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自作曲紹介

「白昼夢~不気味な琴の調べ」がコンピレーションアルバムに収録!

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ホラー, Vol. 71 -Instrumental BGM- by Audiostock ‑「コンピレーション」by ヴァリアス・アーティスト | Spotify

「白昼夢~不気味な琴の調べ」という曲がありますが、こちらがオーディオストックが、様々なクリエーターから選んで出す、コンピレーションアルバムに収録されました。

前回の「ニューヨークの朝~ジャズギターのために」に続き二回目の収録になります。今回は、ホラーという特集のアルバムになります。

上のリンクからスポティファイのページに入れますが、17番目の曲がそれになります。私の名は「TheGoronyan25」です。

これまで、実のところ私生活で嫌なことが続いていたのですが、ここ一週間ほど、悪い機運の流れが変わったかのように、いい流れになっています。

神様がいるのかどうか? 私は断言することもできませんが、自分自身がいい行いをすることにより、自分の運命もいい方向に向かいやすくなる、というのは本当によく実感するところです。

人が見ていないから大丈夫、ばれなければ大丈夫、そういう考え方をする人がきらいです。自分に対しては、いつも清く正しく、を心がけています。

さて、DTMがメインコンテンツの本ブログですので、この曲についての解説など行います。

シンセサイザーで、図のように、

C4、G♯4、D♯4、A4(コードではなく、単音)と、単音で、4小節が機械的に繰り返されます。

それに対して、琴が琴として一般的な平調子(ひらぢょうし)というスケールで演奏します。

上の図はネットでお借りしたものですが、一番左のレの音は1オクターブ下になります。

レ、ソ、ラ、シ♭、レ、ミ♭、ソ、ラ、シ♭、レ、ミ♭、ソ、ラ

琴は13本の弦に対して柱をチューナーを頼りに配置させることにより、13の音が鳴ります。ただ、左手で押さえることにより、音を上げるということができます。ギターでいうチョーキングですね。

こちらの画像は、小さいため見にくいですが、曲の前半部分のシンセと琴のピアノロール画面です。

シンセは機械的に淡々と同じことの繰り返しをし、それに対して琴はまるで無視するかのようにわが道を行き合わせることもせず、淡々と平調子で音を奏でています。

シンセはNative Instruments社のKompleteに収録されておりますアゼリアルアースというシンセで、ジュピターオルガンという音色を使っております。

琴は同じくNative Instruments社のEast Asiaという音源より、琴を選択しております。琴として一般的なスケールが対応しております。今回は平調子を選んでいます。

琴を琴としてではなく、シンセのように使うこともできるのですが、琴が琴らしく響くのは、琴のスケールを使うことだと思います。

平調子のスケールを上に書きましたが、上のピアノロールでは、平調子にないミの音やシの音を押さえる箇所があります。

この琴の音源は平調子にないミやシの音を押さえたときに、ミやシの音が出るのではなく、チョーキングや、速弾きなどの音色となります。

実際の演奏からサンプリングされて作られた音源ということもあり、物凄くリアルに聴こえます。

この不気味な4小節サイクルの音の繰り返しと、リアルな琴の響きが、違和感となり、不気味、怖い、という世界観を演出させるという意図があります。ある意味現代音楽的なアプローチと言えるかもしれません。

今回は、自分の曲がコンピレーションアルバムに選択されたことを紹介させていただきました。

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DTM初心者向け

上野天神祭のだんじりのお囃子を、DTMで再現させてみた

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2022年10月23日に、地元の三重県伊賀市で三年ぶりに行われた上野天神祭の模様は24日のブログに掲載しました。

自称作曲家の私としましては、だんじりで奏でられるお囃子の音を、なんとかDTMで再現できないかと試みやってみました。

なかなかいい感じでしょう? 今回はこれの作り方を解説します。

Native Instrumentsの「EAST ASIA」より、「尺八」「鐘」「桶胴太鼓」の三つを使用します。

尺八

前に琴について説明しましたが、尺八も基本的な使い方は同じです。

実際の祭りの囃子を耳コピしますと、

ド、ミ♭、ファ、ソの音を使っていることが分かりましたので、

キーとしてE♭のメジャーペンタトニックスケールにします。

スケールについてはまたの機会で解説します。

鍵盤の水色の箇所が、実際にその音が出る箇所になります。

水色の近くの薄紫色の部分は、その音ではなく、ペンタトニックスケールの音に、尺八独特のこぶしのような音が入っていたりします。

今回実際の現場で演奏されているのは、尺八ではなく横笛ですので、今回は水色の鍵盤だけ使うことにします。

左上の部分では吹く強さを調整できるところがありますが、そちらは初めのままでも構いません。

原曲を聴きながら、テンポトラックでテンポの速さを確認して、設定します。

横笛は実際の現場で、複数の人が同じフレーズを吹いていますが、ここでは3トラック作り、メトロノームのテンポを頼りに、リアルタイムで鍵盤で打ち込んでいきます。

3トラックはコピーするのではなく、それぞれ別々にリアルタイム録音させます。

このとき、クオンタイズはかけないでください。全てのタイミングが揃ってしまいますと、複数の音に聞こえず、1つの音がただ音量が大きくなっただけになってしまいます。

その後、3つのトラックの定位を決めます。左右の配置のことです。真ん中と、左50、右50ぐらいでいいかと思います。

完全に左、完全に右だと、実際に聴こえる感じではないため、ある程度真ん中からずらす感覚がいいです。

次に鐘の音を入れます。

鍵盤の中央あたりの水色と薄紫色の部分で、鍵盤の場所により、叩く強さであったりニュアンスが変わります。

また、赤色と橙色の鍵盤の部分は、鐘を叩くときのよく使うフレーズのようなものが入っています。

今回は原曲と同じフレーズがないので、鍵盤で演奏してみます。

これも尺八同様に、3トラック作り、それぞれキーボードで演奏します。定位を左右に分けることも尺八のときと同様です。

OKジョブシニア

桶胴太鼓

最後に桶胴太鼓です。使い方は鐘と同じです。

鍵盤の黄色部分は、縁を叩いたときの「カっ」という音です。

実際の現場で、この太鼓は一つのようですので、トラックは一つにします。

上の画像は、「MixConsole」を開いた画面になります。ミキサーのことですね。

尺八と鐘と桶胴太鼓の音量を、耳で確認しながら調整します。

実際の祭の囃子の音より、乾いた感じに聴こえますので、全体にリバーブを入れます。

Stereo Outの「INSERTS」を開き、「Room Works」を選択し開きます。

プリディレイは時間を遅らせてリバーブをかける場合に使いますが、今回は0にします。

リバーブタイムは、屋外ということで少な目の設定にします。1.5秒から2秒ぐらいにしました。

ミックスバランスは、リバーブと元の音の割合を設定するところです。20パーセントにしました。元の音が100なのに対して20パーセントのリバーブの音が追加されていることになります。

以上で解説を終わります。

CMになりますが、天神祭りのだんじりのお囃子を、参考にしながら作った曲をオーディオストックにて、著作権フリーの音源として販売しておりますので、一度確認してみてくださると嬉しく思います。下記リンクです。

祭りのお囃子、笛、鐘、太鼓【DTMにて】 (No.1346896) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

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DTM中上級者向け

Native Instruments「EAST ASIA」琴の音源

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今回は、DTMでも中級から上級に向けての内容になります。

Native Instruments社で、日本と韓国と中国の様々なメロディー楽器が収録されている音源として、「EAST ASIA」があります。

こちらは、演奏について実際にそれぞれのプロの人に演奏してもらった音を入れているため、リアリティーがハンパなくあるんですね。単音の他に、ちょっとしたフレーズとかも初めから入っていたりします。

音源について、英語ではありますが、NI社(Native Instruments)制作の動画が上ですので、見てください。おおよその音とかの雰囲気は伝わると思います。

同社が発売するKONTACTというサンプラー上で動く音源ですが、KONTACTはKOMPLETEというバンドルには初めから入っています。

KOMPLETE(コンプリート)はDTMを本格的にする人なら、必ずもっているといってもいいぐらい、有名でポピュラーなバンドルになります。

単体で購入すれば200万近くになってしまう音源、シンセ、効果などのソフトがセットで、破格の安さで購入できたりします。

値段については内容や時期によって変化しますので、NI社のホームページで確認してみてください。

なおEAST ASIAですが、KOMPLETE13というバンドル音源の無印版には含まれていませんでしたので、私はこれだけ単体で購入しました。

日本、韓国、中国の、メロディー楽器、打楽器が収められていますが、日本人にとってはやはり使用頻度が高くなるのは日本の楽器ですね。

今回は、に注目して、解説してみます。

「EAST ASIA」→「Melodic Japan」→「Koto」を選択しますと上の画像になります。

右上に「Scale」がありますので、そこで「Hirajoshi」を選択します。

オーディオストックというサイトにて、琴の曲のコンペがありましたので、琴の曲を作りました。

琴は大昔、私が子供の頃、家にありました。ただ誰が弾いていたのかも分からず、誰かが演奏しているのは聴いたことがありませんでした。

基本的には上の画像のように、13本の弦があり、それぞれある音程に調整することにより、音階を演奏できるようになっています。

「Hirajoshi」は平調子のことを示していますが、琴にとって一番自然でオーソドックスな音階らしいです。

スケールでは、他にペンタトニックとか、ダイアトニックとか様々な音階が選択できますが、やはり平調子の音階が、日本人は聞きなれているせいかしっくりきます。

「Hirajoshi」を選択しますと、下のキーボード上に、その平調子で選択されている音がどれなのかわかるようになります。

平調子は他の音階同様に、キーの高さを変えることにより高さを変えることもできます。

水色に見えている部分が、その音を鳴らせばその高さが鳴るという音になります。

水色以外の薄紫色の鍵盤を押してみますと、音が出ないわけではなく、平調子の琴を、三本同時にダラランと弾いたり、左手で抑えることによりピッチを上げたりとか、そんな音が入っています。

平調子の音階を意識しながら、キーボードを弾いているだけで、本当に自分が琴の先生にでもなったかのような錯覚を起こします。弾いていると時間を忘れます。

上の画像のように、左上にトレモロ奏法を指示できる箇所があり、演奏のときに、マウスでトレモロ奏法のところを動かすことにより、単音がトレモロ奏法になります。

ずっと同じ弦を刻んで弾き続けている奏法のことです。

私が持っているキーボードでは、リアルタイム録音でトレモロまでは再現できないため、一旦録音した後で、トラックの「W」のマークのオートメーション書き込みで、再度録音させてみます。

トレモロ奏法の場所を録音のときに動かしますと、自動的にCubaseのトラックの下に、「箏tremolo」と書かれたオートメーションが出てきます。

後は、トレモロ奏法を用いる長く伸ばした音のときに、オートメーションで鉛筆で書いてあげれば、トレモロ奏法を指示することができます。

上に上がるほど音量が上がりますので、クレッシェンドなども支持できます。

蒼穹の彼方まで届け

上の音源は私Goronyanが実際に、この音源を使用して作った曲になります。中盤あたり、トレモロ奏法とかも使っています。

また、前に書いたように、平調子で、平調子以外の鍵盤を押さえたときに出るような、奏法も使ったりしています。

この曲では、琴の他に、小鼓、宮太鼓も使いました。

この音源に惚れました、という言葉がしっくりくるぐらい、いい音源ですね。和楽器に挑戦してみたいという方には特にオススメの音源です。

なお、上記の曲ですが、HPや動画など、著作権フリーで自由に使える音源としまして、オーディオストックにて販売中です。

琴を主役にしたピアノ、弦楽器との共演! (No.1303670) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)