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【Cubase】でピアノの楽譜を、演奏から作成する方法【初心者】

楽譜専用ソフトがなくても、Cubaseで楽譜が作れるのか? という疑問に、答えるべく、今回のブログを書かせていただきます。

結論から言いますと、楽譜専用ソフトまでのクオリティは出せませんが、PDF編集ソフトなどと組み合わせることにより、演奏する、もしくは歌うための楽譜を作ることはできます。

今回は、リアルタイムでMIDIキーボードで演奏したデータを元に、それをピアノの楽譜にするまでの工程を説明させていただきます。

上記の画像は、リアルタイム演奏のトラックをそのまま楽譜表示させたものです。

上の画像の細かいところはチェックする必要はありません。そのままだと、見にくいし、何を書いているのかが分からない、というその印象だけ持っていただければという画像です。

実際に音として聴いてみますと、綺麗に聴こえるのですが、それをそのまま楽譜に表すと、何を書いているのかが分からない状態になります。

Cubaseで、ピアノの楽譜を作成するときには、その曲のプロジェクトのままではなく、新しい名前のプロジェクトをつけて、演奏を活かすプロジェクト以外に、楽譜専用のプロジェクトを作成してください。

楽譜専用プロジェクトは、音を聴かせるのではなく、見やすい楽譜を作成するためだけの目的で作成します。

上の画像は、ピアノロール画面です。下のコントロールは、サスティンペダルです。コードの変わり目ごとに残響させ余韻を残し、綺麗に響かせるものです。

実は、このサスティンペダルの踏む、外す、という指示自体が楽譜に表示されてしまいます。ごちゃごちゃした印象の楽譜になりますので、そのサスティン、については、全て選択して削除しておきましょう。

ピアノの高音部分と、低音部分に分ける作業をします。トラックの画面に戻り、トラックを選択した後で、右クリックし、「トラックを複製」をクリックしますと、トラックが二つ同じものが並びます。

一つ目は、ピアノロールを表示させた後で、低音部分を↑マークの選択で囲った後で、一気に削除させます。これで、高音部分だけになります。

同様にして、もう一つのトラックは、高音部分を↑マークの選択で囲った後で、一気に削除させます。これで低音部分だけになります。

上の画像は、高音部分を拡大したものです。少しわかりにくいですが、音符の先頭が、小節の頭とほんの少しずれたりしています。

楽器演奏するときには、このようなズレをそのままにして、人間が演奏したっぽい雰囲気にすることはよくありますが、楽譜を作成するときには、ピッタリ合わせる必要があります。

Ctrl+A、で全ての音符を選択した後で、音符の最小単位を確認した後で、クオンタイズをクリックします。

エイトビートでしたら、8分音符、シックスティーンビートでしたら、16分音符が最小単位になります。今回は8分音符でクオンタイズをかけます。

その後、音符の終わる場所も区切りのいい場所に一つ一つ修正します。それにより、見やすい綺麗な楽譜になります。

上の画像は、修正したものです。実際にはドの音や、ミの音を伸ばして弾いているのに、8分音符にしています。その理由ですが、その方が、楽譜として見やすいからです。

楽譜になじんでいる人にはそれが当然とも思えるのですが、普段楽譜を見ていない人には、なぜそうするのか分からない人もいらっしゃるかもしれません。

上記のように実際に演奏しても、サスティンペダルを踏むという指示をさせれば、伸ばしているように聴こえます。

上の楽譜の出し方ですが、ピアノの高音、低音、二つのトラックを選択します。

「スコア」→「スコアエディターを開く」をクリックします。

その後で、「スコア」→「ページモード」をクリックします。

一段に4小節並びます。一般的な楽譜は4小節で作成される場合が多いため、基本的に4小節をオススメします。3小節、5小節に設定する方法もあります。

二つセットで楽譜が並んでおりますが、二つ目は低音部ですので、低音部を表すへ音記号にする必要があります。

左側の「記号」→「へ音記号のマーク」をクリックします。それを指定した状態で、二つ目をクリックすれば、へ音記号に変わってくれます。

キーの指定、ハ長調、ト長調などの指定もできます。今回はハ長調なのでそのままですが、ト長調の場合、「調合」→「Gmaj」をクリックした状態で、ト音記号、へ音記号両方にクリックしますと、ト長調の楽譜になります。

転調も対応しており、転調する箇所で、同様の方法でキーを入力すれば転調になります。

Cubaseでは、機能的に、ト音記号とへ音記号を別のキーに設定することもできるのですが、楽譜的に望ましくないため、同じ位置では同じキーにする必要があります。

上の画像は、前半の8小節は、最適な方法で処理したもので、後半の8小節は、最適な方法の処理をする前のものになります。

特に、前述したドとミの音を持続させているリアルタイム録音通りにしますと、非常にみにくい楽譜になることが分かります。

小節ごとの先頭の下部に表示されるマークは、サスティンペダルです。コードが変わるごとにペダルを踏み変えることは、ピアノが弾ける人にとっては当然ではありますので、あえて表示させる必要がないということです。

この後、他の文字を入力させるには、一旦この楽譜をPDFに変換する必要があります。

「印刷」→「Print to PDFなど」をクリックしますと、楽譜がPDFに変換されます。その後、PDF編集ソフト上で文字や記号を入力することで、楽譜を作成していきます。

なお、この楽譜ですが、リピートというマークや、ダルセーニョなどの位置を変える指定のマークなどはCubaseにはありません。

DTMでは小節の最初から最後まで淡々と進んでいくだけで、途中で戻るということができませんので、そのようなマークもありません。

楽譜で書きたいときには、実際の進行ではなく、リピートマークを後で入れるとして、次に何の小節が来るのかなど、楽譜になることを想定して、トラックを作っていく必要があります。

リピートマークなどは、PDFに変換後、記号を入れることで作成することができます。

このあたりは、こちらで説明するより、実際の楽譜を見て習得する方が早いため、いろんな楽譜を見てもらうことをオススメします。

以上、簡単ではありますが、Cubaseにて、ピアノの楽譜を作成する方法を、初心者向けとして解説しました。

上級者の方にも、何かしら参考にはなる内容かなと思っております。

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【ココナラ】のススメ、お客様から信頼を得て収益を上げる方法8選

こちらの記事にはプロモーションが含まれます。

ココナラというサイトは、テレビCMでも最近は流れるようになりました。「スキルを売り買いココナラ」というキャッチフレーズのやつです。

そちらで、お客様から信頼を得て、収益を上げる方法をこれから列挙させていただきます。

一般的なアマゾンなどのサイトは商品を売り買いしますが、ココナラではスキル、つまり技術を売り買いします。

私はDTM(デスクトップミュージック)という、パソコンで音楽を作成する仕事を得意とし、作曲や編曲でココナラにて昨年7月より開業しております。もう一年余りになります。

最初は少ないお客様の中、知り合いの方にも協力してもらい、徐々に仕事を完了させた数を増やしていき、2023年4月に、一か月だけ、念願のプラチナランクになることができました。

上の画像の名前の横の「P」のマークがプラチナの印です。

ココナラでは「The Goronyan25」という名前で出店しています。この名前は、YouTubeのチャンネル、オーディオストックでも同じです。

三か月で10万円以上の収益、そして五段階評価で平均が4.8以上、納品完了率90%以上という条件でクリアできます。

私はプラチナランクの人達が凄いというのを知っていましたので、取れたときには、本当に物凄く嬉しく思ったことを覚えています。

今は、少し3か月10万の売上には足らないため、ランクを下げています。また、お客様でこの前初めて1の酷評をいただきました。私自身のミス、依頼内容の把握間違いが原因でもあるので、仕方ないかもしれません。そのため、それが三か月後に消えるまでは、今より上のランクが獲得できません。

いつも上手くいくとは限りません。スキルを売っているという以上、お客様にとって、売りて側の人はプロという認識で見られます。どの世界でもそうですが、仕事はできて当たり前と見られます。

でも、やっていく上で、いろいろと学ぶところも多かったです。これまで、全く畑違いの仕事ですが、建築会社の現場監督をしたり、工場の組み立てをしたり、郵便局の配達もしました。様々な仕事をしてきました。

ココナラで作曲や編曲のスキルを売っているわけですが、自分の何か特技をお金に変えられるということは、とても遣り甲斐のあることです。

これまで自分の何かを売るということが経験がありませんでした。会社の物を売る営業の経験もありません。ですので、ココナラでの仕事は、本当に社会勉強にもなります。

大成功とは言えないまでも、それなりに成功をしていると自分では思っておりますので、ブログでココナラでうまくやるコツなどを書いていきます。

①メッセージはコマメに確認して、素早く丁寧に対応する。

メッセージが来ているのかどうか、コマメに確認しましょう。遅くても一日以内には返事をしてください。ココナラのアプリがスマホに取り込めますので、そこではメッセージが来れば通知音で確認できます。

メッセージをして何日も連絡がなければ、開店休業状態なのか、もしくはやる気がないのかと思われ、そこから仕事に繋がることはなくなります。勿論、これはココナラに限ることではなく一般社会に通じることになります。

仕事内容に対して、質問、もしくは見積相談が来ますが、それに対して、丁寧に回答しましょう。間違っても、こちらが仕事をやってあげているなんて上から目線な書き方はダメです。

「数多くのサービスの中から、私のサービスに目を止めていただき、見積もり相談ありがとうございます」

最近では、この言葉を書くようにしています。これは私が考えたのではなく、他のサービスを買い手側として利用したときに、このメッセージがあり、とても好感を持ったので使わせてもらっています。

②実績がない最初のうちは、採算どがえしで格安価格にする。

一つのサービスだけでも、何百、何千の人が全国から集まってきます。ベテランの人は信用、実績がありますから、高い金額でも、それなりに人は集まりますが、

始めたばかりの人は、その人がこれまでした仕事の数もゼロ、評価もされていないため、依頼する側としては、どうしても頼みにくいものです。

そのため、最初20件ぐらいの実績が出るまでは、時間で換算してとても割に合わないようでも、そのサービスの最低料金で開始することをオススメします。

検索するところに、料金について選択できるところがありますので、安い金額で検索しますと、ずらっと安い金額のサービスが並びます。

安いというのは、買い手側にとって魅力の一つです。また、費用が安ければ、クオリティーが少し低くても多めに見てくれたりもします。

安くて高いクオリティーのものを納品できれば、評価でも嬉しいコメントがいただけたりもします。

納品後、評価は5段階でされますが、誠意ある対応をして最大限の努力をしていれば、だいたい5をいただけたりします。ただ、相手の期待値に対して、あまりにもクオリティーが低いと感じられてしまえば悪い評価されるケースもあります。

これまで多くの仕事をしてきましたが、評価4が一回、評価3が一回、評価1が一回、後は5の評価です。

評価については、売り手側だけでなく、買い手側についても、こちらから評価できたりします。そのため、どちら側も、相手に対して失礼なことや、横柄や態度は取りにくいというシステムになっています。

私の場合、最初10件ほど仕事をした後で、少し金額を上げ、少しずつ上げていった感じです。

③サービスのサムネイル、プロフィールページのバナーは作ってもらうのがベター。

このブログのトップにある私のプロフィールページのバナーは、私自身がデザインしましたが、以下のサービスのサムネイル画像は、他の人にデザインしてもらったものです。

最初、私が作ったサムネイルは、もっと素人っぽいイメージのものでした。ある日、ある若い人から、あなたのサービスのサムネイルを格安で作らせてください、とココナラで依頼があり、安かったこともあり、作曲、編曲、それぞれのサムネイルを作成してもらいました。

その後、急にお客様の依頼が増えたような気がしています。本当に今となっては感謝です。餅は餅屋と言いますが、その道のプロの人に作成してもらうと、自分ではできないいいものが作れます。

他に、プロフィールの文章についても、考えてくれるサービスというのも過去に見たことがあります。文章が苦手な方は、そちらも検討されることをオススメします。

④作品のポートフォリオ、見本はいいのを厳選して、見る人に分かるように提示しましょう。

ココナラで売るスキルについて、何かわかる資料的なものがあれば、提示して、私ならこういう作品が作れますよ、というのを分かってもらうことが、購入してもらう近道になったりします。

ココナラでは10曲ほど、動画をサービスのページで並べることができます。

今思うのに、YouTube動画をこれまで工夫して作成してきて本当によかったと思います。

百聞は一見に如かず、という諺がありますが、音楽に関しては、百見は一聞に如かず、ですね。

どれだけいいことを書いてあるより、一つの音楽を聴けば、その人がどれだけのレベルなのかすぐに分かります。

マイホームで家を買う場合でも、実際に建てた家の内覧会を見てその良さを確認した方がいいですよね。作品そのものは、何よりも雄弁に営業してもらえます。

下の動画は、最近の動画ですが、こちらの動画作成に関しては、初めてココナラで他の方に依頼しました。

私は、ココナラで、これまで仮歌のボーカル、キャラクター作成、動画作成、占いなど、使用させてもらっています。

⑤パソコン上でフォルダー管理、ファイル管理の仕方。

パソコンが慣れないうちは、デスクトップ上に並べがちですが、ある程度デスクワークに慣れている方でしたら、フォルダー管理して整理することをやっているとは思います。

ミュージック→2ココナラ→003ごろにゃん様アレンジ「マジカルメモリー」

など、ココナラというフォルダーを作り、その下に、作業した曲順に番号を振り、名前と曲名を記載するフォルダーを作成します。

003は三番目という意味です。この記載の仕方で999までの曲が管理できます。今現在、一年余りで50曲を超えました。

私の場合DTMソフトはキューベースを使用しておりますが、最初に「マジカルメモリー1」という名前で作成し、大きく変更した場合「マジカルメモリー2」と番号を増やしていきます。

ココナラで作業する場合、大きな変更をする場合上書きして全て変えてしまうのは危険です。

といいますのも、「折角変えてもらったのに申し訳ないですけど、前の方がよかったので、前のものに戻してもらえませんか?」というメッセージが、本当に多く来ます。

そのときに、前のものを残していなければ、いろいろ調べながら戻すことは時間がかかりますし、正確に前のものにならないこともあります。

そのため、大きな改変の場合には、新しい番号をつけて前のものは残します。

お客様の中には、こちらが提示したそのものでOKです、という方もいましたが、だいたいは何かしら修正を言われるものです。

また、こういうバージョンとこういうバージョンと、二つ定時してください、などという指示をいただくことも、よくあります。

一つの曲で、提示した音声ファイルが総数で20以上になったこともあります。そのとき、どれが最新か分からなくなることってありませんか?

いい方法があります。西暦の日付をファイル名に入れることです。

「マジカルメモリー、ミックス20230908A」

同じ日付で他のファイルがある場合は最後をBと変えていきます。

西暦が書かれていれば、そのファイルがいつ作られたものか一目瞭然ですし、数年後に見返しても、どれが最新なのか分かりますのでオススメのファイル管理の仕方です。

⑥無料修正回数に限度を設ける。

ココナラでサービスをする人の中では、「あなたが納得するまで何度でも修正させてもらいます」と書いている人を多くみます。

実際その方が、サービスは頼みやすいのではありますが、YouTubeで他の作曲家の動画を見て、無限修正ループに陥るので、それは危険と言っていましたので、私も無料修正は5回という制限を設けています。

1回の修正に何か所指摘してもらっても構いません。ただし、5回目の修正をした後は、1回の修正につき、私は1000円の追加料金がかかると書いています。

追加料金については、おひねり、という制度があり、サービスの途中でも追加で支払うことが可能です。

今までで多い方で、一曲につき、40箇所ぐらいの変更をしたことがあります。かかる時間は、一般的な方の3倍ぐらいかかりました。その方には、2000円ほどおひねりを頂いたはずです。

とは言え、無料修正を設けず、いきなり修正一回につき1000円かかります、と書けば、いくらなんでも、お客様の要望を叶えるという意味で、横柄に感じられますし、お客様がつきませんので、それはオススメできません。

⑦納期は厳守、守れなければ返金。

お客様の中には、何月何日のコンサートで披露するため、それまでに納品してください、という指定をいただくことがあります。

その場合、それまでに納品できなければ相手の望みをかなえられなかったので、その伸びた原因が自分にある場合は、依頼料を全額返金ぐらいするべきだと思います。

ただし、あまりにも多くの修正を言ってきて、時間的に対応できなかった場合は、納期を伸ばすことを相手と相談してもいいかもしれません。

納期をやむを得ず伸ばしたい場合には、相手と相談した上で納期を再設定しましょう。

ココナラでは、サービスを購入してもらいますと、トークルームが開かれ、そこでやりとりするのですが、納期もその際に設定します。

納期については、私の場合は通常3週間いただいておりますが、それについても、最初に連絡しましょう。

⑧やり取りは丁寧に、ただし、あまりにも無理難題を言ってきた場合には、できないことも伝える。

人間には得意不得意があるように、私にも作曲、編曲について得意不得意があります。

編曲で言いますと、エレキギターなどで演奏は開始して一年ぐらいの人なみにはできますが、プロのスタジオミュージシャンの比べれば、どうしても見劣りしてしまいます。

そのため、バンド編成のアレンジを希望の場合には、最初に自分のポートフォリオの動画を見てもらい、自分の作成する楽曲の水準を把握してもらった上で、依頼されるかどうか決めていただきます。

エレキギターなどは、バッキングなど自動的に再生させるソフトもあったりもするのですが、それで何でもできるかと言えば、そうでもなかったりしますので、

ギターが得意な人が作るアレンジには叶わないところがあります。

修正で、一体これをするにはどうしたらいいんだろう、という難題を言ってこられる場合もありますが、できる限りの努力をした上で、これ以上は私の力量ではできません、ということも正直に伝えましょう。

努力をした人に対しては、それ以上責められることもあまりしないものです。苦労しても最大限の努力をはらって作った作品については、だいたいいい評価をいただけたりします。


以上、ココナラでお客様から信頼を得て収益を上げる方法を列挙させてもらいました。

ココナラでの仕事は、これまで学生だった方には、仕事をしてお金を得るための、コミュニケーションであるとか、作業の進め方であるとか、様々なことの勉強にはなると思います。

お客様より厳しい意見を言われて凹むこともあるかもしれませんが、自分の技術を試すのに、いい勉強になります。起動に乗れば、本当に楽しくなってきます。

この機会に、ココナラでお仕事をされてみてはいかがでしょうか? 中には、占いや、電話で愚痴を聞くサービスなんてのもあったりします。

いきなり本業は難しいとは思いますが、時間があるときの副業として、私は家計に大きく貢献しております。

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自作曲紹介

「昨日・今日・明日そして未来」三重とこわか国体テーマソングに応募

さて、9月到来です。猛暑の夏の季節はまだ気温的には終わっていませんが、9月になれば秋というイメージがありますね。

実は私は季節の中では夏が一番好きです。逆に冬が嫌いです。物凄く寒がりなので冬は苦手です。

秋はだんだん寒くなる季節ということもありますが、紅葉の景色が見られたりと行楽の季節でもあり、またスポーツの季節でもありますね。

今から数年前のこと、三重とこわか国体のテーマソングが大々的に募集されました。でもこの大会は、なんとコロナの影響で中止となってしまい幻の大会となりました。合格して採用された曲は私ではありませんでしたが、その曲も披露されないままとなってしまいました。

テーマソングが募集された時期では、まだコロナの蔓延などは何もありませんでした。

私は、音楽サイトにて当時、歌詞でタッグを組んでいたのは、相水毬緒(MIRY)さんでしたが、その方よりもっと古く知り合っている「よこしま」さんにも歌詞を何度か書いてもらっております。

曲のメロディー先行で、今回は、よこしまさんに歌詞を書いてもらいました。

昨日・今日・明日そして未来 作詞よこしま

Ⅰ
一歩 前に 踏み出そう
昨日 今日 明日(あした)そして未来

顔を上げて歩こう
新しい 太陽が君を 照らすよ

誰も みんな 夢を追う仲間さ
支え合おう 希望なら溢れてる
くじけそうな 時は 思い出して

何度もつまずき 立ち上がったこと
覚えていて 熱い涙 夢は叶うよ

Ⅱ
迷わないで 進もう
昨日 今日 明日(あした)そして未来

力強く どこまでも
踏みしめる 大地 やがて 着くよ ゴールへ

誰も みんな 冒険の途中さ
笑いあおう とびきりの笑顔でね
変わる季節 風を 感じながら

大切なものを 探しにゆくんだ
忘れないで 熱い気持ち 夢は叶うよ

昨日 今日 明日(あした)そして未来
君が歩く 後に 花が咲くだろう
そうさ 全て 美しい景色

未来をこの手で 作ってゆくんだ
忘れないで 熱い気持ち 夢は叶うよ

この曲では、サビの「何度もつまずき 立ち上がったこと」の部分で、なんと、「何度もつまずき」の直後に転調して、プラス3上のキーに変わり「立ち上がったこと」に繋がっています。

「何度もつまずき」のメロディーをプラス3したメロディーで、「立ち上がったこと」となっています。

これは実は意図して変わったことをしたかったわけではなく、たまたま頭の中で流れたメロディーがそれだったという経緯があります。

ピアノで確認したときに、初めてメロディーが転調していることに気づきました。

これまで様々な曲を作ってきましたが、サビの途中で転調するのはこの曲だけです。Bメロとかだとありそうなんですが。メインのサビの途中転調は、全体的に見ても珍しいのではないかと思います。

また、この曲でよこしまさんの紹介で、kayumaiさんという方に初めてボーカルをしてもらいました。この後、kayumaiさんには、「ただそれだけで」「明日も晴れるね」「ちっぽけなMyself」「灰色ステンレス」「笹の葉さらさら」とボーカルをしてもらうことになります。


話は変わり、アマチュア音楽サイトは、これまで、プレイヤーズ王国、MySound、OKMusic、muzie、musictrack、CREOFUGAと使ってきました。

プレイヤーズ王国はYAMAHAが運営するサイトで、途中で名前をMySoundに変更しましたが、某掲示板に誹謗中傷が多くされたことが原因で、MySoundのアマチュアアーティストのページは閉鎖されてしまいました。今もMySoundというサイトは残っておりますが、アマチュア音楽家が自由に交流できるサイトという意味はなくなっております。

OKMusicはそんな人たちの受け皿として使われたサイトですが、そこでも誹謗中傷は酷く、それが原因かどうかは分かりませんが、そのサイトも閉鎖されました。

muzieはエイベックスが主催するサイトで、これまでの音楽サイトよりも視聴者は桁違いに多かったでした。ただ、そちらのサイトも他の名前に変わった後で閉鎖されています。

musictrackのサイトは閉鎖されたOKMusicの受け皿として使われてきましたが、こちらは閉鎖されることなく、今も使われています。私は今はここでは曲の発表もしなくなりましたが、席だけは置いています。

CREOFUGA(クレオフーガ)は音楽コンテストのサイトでしたが、こちらも閉鎖されています。こちらは同じく同時に同じ会社により運営されていたオーディオストックにサービスが移転しました。

オーディオストックはアマチュア音楽家の交流という意味よりも、著作権フリーの音源を売るサービスで、今もお世話になっております。

ココナラは交流ではなく、音楽に限らず様々なスキルを売り買いするサービスで、私の音楽関係の収入はほとんどこちらになります。月に2万円ほどの収入を作曲や編曲で稼いでいます。本業とは別で、自宅にいるときの作業になります。

YouTubeは、動画配信サイトで説明は不要とは思いますが、こちらでは自分のチャンネルで、オリジナル曲やカバー曲の投稿をしております。十年以上使っています。

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【心霊音恐】身の毛もよだつ怪談みたいな曲を、作ってみましょう!

もうとうとう2023年8月も終わろうとしています。以前、YouTubeで怖いアニメーション動画に合わせて、怖い曲を入れて、人が集まらないかな、と模索していたのですが、この動画は当たりませんでしたね。

でもいろいろ試行錯誤して、やってみるのは面白いものです。何ごともチャレンジあるのみです。

アニメーションは、iClone5というのを使っています。今のパソコンには入っていないので、今では作ることができません。

肝心のDTMでどうやって作ったかですが、映画音楽を作るのに物凄く使われているソフト、omnisphere(オムニスフェア)を使用しています。

音源を作るのに、実際にある様々な音をサンプリングして加工しているソフトになります。物凄く深くて存在感がある音色が特徴です。

欠点としましては、その音源の存在感が強すぎて、他よりも際立って目立ってしまうところです。

例えるならば、主役級の俳優があまりにも勢ぞろいしたドラマは目移りしてしまい、全体としてうまくまとまらない、そんな感じです。

ここぞというソロなどに使用して、他の脇役のパートなどは、一般的なソフトのものを使用するなどして合わせた方がいいかもしれません。

とは言え、この曲に関しては全てこのソフトです。

「あいつの足音、心霊音恐」と名付けました。人を怖がらせるために、不気味と思うような音色を何種類か選んで、組み合わせたりしています。

作詞は「よこしま」さんがしています。何曲かコラボさせてもらっています。

音の響きに音程が感じられないものも多く、テレビの砂嵐のような音とか、いろいろ組み合わせて作りました。

今は、自分のパソコンにはこのソフトを入れてません。ソフトを前のパソコンから出す前に壊れてしまったので出せなかったという経緯があります。

高いソフトですと、ソフトにより使い方があり、何台もパソコンにコピーなどはできないようになってますので、パソコンが壊れたときのことも考えておくことをオススメします。

話は変わり、皆さん、怪談話、ホラーなどは好きですか? 私は、実は苦手ではありません。作り手側の立場、作家的な意味あいで分析してしまい、自分がその身になって怖がるということができないから、あまり怖くないという感じですね。

普段でも、墓が近くにある暗い道でもそれほど怖いと思わず歩いたりします。自分が何か恨まれることでもしなければ、幽霊も襲ってこないかなという感じです。幽霊を信じないわけではありません。

ブログでも何でもそうですが、季節の先取りして、その時期になれば、どういう話題が来るとか、そんなことを考えてネタ作りをしなければいけません。ブログでも季節ネタ、時事ネタはそれなりにアクセスが集まります。

今回は、怪談みたいなホラーみたいな動画作りのため、怖い曲を作ってみよう、というテーマでした。もうそろそろ秋のことも考えなければいけません。とは言え、まだ収益は上げられていませんが、アクセスが集まっているという現状がモチベーション維持に繋がっています。

見てくれているお客様が神様です。

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日常 自作曲紹介

ブログのことと夏の曲「Summer Vacation」について

最近、お陰様でココナラでの編曲の仕事を無理のないスケジュールでこなすことができています。

ブログは本来の目的は、ブログでアクセス集めて、その方々に広告も読んでもらい、クリックしてもらい、それでアフィリエイト収益を上げることですが、

その本来のことに関して言いますと、これまでにU-NEXTについて、一件成果があったのみになっています。それ以外は、自分の知り合いの方に協力してもらったのが数件です。

お陰様で、収益はないものの、アクセスは一か月18000アクセスと、同じぐらいブログをしている人より集まっているらしいので、それなりに検索で入ってくれる人がいらっしゃるようです。

他に、前にも書きましたが、ポコチャで配信をぼちぼちしていまして、そこにプロフィールでこちらのブログを掲載してますので、そこから見にきてもらえるのもあるとは思います。

ブログで成功するには、収益を上げるより、来てもらった人に、もう一度見にきたいと思ってくれることが、何よりと思います。

今はアクセスがあるということが、モチベーションを維持することに繋がっています。


話は変わり、冒頭の曲「Summer Vacation」を今回は取り上げてみました。もう夏も終わりですが、夏の曲です。

歌詞は、インターネットでのアマチュア音楽のサイトにて、知り合った相水毬緒(MIRY)さんの歌詞に、曲をつけさせてもらっています。

相水さんとは、公表している曲で18曲、コンペに提出した曲で2曲で、今のところ合計20曲作っています。今数えてみて、こんなに多かったんだと驚きました。

コラボした曲の数では、一番初めに作詞してもらった「はらぴょん」さんも多かったですが、超えたかもしれません。

この曲は、夏の曲とあって、ウクレレ、スチールギター、クラシックギター、ベースギター、コンガなど、生楽器中心で作成しています。

ソフトの音と、生楽器の音は、あきらかに違うものがあります。深みがあるというか。

スチールギターは、卓上におき、金属のバーをスライドさせて演奏させるものです。スチールギターの教則本を一つ買い、それで簡単なコードというのを覚えましたが、演奏の仕方が、ギターとは全然違います。

金属性のバーですので、複雑な押さえ方というのができません。そのため、6弦のあるうちのある弦をミュートするなどして、メジャーコードやマイナーコードなどを出します。

なお、上は自宅のではなくネットでひろった画像です。

今はパソコンのソフトで、様々な楽器の音が再現できたりしますが、それでも完全には再現できていないという印象はあります。

人間が歌う歌、ボーカルが一番再現が難しいものだと思いますね。

ボーカロイドがいくら進化しても、人間の声にはなかなか近づけませんね。とは言え、AIの進化により、最近ではテイラースイフトの声で、YOASOBIの「アイドル」を歌わせたりして、結構凄いことになっています。

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音楽批評

名曲「ハナミズキ」のパラデータを入手して自由に編曲して配信可能!

この記事にはプロモーションが含まれます。

あの名曲「ハナミズキ」のパラデータを入手して、自由にアレンジできたら? と考えれば、少なくともDTMをある程度したことがある人なら、誰しも「それやってみたい!」となるような気がします。

それが今できるんです!

Rework with 「ハナミズキ」は、デビュー20周年を迎える一青窈の節目を記念して、tunecoreより、パラデータをダウンロードできます。その音源を使用することにより、「ハナミズキ」の二次創作が可能となります。

Rework with「ハナミズキ」 (tunecore.co.jp)

パラデータとは、各楽器ごとの音源のデータと考えてもらってかまいません。

  • ピアノが弾ける人なら、ピアノ部分を全く違うアレンジで弾いてみて重ねるとか?
  • ラップができる人なら、ドラム部分を打ち込みに変えて、ラップの声を重ねるとか?
  • はたまた、エレクトロなダンスミュージックにしてしまうとか?

その人が好きなように、アレンジすることができます。

ダウンロードするには条件があります。tunecoreに登録されていない方は、新規登録する必要があります。

二次創作した楽曲は、tunecoreで、なんと無料で! 配信できます。そして収益の50%を収益化できるんです。

費用ゼロから始めて収益がもらえるなんて、本当に美味しすぎる企画です。

日本テレビの番組「SENSORS」とも連携しており、優秀な作品はこの番組で紹介もされるようです。

ただし、作成した楽曲はtunecoreでのみ配信できますが、他のYouTubeなどへの投稿はNGとなります。

私も早速挑戦! ダウンロードした後で、Cubaseにて、オーディオファイルを読み込みました。

ファイルには英語で名前がつけられていますが、実際にその音を鳴らすことにより、それが何なのかすぐに分かります。

最初ファイルは、アルファベット順に並んでいるため、トラックの順番を変えることにより、グループ分けします。この時に、視覚的に分かりやすいように色分けもしておきましょう。

メインボーカルの他、コーラスパートもハモリ上、ハモリ下の他、メインボーカルと同じ音程の音もコーラスパートに入っています。

ドラムが異様に多い印象ではありますが、以前誰かから聞いた話ですが、ドラムについては、ドラムの上からや、左右からや、また各パートの近くにマイクを置いたりと、一度に多くマイクを置くことで、立体的な音作りができるようです。

ドラムのパートは「トップL」「トップR」などと左右の名前が書かれているものがありますが、「L」は左に、「R」は右にミキシングのときに配置すればよさそうです。

専門的な話になりますが、ドラムパート、コーラスパートなどトラックが多いものは、グループチャンネルを作り、まとめてエフェクトや音量調整などできるようにした方がいいですね。その方が時間が短縮でき、パソコンへの負荷も少なくなります。

この状態で、一度に鳴らせば音量が大きいので、それぞれ音量を下げる必要がありますが、最初はドラムだけ鳴らしていい感じに聴こえるようにしてから、

ボーカルとコーラスについて鳴らして、いい感じに聴こえるようにさせるなど、

各パートごとの音量の調整をしながら、合わせればいい感じに仕上がります。

この曲についていえば、ピアノとストリングスとボーカルだけで、立派に奥深く聞こえるサウンドになりますので、この三つが軸となり、それを邪魔させないように、他のパートも配置させていきます。

原曲のサウンドは頭の中で再現できるぐらい知っている人は多いとは思いますので、ここはあえて原曲は聴かず、自分ならどうミックスさせるのか? という視点で自分なりのミックスをしてみましょう。

ボーカルやストリングス、ピアノなどの生楽器には、リバーブは最初かかっておりませんので、かるくリバーブもかけた方がいいですね。

装飾的な音は、中心ではなく、左右に散らすことにより、立体感が出ます。

二次創作をたとえしなくても、プロの人はこういうパラデータを使ってミックスしているのだ、とか、またファイル名にこういう名前を使っているのだ、とか、ダウンロードすることで、勉強になることが多いです。

次に二次創作ですが、ピアノが弾ける人なら、ピアノ部分をミュートして、自分のピアノを録音させて重ねるといいですね。

極端に言えば、ボーカルだけ残し、他を全部こちらで一から作成しても構いません。

この頃の音楽は既にDTMをベースに作られていまして、正確なBPMに合わせて演奏されていますから、打ち込みサウンドに合わせることだって、違和感なくできたりします。

DTMや音楽に、マンネリ気味でしたら、是非ともこの企画に挑戦してみてください。私もこれから自分ならどうミックスさせるか? また自分ならどう二次創作させるか? 挑戦してみます。

応募期間が決められていますので、詳しくは冒頭のリンクから入り、確認してみてくださいませ。

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ピアノ協奏曲「奥の細道」Spotifyにて配信、各曲の解説など

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もう10年以上前に作ったピアノ協奏曲「奥の細道」ですが、最新の音源、Native Instruments社のKomtact Factory Libraryにてリミックスしたデータを、昨年2022年10月よりSpotifyなどのサブスクにて配信しております。

本当に当時作成していたデータをMIDIデータで残しておいて本当によかったと思っています。

DTMをされている方は、Cubaseなどのソフトのファイルだけでなく、ミックスのオーディオデータとともに、MIDIデータも保存されることをオススメします。

MIDIデータがあれば、他のソフトに音符などのデータを読み込まれることができます。

私は一番最初にDTMを始めた頃は、Singer Song Writerというソフトを使用していまして、そのファイルは保存してあったのですが、MIDIデータがないため、他のソフトで読み込まれることができず、再現させるには耳コピで調べるしかないという状況です。

なお、このアルバムの配信ですが、実は登録料金など、一切私は負担しておりません。

えっ、そんなことできるの? という感じではありますが、それができるのです。

オーディオストックでライセンス販売すれば、TikTokなどでオリジナル曲として使用できることを以前紹介しましたが、

サブスクでのアルバムの配信のサービスについては、オーディオストックに曲を登録すれば、ライセンス販売の審査に不合格の曲に対してでも、アルバム登録をすることにより、サブスクでの配信ができます。

AudiostockでBGM・効果音を販売中!

もちろん、無料な分、配信で得られる料金に対してある程度の割合で、徴収される仕組みになっております。

以前、音楽関係者の方が、サブスクで得られる料金が驚くほど安いことで、暴言を吐いてニュースになったこともありますが、本当に驚くほど、得られる収入は安いです。

正直に告白します。2023年4月から6月の三か月で、得られたこのアルバムの配信収入は34円でした。一か月10円余りです。

勿論、これが何かの間違いで世界的なアーティストが話題に上げたりするような事件が起きたら、凄いことになるかもしれません。

ピコ太郎の動画が、ジャスティンビーバーによって取り上げられたことで世界的なブームになったことは、知っている人も多いでしょう。

でも、そんな宝くじに当たらなくても、自分という存在が作った曲を、聴いてくれる人が、少なくてもいて、その人が聴いてくれれば、それでいい、と今は思うようにしています。

スポティファイでは、広告が定期的に入ることを苦にしなければ無料で視聴可能です。広告が入らないスポティファイプレミアムもあるようです。

作業のBGMとして、私のこの曲など使っていただけると、とても嬉しく思います。


さて、今回は、自作のピアノ協奏曲「奥の細道」を解説させていただきます。

8つの楽章は、松尾芭蕉が江戸から、仙台、山形、新潟と通り、岐阜の大垣まで旅した旅行記であります「奥の細道」で実際に詠まれた俳句を題材にしております。楽章は詠まれた俳句を時系列で並べています。

興味のある方は、読んでみてくださいませ。変拍子がいくつかある、独特の雰囲気を持つ組曲となっています。

第1楽章 行く春や鳥啼き魚の目は泪

奥の細道で最初に詠まれた俳句で、江戸を出発するときの別れの様子を表しています。

曲としては、春のさわやかな、それでいて、どこか切ないようなそんな雰囲気を、3拍子のかろやかなリズムに乗せて奏でています。

エンディングの畳み掛けるようなアップテンポの盛り上がりは必聴の価値ありです。

オーディオストックにて、動画などで著作権フリーで使用できる音源として発売中です。下のリンクからも聴くことができます。

春の雰囲気の華やかで抒情的なメロディー… (No.4275) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

第2楽章 あらたふと青葉若葉の日の光

松尾芭蕉が日光に行ったときに、日光東照宮の威厳の深さ、また木々には若葉が出て、そしてその中から太陽の光が見えるという俳句です。

「日の光」と「日光」をかけています。「あらたふと」は「あらとうと」と読みます。「あら尊い」という意味です。

曲としては、物凄く江戸感まっしぐらの作品となっています。聴いたことあるようなリズムと思われた方もいらっしゃるかもしれません。

水戸黄門のテレビドラマの曲のリズムそのままです。メロディーなどは引用すると盗作の扱いを受ける可能性もありますが、リズムやコード進行については、引用は一般的には認められていて、それで訴えられるケースはほとんどないようです。

威厳のある雰囲気を讃えたような、江戸時… (No.4281) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

第3楽章 かさねとは八重撫子の名なるべし

那須の高原を馬に乗って歩いているときに、「かさね」という名の子供が近くに寄ってきた、というエピソードが書かれていて、それに対する俳句になっています。

この俳句だけ、松尾芭蕉ではなく同行した曽良による俳句になります。八重撫子は「やえなでしこ」と読みます。

曲としては、5拍子の軽やかで可愛いリズムですが、真ん中あたりに曲調が違う怖いような感じの場面がありますが、これは突然の落雷が襲った、というような想像での設定を入れています。

この曲が私にとって、この中で一番愛着がある曲と言えるかもしれません。後で、ポップスとして「雨の日と火曜日の朝は」という曲で、カバーしています。

可愛い子供をテーマにした楽曲で、五拍子… (No.4282) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

第4楽章 夏草や兵どもが夢の跡

「兵」は「つわもの」と読みます。岩手県の平泉に行ったときに、平家が以前栄えていた痕跡は何も残っていない、という様子を詠んでいます。

曲としては、源平の合戦をイメージしたような、ほら貝の音のようなものを、ホルンの音で再現させています。

真ん中部分は、おだやかなピアノアルペジオ、そして最初のイメージと3段階の構成になっています。

時代劇の軽やかな雰囲気、そしてイメージ… (No.4283) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

第5楽章 閑かさや岩に沁み入る蝉の声

「閑かさや」は「しずかさや」と読みます。山形県の立石寺に行ったときに、岩に沁み入るように蝉の声が聞こえた、というひっそりとした静寂を表した、松尾芭蕉の代表的な俳句です。

実はこの立石寺、私は一度、元の嫁と二人でドライブで訪れています。地元、松尾芭蕉と同じ三重県伊賀市が故郷ですが、そこから、新潟経由で山形県の立石寺へ行っています。6泊7日です。

そのときは、元の嫁が体力的に限界だったため一番上までは上ることができず、半分ぐらいのところで引き返しています。動画があるので見てくださいませ。上まで登りたかったというのは本音です。

曲では、サティの「ジムノペディ」を真似したとした思えないような三拍子のゆったりとしたリズムに合わせ、オーケストラの楽器が、ミンミンゼミやツクツクボウシの鳴き声の真似をしています。

どの部分がそれが一度聞いてみてくださいませ。自然の鳥の鳴き声などを、曲の中に取り入れるという手法は、ビバルディの四季の春などでも行われていたりします。

なお、専門的な話にはなりますが、テレビのNHK教育でのクラシック音楽の番組で、神秘和音、というものを紹介していました。一般的なコードの概念からは外れるような複雑な音の組み合わせにより生じる和音のことです。

私はそれを再現させたくて、思考錯誤の結果、不思議な組み合わせの3つの和音を作り、循環させています。

シリアスな雰囲気に合うスローで静かな楽… (No.4284) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

第6楽章 五月雨を集めて早し最上川

「最上川」は「もがみがわ」と呼びます。「五月雨」は「さみだれ」と読みます。五月の雨と書きますが、梅雨の時期に振る雨のようで、季語としては初夏を表すようです。

松尾芭蕉が急流の最上川を川下りしたことを俳句に詠んでいます。

ということもあり、アップテンポなわくわくするような曲を作成しました。コントラバスが、低音でボンボンと一定のリズムで鳴る様子は、現代の4つ打ちのリズムを目指していて、この曲に関しては全く日本を感じさせない曲に仕上がっています。

ピアノは裏拍を意識したリフ的なピアノを入れています。これも、あまり前例がないような感じはします。

疾走感あふれる明るいオーケストラBGM (No.4285) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

第7楽章 荒波や佐渡に横たふ天の河

荒海が新潟の海岸に押し寄せていて、向こうには佐渡島が見え、天には天の川が見える、という様子を俳句にしたもので、松尾芭蕉の俳句の、現代の人気投票で、確かこれが1位だったのを見たことがあります。

私はこの曲を、第7楽章ということもあり、変拍子の中でもマニアックな7拍子にて作成しています。私はこの拍子で作成したのはこの曲だけです。

3拍子と4拍子が交互に繰り返されることで、7拍子となっています。

ゆったりしたスローなピアノから入り、乱暴に叩くかのような重厚なシーンへと繋がります。荒海を表しています。

途中、急に晴れたかのようなキラキラしたシーンがありますが、それは天の川の様子をイメージしています。

この組曲の中で、私以外は作れないのではないかというマニアックな、私の個性がよく出ている作品かと自分では思っています。

ミステリアスなファンタジーBGM (No.4286) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

第8楽章 蛤のふたみに別れ行く秋ぞ

奥の細道の結びの地、大垣にて詠まれた俳句になります。

曲としては、これまでの旅を振り返り回想するかのように、これまでのそれぞれの曲の一部分を部分的に取り入れたりしています。

ほのぼのとした哀愁を感じさせ、表情が幾… (No.4287) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

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DTM中上級者向け

【モニタリング環境】スピーカー、ヘッドホン、スマホで最終チェック

上の写真は私のスタジオ・・・ではありませんが、DTMをする人にとって、理想的なモニタリング環境はとても重要です。

DTMをする人により、スピーカー派とヘッドホン派に分かれるとは思います。私はスピーカー派です。

左右のスピーカーと自分が正三角形ぐらいの位置で聴くのがいいとされています。

ヘッドホンを頭につけていると、しめられているような感覚があり、ヘッドホンはあまり私は好みません。

とは言え、アパートやマンションなど、隣の部屋に響くような環境でしたら、近隣の迷惑も考えて、ヘッドホンの一択になる人も多いかとは思います。

スピーカー

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スピーカーの特徴としましては、実際に目の前で演奏されているかのような臨場感を味わうことができる、というのが一番のメリットかと私は思います。

低音もしっかりと響くタイプの大き目のもので、モニタースピーカーとして人気の高いものを選ぶと間違いないでしょう。

私のイチオシはヤマハのMSP5です。スリープフリークスというDTMレッスンのサイトでの人気投票でも、1位となっていまして、それを知った後で購入しましたが、物凄く使い心地がいいです。料金の割に音がいい、というのが一番ですね。

上の写真は私の実際のDTM環境の写真です。

ヘッドホン

ヘッドホンの特徴としては、左右を極端に聞き分けられるということだと私は思います。

ある楽器が左側だけで音が鳴るようにミキシングされた場合、左耳からしかその音が鳴りません。

スピーカーの場合は左側からだけ鳴っていても、それは右耳からも聞き取れることになりますので、そこが大きな違いですね。

勿論、音が周囲に漏れることを心配せずに作業できるメリットも大きいでしょう。

ただ、左側だけで聞き取れる、という環境は、ヘッドホン特有のもので、現実世界ではほとんどないのだと私は思います。

左側から誰かが叫んでも、それは右耳からも聞き取れるからです。

スマートホン

実はこのスマートホンでのモニタリング、これが今の世の中、重要になってきているのかな、と私は思います。

電車の中で、スマートホンをイヤホンで聴いている人も多いでしょう。また、車の中などで休憩中は、スマホから直接動画などの音を聴くケースも多いですね。

スマートホンのイヤホンは様々なタイプがありますが、ヘッドホンに比べて低音が小さく聴こえるイメージはあります。

また、スマートホンから直接聴く場合には、左右のステレオの感覚はなく、モノラルで聴こえます。また、低音が聞き取りにくいのが特徴です。

実は最近、ココナラで仕事をしていて、お客様より厳しいお言葉をもらったことがあり、その原因をさぐっていますと、どうもこのスマホでのモニタリングにあるのではないかと、最近気づいたのです。

和太鼓の音を全面に出したアレンジを作ったつもりでしたが、いざスマホで視聴してみますと、ドンという音の響きが全くなくなっていて、それに比べてエレキギターなどの倍音のきつい音が、やたらと前に出てくる感じで、物凄くバランスが悪く聴こえました。

低音がしっかり響くスピーカーですと綺麗に調和されている音が、スマホで聴いてみますと、本当に下手でお粗末な感じに変わってしまいました。

曲を提供する相手は、スピーカーで聴いている人もあれば、ヘッドホンで聴いている人もあり、スマホで聴いているケースもある、そのことを意識する、つまり聞き手側の環境を予想することで、どんな環境で聴いても変に聴こえないようなアレンジを目指すのが、安全な手段であると私は思います。

あえてもう一つモニタリング環境として入れるとすれば、ラジカセになるとは思いますが、スピーカー、ヘッドホン、スマホ、最低この3つでのモニタリングで変に聴こえないか? 違和感がないか? などのチェックをすることが重要になると私は思います。

今回は、上級者向けの内容となっていますが、初心者の方にも理解できる内容のブログです。

今度、こういうブログを書いてほしいとか、リクエストがあれば、コメントなどで書いてくださいませ。

BEE音楽スクール メディア買取ネット
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自作曲紹介

【笹の葉サラサラ】七夕のオリジナル曲、ワンコーラスで転調2回も!

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明日は2023年7月7日、七夕ということで、5年前に作った七夕をテーマにしたオリジナル曲「笹の葉サラサラ」について、紹介させていただきます。

上の動画はその曲のPVとして、日本三大七夕祭りの一つ、愛知県の安城市で開催されます、安城七夕祭りの様子と合わせています。

DTMで作成したオーケストラのアレンジとポップスという構成で作りました。音源は、当時はCubase付属音源のハリオンソニックで作っています。今持っている音源の他がクオリティーは高いですが。

この曲はゆったりとしたバラードなのですが、工夫した点としましてはワンコーラス(1番2回も入れたということです。

Aメロ E♭m 変ホ短調、長調で表すとF♯

Bメロ B♭  変ロ長調

サビ  Bm ロ短調  長調で表すとD

あまり今まで聴いたことがないような転調という感じを持たれた方も多いかもしれません。

転調について、長調に直したキーで説明します。

AメロはF♯(青)で、Bメロに向かって♯4移動するB♭(黄)の転調、

BメロはB♭(黄)で、サビに向かって♯4移動するD(赤)の転調、

二番に入れば、

サビはD(赤)で、Aメロに向かって♯4移動するF♯(青)の転調、

と、転調ごとに♯4上がっていくという構造になっています。

実はこの♯4上がる転調というのが、あまり事例が少ない転調でして、そのためかちょっとした違和感を感じさせる転調です。

それに対して♯3上がる転調というのは、事例がとても多い転調になります。

他に、転調による変化を際立たせる意味もあり、Aメロ、Bメロ、サビで、楽器の構成を変えました。

Aメロは弦楽器、ストリングス中心の切なくて穏やかな雰囲気、

Bメロは木管楽器中心の軽い雰囲気、

サビは、弦楽器、金管楽器、木管楽器など勢揃いして壮大な雰囲気、

にしています。

笹の葉サラサラ 作詞 相水毬緒(MIRY)

願い事はもう 星に着いたかな
細く薄い紙 たった一言の夢

朱色した鼻緒だけが 音のない切なさ
縁側の僕は独り 面影を辿る

笹の葉サラサラ ふと吹いた
夜風にヒラヒラ 君香る

二人書いた文字 叶わないままに夢

この胸に消えずにある 去年見た笑顔の
儚げ(はかなげ)な美しさが 昨日のよう

笹の葉サラサラ 聞こえたよ
名前を優しく 呼ぶこえが

笹の葉サラサラ 会いたいよ
星空見上げて 君探す
笹の葉サラサラ ふと吹いた
夜風にヒラヒラ 君香る

今回の曲はメロディーが先にあり、それに歌詞を考えていただきました。歌詞も人それぞれ感性が違うので、コラボすることにより、新しい世界が広がります。

毎回思うのですが、曲をしめてくれるのは、ボーカルの方の説得力だと感じさせられます。やはり主役はボーカルですね。

七夕祭りもそうですが、コロナに対するとらえ方が引き下げられたことが影響して、旅行客が、日本、世界ともに回復傾向にあります。

行ったことがない場所へ訪れること、それは感性を磨く意味で、音楽に対してだけでなく、人生に対して、とても意味あることですね。

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音楽批評

【推しの子】吹奏楽とオーケストラを聴いた、率直な感想【凄い!】

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今回も他の方の動画を聴いて感想を言うという、他力本願なブログとなります。

【推しの子】はアニメは、YouTubeでオススメに表示されてから、気になっておりました。オープニング曲であるYOASOBIの「アイドル」は最速で1億回の視聴回数をたたき出すなど、そのブームはとどまることを知りません。

YouTubeでもカバーされることが多く、その中で吹奏楽のアレンジが上の動画です。

大阪桐蔭高校吹奏楽部ですね。吹奏楽部に、今はティンバニーやハープもあるのですね。私(還暦手前)が高校のときは、ティンパニーやハープはなかったと思います。

このアレンジでは、そのときメインパートを演奏している人が立ったりという工夫の他、男性の掛け声とか、ペンライトを振るとか、見ていて面白くなるような工夫がされており、

これがエンタメということなのだろうと、とても感心させられました。

恐らく指揮を振っている教師の方が、アレンジの方をしているのだと思いますが、それぞれの生徒に活躍してもらいたいという、意識は昔のクラシックの作曲者以上にあるのだと思います。

あるパートが際立つ部分、全体がバッと揃ってインパクトのある部分、見ていてとても感心させられます。

私は高校や大学時代、高校ではバスケットボール部、美術部、大学では将棋同好会、と音楽に関する部活に入ってませんでしたが、音楽に力を入れているため、学生時代に音楽に携わる部活に入りたかったと、少し後悔しています。

上の動画は、オーケストラアレンジです。最初の吹奏楽は実際の演奏なのに対し、こちらはDTMでの再現になります。

吹奏楽の動画よりもこちらを先に見ましたが、本当の演奏であるかのように音の調和が自然で、私はこれを聴いたとき、本当に私など足元にも及ばないなという感想を持ちました。

弦楽器、木管楽器、金管楽器、それぞれの音の個性を熟知して、その音が映える楽器選択しています。脇役のハーモニーの旋律もはっきりと聴こえ、ただただ感服するしかありません。

今、話題沸騰の【推しの子】ですが、今U-NEXTにて最新話まで視聴可能です。テレビ放送はしておりますが、全国でも映らない地域が多く、この機会に登録してみましょう。

31日間は無料トライアル期間ですので、今では【推しの子】が、ワンクール全話視聴可能となります。

U-NEXTは、見放題作品数No.1の動画配信サービスです。

動画だけでなく、電子書籍も一つのアプリで楽しめます。

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私も最初無料トライアルから初め、昔見た映画を見たりとか、内容が充実していたので、今も継続して使っています。