昨日のよう

笹の葉サラサラ 聞こえたよ
名前を優しく 呼ぶこえが

笹の葉サラサラ 会いたいよ
星空見上げて 君探す
笹の葉サラサラ ふと吹いた
夜風にヒラヒラ 君香る

今回の曲はメロディーが先にあり、それに歌詞を考えていただきました。歌詞も人それぞれ感性が違うので、コラボすることにより、新しい世界が広がります。

毎回思うのですが、曲をしめてくれるのは、ボーカルの方の説得力だと感じさせられます。やはり主役はボーカルですね。

七夕祭りもそうですが、コロナに対するとらえ方が引き下げられたことが影響して、旅行客が、日本、世界ともに回復傾向にあります。

行ったことがない場所へ訪れること、それは感性を磨く意味で、音楽に対してだけでなく、人生に対して、とても意味あることですね。

カテゴリー
音楽批評

【推しの子】吹奏楽とオーケストラを聴いた、率直な感想【凄い!】

こちらの記事にはプロモーションが含まれます。

今回も他の方の動画を聴いて感想を言うという、他力本願なブログとなります。

【推しの子】はアニメは、YouTubeでオススメに表示されてから、気になっておりました。オープニング曲であるYOASOBIの「アイドル」は最速で1億回の視聴回数をたたき出すなど、そのブームはとどまることを知りません。

YouTubeでもカバーされることが多く、その中で吹奏楽のアレンジが上の動画です。

大阪桐蔭高校吹奏楽部ですね。吹奏楽部に、今はティンバニーやハープもあるのですね。私(還暦手前)が高校のときは、ティンパニーやハープはなかったと思います。

このアレンジでは、そのときメインパートを演奏している人が立ったりという工夫の他、男性の掛け声とか、ペンライトを振るとか、見ていて面白くなるような工夫がされており、

これがエンタメということなのだろうと、とても感心させられました。

恐らく指揮を振っている教師の方が、アレンジの方をしているのだと思いますが、それぞれの生徒に活躍してもらいたいという、意識は昔のクラシックの作曲者以上にあるのだと思います。

あるパートが際立つ部分、全体がバッと揃ってインパクトのある部分、見ていてとても感心させられます。

私は高校や大学時代、高校ではバスケットボール部、美術部、大学では将棋同好会、と音楽に関する部活に入ってませんでしたが、音楽に力を入れているため、学生時代に音楽に携わる部活に入りたかったと、少し後悔しています。

上の動画は、オーケストラアレンジです。最初の吹奏楽は実際の演奏なのに対し、こちらはDTMでの再現になります。

吹奏楽の動画よりもこちらを先に見ましたが、本当の演奏であるかのように音の調和が自然で、私はこれを聴いたとき、本当に私など足元にも及ばないなという感想を持ちました。

弦楽器、木管楽器、金管楽器、それぞれの音の個性を熟知して、その音が映える楽器選択しています。脇役のハーモニーの旋律もはっきりと聴こえ、ただただ感服するしかありません。

今、話題沸騰の【推しの子】ですが、今U-NEXTにて最新話まで視聴可能です。テレビ放送はしておりますが、全国でも映らない地域が多く、この機会に登録してみましょう。

31日間は無料トライアル期間ですので、今では【推しの子】が、ワンクール全話視聴可能となります。

U-NEXTは、見放題作品数No.1の動画配信サービスです。

動画だけでなく、電子書籍も一つのアプリで楽しめます。

31日間無料トライアルの特典として、月額プラン2189円(税込み)が31日間無料、600円分のU-NEXTポイントをプレゼントがあります。

私も最初無料トライアルから初め、昔見た映画を見たりとか、内容が充実していたので、今も継続して使っています。

カテゴリー
自作曲紹介

TikTokにオリジナル曲登録して、その後の使用状況報告

こちらの記事にはプロモーションが含まれます。

TikTokでオリジナル曲を無料で登録させる方法は以前書きました。ご覧になってない方はこちらをクリックしてくださいませ。

TikTok【無料】でオリジナル曲を登録するには? オーディオストック! – GoronyanのDTMマインド~音楽と日常のこと (thegoronyan25.com)

今回は、オリジナル曲を登録した後の、その後実際に使ってもらっているのか? について、エゴサしてみました。

2023年6月30日地点での使ってもらっている曲の順位発表です。1位から5位まで紹介します。

最後に、動画など著作権フリーで使える音源販売をオーディオストックでしておりますので、そのリンクも貼っておきます。

1位 ワイングラス 17本

以前私はみずからのPRのために、ワイングラスという曲のPVのような感じでTikTokで上げましたが、そういうPR動画の影響ではなく、ただ単にワイングラスという題名に飛びついて、ほとんど外国の方が、それもワイングラス、もしくはワイン、関係の動画で使用してもらっています。

アコギメインのこの曲のアコースティックな感じも気に入ってもらえたかもしれません。

ワイングラス (No.1376611) 著作権フリーの歌詞付き・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

1位 ポルターガイスト 17本

同率1位は、ポルターガイストです。ずばり、怪奇現象をイメージさせてホラー要素で作ってみました。このブログ冒頭のTikTokで、私が自分でその曲を使って動画上げています。

ホラー系でも、どちらかと言えば洋風な感じのホラーサウンドです。こちらも私を除いて全員外国の方だったように思います。

こちらも題名で飛びついて、聴いてみて、確かに不気味! と思ってもらい、使ってもらえたと思います。

ポルターガイスト~不気味なリフレイン (No.1311808) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

3位 ニューヨークの朝 6本

打ち込みで作ったジャズギター的なサウンドです。こちらも外国の方が使用していました。日常の風景と合わさった感じで使ってもらっておりました。

ニューヨークの朝~ジャズギターのために (No.1364480) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

4位 祭りのお囃子、笛、鐘太鼓 4本

こちらは、唯一使用してもらったのが日本の方の曲です。故郷の上野天神祭のお囃子の音を、少しアレンジしてDTMにて再現させたものです。文字通り、日本の祭りの動画に合わせてもらっています。

祭りのお囃子、笛、鐘、太鼓【DTMにて】 (No.1346896) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

5位 バイオリンが奏でる爽やかな5拍子 3本

こちらも日常の風景的なものと合わせてもらっておりました。

バイオリンが奏でる~さわやかな5拍子曲 (No.1349289) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

曲を使用してもらえますと、それだけ多くの人の耳に届けられることになります。使用される方が、フォロワーが多い人だと、それだけで大きな広がりができる可能性があります。

勿論、その成功とかヒットという夢に向かって、皆が努力して向かってますので、順風満帆に事が進むことは稀だと思いますが、可能性を信じて前を向いて進むことは、自分にとってはとても遣り甲斐のあることです。

オーディオストックというサイトは、ライセンス販売させることにより、動画などで使ってもらったり、ティックトックなどで使ってもらったりできます。

ライセンス販売は全ての曲ができるわけではなく、厳しい審査がありますが、無料でオリジナル曲を登録できることは大きな魅力ですね。

AudiostockでBGM・効果音を販売中!
カテゴリー
DTM中上級者向け

【DTM】ストリングス音源を使って本格的な音にするためのアイデア

DTMでストリングスなどやってみたけど、どうも響きがいまいち? という悩みを持つ方が、更にステップアップさせて本格的な響きにしたい、という方向けの、中級者向けの内容になっております。

使う音源はNative Instruments社のKompleteに含まれますKontakt Factory Libraryから、Orchestral→1VSL-Strings→

Violin Ensemble、Viora Ensemble、Cello Ensembleを使用しております。

今回はオーケストラのような曲のアレンジではなく、ポップスなど歌物の曲に合わせるストリングスのアレンジとして考えます。

オーケストラでは、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの楽器が使用されますが、一般的なセッションとして使われる場合、弦楽四重奏の組み合わせで使われるケースが多いです。

その場合、バイオリン1、バイオリン2、ビオラ、チェロとなります。単体の楽器として4人が演奏するという設定と、

バイオリンセッション、ビオラセッション、チェロセッションと複数の演奏とする設定と、考えられます。単体と複数とで、音の響きが変わりますので、それは曲によって使い分けてください。

大きな会場でのコンサートという設定なら複数のセッションですし、室内楽という設定なら単体がふさわしいと言えます。

分かりやすいように、日本人にとって聴き馴染みがある「ふるさと」の曲で考えますね。歌はボーカロイドが歌っています。冒頭部分のAメロ部分です。分かりやすいようにハ長調に直しています。

C G C Dm7 ConE

うさぎ おいし かの や  ま

F C Dm7 G C 

こぶな つりし かの  か  わ

クローズドボイシング、メロディー追従型

DTM中級者の方でしたら、クローズドボイシングという名前を聞かれたこともあるかもしれませんが、これは1オクターブの中に入るボイシングのことを示します。

チェロだけはコードのベース音を弾いておりますが、それ以外のバイオリン1、バイオリン2、ビオラの3つが、1オクターブの中に収まっています。これをクローズドボイシングと言います。

  • 赤、ボーカル(わかりやすいよう8分音符で表示)
  • 黄、バイオリン1
  • 緑、バイオリン2
  • 青、ビオラ
  • 紫、チェロ

メロディーの上昇、下降に合わせてクローズドボイシングの3パートが動いているので、メロディー追従型と名付けました。響き的に特に違和感はなく、これはこれでありな気もします。

ミックステクニックですが、ストリングスの各楽器の配置を、実際のコンサートなどで使われる配置にすると、リアリティーが出ます。

配置は大きく2種類がよく使われますが、一番オーソドックスな配置として、左から順に、

バイオリン1、バイオリン2、ビオラ、チェロとしました。

なお、室内楽の4人で演奏させる場合は、

バイオリン1、チェロ、ビオラ、バイオリン2という配置もあります。

高い音程のバイオリンを左右に振り分けることで、会話のキャッチボールのような効果を期待したい場合はこちらもありですね。

クローズドボイシング、メロディー逆行型

聴いてみた感想はどうでしょうか? メロディーが上昇したときは、ストリングスが下降し、メロディーが下降したときは、ストリングスが上昇します。

つまりメロディー逆行型になります。天邪鬼(あまのじゃく)ですね。ただ音楽的には、全体が同じ動きをするより、反対の動きがある方がハーモニーが深く感じられ、クラシック音楽の対位法的なアプローチとしてもいいとされています。

対位法は、私も実は少しネットで聞いたことがある程度で深く学習したわけではありませんが。

メロディー追従型に比べて、奥深くなったように感じませんか?

オープンボイシング

これぞこれ! 追い求めていたのはこれだ! と思われた方もいらっしゃったかもしれません。

バイオリン1、バイオリン2、ビオラが1オクターブに収まらず広がっています。1オクターブを超えるボイシングのことをオープンボイシングと言います。

音が急に本格的になったような気がしませんでしたでしょうか?

これまでのクローズドボイシングは、上の3パートとチェロが別々の動きをしていたように感じられるのに対し、

オープンボイシングでは、4つのパートがそれぞれ調和して響いている印象ですね。それぞれのパートごとの間隔も狭まったり、広がったりしています。

基本的なアレンジとしましては、このオープンボイシングを目指してアレンジをしてもらった方がいいかと思います。トップのバイオリン1に関しては、メロディー逆行型を基本に、ときどきメロディー追従型を入れるなどの工夫がいいかと個人的に思います。

この場合、ハーモニーの考え方としましては、4つのパートで、コードを再現する(Cならドミソ、Dm7ならレファラド)と考えていいのですが、必ずしも全ての音を出さなければいけないわけではありません。

Cの場合ドソドソなど、ある音を省いても構いません。なぜ構わないかと言いますと、今回はストリングスの他にピアノも鳴っておりますが、他の楽器が鳴らしてくれるので、ストリングスでコードの構成音の全ての音を出さなければいけないわけではない、という意味です。

それぞれのパートが自然な流れでそれぞれのメロディーを鳴らすことがいいので、ある音を出さなければいけないと考えるために、不自然な流れで進むと、それはそれで違和感があるという意味になります。

オープンボイシング、サブメロ挿入型

さきほどのオープンボイシングのバイオリン1と2のパートだけ、ボーカルとは別のサブのメロディーを入れてみました。

このときに、奏法をそれまでのサスティンからスフォルツァンドに変更しています。

ストリングス系の音はデフォルトの状態では、立ち上がりが音量少な目のため、細かい動きをしたときに、伸びる音よりも目立ちにくくなるため、奏法を変えました。スフォルツァンドはアクセントのように強めに弾くことを意味します。

ファクトリーライブラリーの音源の場合は、D0の音を最初に弾いておくことにより、その奏法になります。

最初のうちは、4つのパートは同じ奏法の方が無難です。奏法の違いにより、音量や音質が大きく異なるからです。調和させる意味で同じ奏法にしてください。

ピチカート奏法

最後はピチカート奏法です。弦を指ではじく奏法のことですね。性質的に大きな音が出ませんので、しっとりとした雰囲気に合いますね。ピチカート奏法が聴こえやすくするため、今回はピアノを外しています。

なお、この譜面は、前回と、持続音のところを伸ばしていないという一か所を除き、同じです。奏法により、聴こえ方はがらりと変わります。

ファクトリーライブラリーでは、

  • C0、サスティン(デフォルト)
  • C♯0、フォルテピアノ
  • D0、スフォルツァンド
  • D♯0、スタッカート
  • E0、トレモロ
  • F0、ピチカート

と奏法を切り替えることができます。トレモロは、「ザザザザ~」というような、少し不気味な効果の音です。

まとめ

①ストリングスは、オープンボイシングが深い響きになってオススメできます!

②メインのボーカルなどのメロディーラインと同じように追従するのか、もしくは逆行するのか、などを、特にトップのバイオリン1で意識して作りましょう。

③時には、サブメロを入れるなんていうアイデアも面白いです。そのときは、上の2パート、もしくは3パートで同じ動きをした方がいいでしょう。4パートで動くのもアリですが。

④ピチカート、スタッカート、スフォルツァンドなど、奏法を変えることにより、様々な表現が可能です。いろいろ試してみましょう。

⑤前述はしてませんが、Aメロからサビに向かうごとに、もしくは1番から2番に向かうごとに、パートを増やしていく、というアプローチも面白いです。(例えば、1番Aメロはバイオリン1のみ、Bメロでバイオリン1と2、サビで4パートなど)

「好きこそ物の上手なれ」という諺は、私の座右の銘と言えるかもしれません。義務的にさせられているという状態では、物事は上達しません。

音楽もDTMも、やっていて楽しい、遣り甲斐があると感じることが、一番の上達の秘訣かもしれませんね。

カテゴリー
DTM

曲のPRはYouTube、TikTokを併用したらいい理由とは?

今回は、いざ曲が出来たけど、それをどういう風にPRしたらいいのか? について考えます。

今の世の中は、ソーシャルメディア大活躍の時代です。音楽について言うならば、YouTubeとTikTok、この2つを併用して進めるのが、コスパ(コストパフォーマンス)がいいと、私は考えます。

YouTubeは私は、自ら作曲した曲のPVを上げ始めて10年以上になります。

YouTubeで広告収入を得るには、1000人以上のチャンネル登録者、過去一年間で4000時間の視聴時間という条件をクリアしなければいけません。

なかなかこの条件がクリアできず、まだ私は収益化できていません。つまりYouTubeで何の収入もない状態です。

それでもYouTubeを出すメリットは大きいものがあると考えます。自分自身の曲のPV(プロモーションビデオ)、MV(ミュージックビデオ)が、金銭的負担なく公開できること。これが何よりのメリットでしょう。

YouTubeのリンクを共有することにより、facebook、Twitterなどのソーシャルメディアにて宣伝することができますし、ブログなどでも表示させることができます。

私はココナラにて作曲、編曲の仕事を現在しておりますが、そちらにYouTubeのリンクを貼ることができ、それがポートフォリオとして、作成した作品として並びます。

いくら文章で書いたとしても、実際にどういう曲を作れるのかが分かるのと分からないのとでは、依頼しやすさに大きく影響が出ますね。

もし音楽関係の人と知り合ったなら、その作品のリンクを送ることで、こういった感じの曲が作れますよ、と名刺変わりになるということでもあります。

YouTubeのメリットはフルでPVを作成できて、誰にでも見てもらうことができる点ですね。

オリジナル曲はチャンネル登録者に見てもらうか、もしくはソーシャルメディアで宣伝して見てもらいますが、検索でもひっかかるようにと、有名なカバー曲も出しています。

有名な曲のカバーは、する人も多いため、カバーする曲によっても視聴回数の伸びは変わりますね。

カバーされる人気の曲はそれだけ競争相手も多いので、人気の曲が伸びるとは限りません。

最近の私のオリジナル曲では、200から300ほど伸びた曲もありますが、サムネイルで人の目につくということは、曲の良し悪し以上に視聴回数には大きく影響します。

@thegoronyan25

TheGoronyan25より、オリジナル曲「マジカルメモリー」について、動画アップしました。誰でも曲使えます。使っていただいた方には、もれなく投げキッスが飛びます。オエ!

♬ Magical Memory-adventure-themed pops(1322592) – TheGoronyan25

もう一つの媒体のTikTokは、メディアの構造がYouTubeとはまるで違います。YouTubeが検索して表示させるのに対し、TikTokは、アップすれば強制的に不特定多数の人のところに流れる構造になっています。

TikTokでは以前は45秒ほどの短い動画中心でしたが、今は3分以上の長い動画も可能となっています。

TikTokは長く見られた動画を優先して表示するアルゴリズムになっているため、少しでも長く見てもらえるよう、音楽だけでなく、動画に面白い振り付けをさせてみたり、様々な工夫が必要ですね。それもスキップされる離脱を防ぐため、特に最初の方が重要です。

今の日本のヒット曲はTikTokで流行した曲がトレンドとなることから、ヒットチャートに及ぼす影響力はYouTube以上と言えるかもしれません。

私はまだTikTokはそれほど出してませんが、時間があるときに少しずつでもアップしてみようかと考えております。再生回数だけ言えば、TikTokはちょっと面白い感じのものだと、300から700ぐらい、初心者の私でもなんとか出せました。YouTubeだと、オリジナル曲の場合ですが、facebookなどで宣伝しても30から70ぐらいしか伸びないことを考えると、見てもらう機会としては多いかもしれません。

ただ、すぐ飛ばされている可能性もありますし、YouTubeだと検索などで興味を持った人が見ていることを考えると、再生数だけで判断はできないかもしれませんね。

TikTokでオリジナル曲を、誰でも使用できる曲として登録するいい方法があります。それにつきましては、私の下のリンクのページから詳しくは見てくださいませ。

TikTok【無料】でオリジナル曲を登録するには? オーディオストック! – GoronyanのDTMマインド~音楽と日常のこと (thegoronyan25.com)

自分のオリジナル曲が、多くの人に使われる機会を得たら、いうまでもなく、それは大きなPRとして広がります。バズというやつですね。

ただ、ブログなどの媒体に貼り付けるときは、やはりYouTubeの方が断然使い勝手がいいですね。

なお、YouTubeの動画ですが、私はオリジナル曲、カバー曲の他に、旅行記であるとか、故郷の伊賀市の紹介であるとか、音楽以外のコンテンツもからめています。

いろんな検索でかかるきっかけを探しているのですね。検索されるワードを使用していれば、何万という視聴回数を取れる動画も作成できます。

私の動画では、道路の名阪国道を走る車載動画を5倍速ぐらいにして、それに自分のオリジナル曲を入れるということもしています。それは現在2.8万回の再生回数になっています。

私なりにいろいろ試行錯誤して工夫はしているということです。

今回は、ソーシャルメディアとしてYouTubeと、TikTokそれぞれの特徴と対策について解説しました。

カテゴリー
自作曲紹介

自称【5拍子のスペシャリスト】が作成した、5拍子曲4選が凄い!

5拍子と言えば、まず思い出す曲と言えば、何といってもジャズのスタンダード「Take Five」なのではないでしょうか?

他に有名な曲としては、映画スパイ大作戦のテーマも、聴けば、ああというほど日本人にとっても聴き馴染みがあります。

逆に言うと、5拍子で世の中で知られている曲と言えば、以上2曲しかないと言っても過言ではないでしょう。

私Goronyanは本名は五郎です。五郎という名前から、ネコの鳴き声のゴロニャン、と命名しています。

名前に5がつくだけあって、その数字に並々ならぬ愛着があります。それで、この先に世の中に自分のことが認知される一つの方法として、5拍子というマニアックな調で、いくつも作曲してそれを世の中に広められないか? と、無謀な夢を描いたのは私が20代後半のことでした。

そう自称【5拍子のスペシャリスト】とは、私のことです。自分で自分のことを凄いと書く人に大した人はいないとはよく言いますが、正直大したことはないのですが、

まあそれでも無謀に5拍子の曲を数曲ほど作曲したというこで、その中から4曲作成した順に紹介させていただきます。

Take Five Beats

作詞作曲TheGoronyan25、

ボーカルVocaloid SweetAnn、TheGoronyan25

ギターHaTo

※この動画は26秒から音が始まります。最初無音ですが故障ではありません。後で無音状態が長いのはよくなかったと反省しています。

5拍子の曲として2曲目に作成したのがこの曲です。1曲目は今回は紹介しません。

最初日本語バージョンを作ってから、その後女性のボーカロイドと私のデュエットという形式で作り直したのがこの曲になります。

5拍子のドラムのリズムが独特ですが、実はこれはMIXTUREと呼ばれるソフトを使った中で、ループ素材としてその5拍子ドラムがあったので組み合わせています。

サビ部分で鳴っているコンガの音もループ素材です。こちらは4拍子のループ素材を切り貼りして5拍子に仕上げています。

自分が一からリズムを考えていれば思いつかない感じのものが、ループ素材を使うことにより、自分にないプラスアルファな効果を期待できます。

ソフトの中で、コード進行についてのアイデアなども提示してもらいました。確かあるコードを入力すれば、それに繋がるコードをいくつか例を提示してくれて、選ぶ機能があったと思います。ですので、サビのこのコード進行も、私の頭では思いつかなかったものでした。

今はこのソフトは恐らく廃盤になっていると思われますが、ループ素材に出会うことにより、自分の曲がちょっとグレードアップした感じになります。

この曲のクラシックギター、ストロークとアルペジオですが、HaToさんという方に、料金を支払わせてもらって作成していただきました。

楽器のスペシャリストに依頼して、ギターやピアノなどのパートを演奏してもらうのも、楽曲がグレードアップする一つの要因になりますね。

風のうた

作詞西川光、作曲TheGoronyan25、ボーカルHIROMI

MySound、OKMusik、musictruck、MUSIE、のことをご存知の方はいらっしゃるでしょうか?

MySoundはヤマハが運営するサイトで、現在もありますが、元々はアマチュア音楽家のコミュニティーでした。今はそういう要素はなくなっているはずです。

OKMusikは今は閉鎖されています。musictruckは現在も運営されており、私も所属しております。ただ現状は細々としてにぎわっていない印象はあります。

MUSIEというサイトはあのエイベックスが運営するアマチュア向けのサイトで、結構なにぎわいだったことを覚えています。

西川光さんと何度かコラボを、MySoundのときにさせていただきました。

MUSIEにて、西川光さん作詞作曲、私Goronyan編曲の「真夏の恋」がポッドキャストか何かで使われたことがきっかけとなり、MUSIEというサイトでは、西川光さんフィーバーが巻き起こりました。

その恩恵を被り、西川さんがMUSIEにて発表していた、私とのコラボ曲も相当な視聴回数を出したことを、運がよかったと思い出します。10万回以上の再生をコラボ曲3曲で獲得していたはずです。MUSIEというサイトである年の一年の視聴回数ランキングで、10位中確か8つぐらいを西川光さんの作品が占めていました。私はただ恩恵を被ったに過ぎません。

なお、MUSIEというサイトも今は閉鎖されています。

「ビューティフルワールド~太陽と子供たちと動物たちの歌」作詞西川光、作曲TheGoronyan25、ボーカル美保

「風のうた」作詞西川光、作曲TheGoronyan25、ボーカルHIROMI

「真夏の恋」作詞作曲西川光、編曲TheGoronyan25、ボーカルVo恭子

※上記3曲とも私のYouTubeチャンネルで視聴可能です。

物凄く前置きが長くなってしまいました。その中の「風のうた」が5拍子の曲なんです。自分の代表曲と言えるかもしれません。

この曲の独自性は、5拍子でありながら、スローなバラードであるというところです。5拍子特有の跳ねるリズムではありません。

自分でクラシックギターで伴奏をしていますが、最初打ち込みの鈴の音やトライアングルの音とタイミングがどうしてもズレてしまいます。

少し専門的な話になってしまいますが、5拍子は、3拍子と2拍子が、もしくは2拍子と3拍子が組み合わさって作るリズムなんですね。

3拍子で一つまとまって、2拍子で一つまとまる、という演奏が人間が奏でる自然な演奏として生まれます。

それは、厳密には機械的に打ち込まれた一定の間隔で刻まれる5拍子のタイミングとは、ズレが生じます。

当時の私のDTMの技術では、ギターのタイミングに合わせて打ち込みの音を調整するということができませんでした。

それで私が出した苦肉の策が、トライアングルと、鈴を生演奏で録音させるという方法でした。

私のこれまでの楽曲の中で、恐らくこの曲が一番苦労した曲のような気がします。作成しては話し合いを繰り返し一か月近く経過しました。

ボーカルはMySoundで知り合ったHIROMIさんにしてもらっています。もともとボーカルを習ってプロを目指していた人だったように思います。HIROMIさんには、コラボとして「青白い朝」「冬の思い出」も歌ってもらっています。どちらも私のYouTubeチャンネルで視聴可能です。

中古車買取カーネクスト

雨の日と火曜日の朝は

作詞はらぴょん、作曲TheGoronyan25、ボーカルのりぴー46

この曲を聴いて、あれどこかで聴いたことあるな、と思った方はかなりのGoronyan通ですね。

実はこの曲のメロディーは私の唯一作ったクラシック曲のピアノ協奏曲「奥の細道」第3楽章「かさねとは八重撫子の名なるべし」のメロディーを引用しています。

とにかく明るい曲です。作詞は私が音楽で一番最初にコラボした作詞家の「はらぴょん」さんです。彼が私の当時のブログにこの歌詞を書いてきて、それにあの曲のメロディーを合わせて作りました。

のりぴー46さんには最初「ひなたぼっこ」という曲を同じ「はらぴょん」さんの作詞で作成しましたが、それに続いてのコラボ曲になります。4選の中では一番ポップと言えるかもしれません。

左側に聴こえるタイで買った太鼓、右側のタンバリンは私が演奏しています。打ち込みのリズムの上に重ねていますが、実際の演奏は、打ち込みのキッチキチのタイミングに対し、微細なズレが必然的に生じ、それが有機的なリズムの躍動感に繋がっています。

打ち込みのリズムに対して、ギターやパーカッションなど生の楽器の演奏を重ねるだけで、物凄くサウンドに深みが出ます。それは初心者が演奏したものであってもある程度深みを出す効果が期待できます。DTMでは楽器の演奏も少し入れることはオススメできるアイデアです。

エンディング部分の一旦なくなってから、フェードアウトする終わり方は、ズバリ、ビートルズの「Hellow Goodbye」を真似してみました。

音楽の構成についても、様々な曲の一部を模倣することは全然ありだと思います。

※この曲の動画だけ、私ではなく「はらぴょん」さんのチャンネルのものです。

サンライズ~太陽のように微笑んで

作詞RAB、作曲TheGoronyan25、ボーカルまさ^^

動画では、すべて私Goronyanが演奏する真似をしております。ボーカルもかつらを被ってサングラスをつけた私です。

実際のボーカルはMySoundで演歌の歌い手として二度コラボをさせてもらいました、「まさ^^」さんです。

一つ目の曲は私として最初の演歌となった「龍が天に昇るごとく」という曲ですが、二曲目の演歌としてこの曲を歌ってもらいました。

演歌とジャズのミクスチャーとしての曲です。5拍子の「Take Five」のリズムに、演歌的なボーカルがうまくのるのかどうか?

実はAメロBメロ部分では、作曲者の私からの指示として、「リズムに乗らないように、例えて言うならばリズムが車窓から流れる景色だとするならば歌い手がそれに影響されないように」という、なんとも不可解というか、一見意味不明とも取れる指示をしました。

サビ部分ではそれに対して、リズムに乗って歌ってもらっています。歌ってもらった、まささんも、本当に難しい曲でしたと後でおっしゃっています。

でもその無理難題を的確にこなす当たりがプロフェッショナルだと思いますね。AメロBメロ部分はしっとりとした演歌的なメロディーで、リズムを無視して歌ってもらった方がいいような気がしていました。

そうすることで、サビ部分のオンリズム、リズムに乗って歌うところが、対比的に躍動感を持って聴こえるという仕掛けです。

また、作詞していただいたRABさんとは、「恋のBuzzer Beat」「タイムトラベルⅡ~We are going back to that day」「Love&Peace~壊れてしまった君の心に」「Wake Up My Friend」などの曲でコラボさせていただいております。いずれも私のYouTubeチャンネルで視聴可能です。


どうですか? 5拍子の曲、自分で言うのも何ですが、これだけバラエティーに富んだ仕掛けを駆使して作った人、世界に何人いるでしょうか?

そういう意味で、自分で勝手に自分のことを5拍子のスペシャリストだと自負することにします。

世の中謙遜ばかりが美ではありません。たまには自画自賛もいいものですよ。

【ココナラ】Webサイト・デザイン・動画など制作物発注 BEE音楽スクール