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DTM中上級者向け

エレキギターの音を【Guitar Rig】で再現【ソロ編】

少し前に、エレキギターの音をGuitar Rigというプラグインソフトを使って再現する記事を書きました。以下になります。

エレキギターの音を【Guitar Rig】で再現【アルペジオ編】 – GoronyanのDTMマインド~音楽と日常のこと

今回は、前回のアルペジオではなく、ソロギターについてになります。アルペジオは分散和音といって、コードの構成音を順番に弾いていく奏法になりますが、今回はソロギターですので、メロディーを弾くことになります。

こちらは、コードの音を意識しながらキーボードで音を鳴らしたものになります。この状態でもそれほど悪いわけではありませんが、エレキギター特有の奏法を意識するとリアルさが増します。

チョーキング奏法というのはエレキギターを弾いたことがある人なら知っているでしょうが、今回はそれを再現させます。

コントローラの中から、ピッチベンドを選択します。

歯車マークの設定を押します。

グリッド設定の中から、「セミトーングリッドを表示」にチェックを入れます。ピッチベンド範囲を設定します。通常で上も下も「2」になっています。半音は1で全音は2になります。

ギターのチョーキングでは全音上げで演奏するケースが多いため、通常は2にしておけばいいですね。なお、ギターではチョーキングとして音を下げる機能はありませんので、上方向だけを意識しておけばいいです。下に下げるピッチベンドは、通常ギターでは使いません。

「セミトーングリッドを表示」にチェックを入れることで、1のチョーキング、半音上げがどこにあるのかすぐに分かります。

ブログでは少しみにくいのですが、下のコントローラーで、上に上がり切った状態が2上げる、全音上げのチョーキングで、その半分のところが、半音上げチョーキングになります。

最初と比べ、チョーキングを入れることで少しギターっぽくなったと思いませんか?

実際のエレキギターですと、指の押さえる位置で、この部分はチョーキングを入れやすい場所などがあるのですが、そのあたりは実際にギターを練習してみて習得できる部分ではありますので、

まだギターを弾いたことがない人は、ところどころ、アクセント的にチョーキングで全音、もしくは半音上げる部分を入れることにより、ギターらしくなると覚えておいてくださいませ。

ピッチベンドで上げる箇所については、そのコントローラーで全音上げることになりますので、音符の高さの位置につきましては、実際に出す音より、チョーキング分下の音を出すようにしておく必要があります。

チョーキング奏法は、ギターで指で押さえる部分をぐいっと持ち上げることによりで高い音がなります。そのため、スライドさせるように、上がる必要があります。

コントローラーでも斜めのラインで書いています。もっとなめらかなラインですと、ゆっくり上がることになります。

今回は、ソロギター特有の奏法、チョーキングの再現についてご説明させていただきました。

セカンドストリート(買取) スマホの結婚相談所【naco-do】
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DTM中上級者向け

エレキギターの音を【Guitar Rig】で再現【アルペジオ編】

今回はDTMの中級者向けの内容となっております。

エレキギターの音を、なるべく本物のように、キーボードで叩いて再現できないか? という内容です。

私はCubaseを使っておりますが、クリック音に合わせて、キーボードの鍵盤を叩くことにより、ドラムとベースを作りました。コード進行はよくあるマルサ進行を使っています。

F→E→Am→C

エレキギターでは、今回はアルペジオ、分散和音についてしてみます。鍵盤で、コードの構成音を、弾いています。もしギターを弾いたことがある方でしたら、実際のギターで出しやすい音にするとリアルさが増します。

音は、ジャズギターの音色を使っています。その音色にしたのは、エフェクターがかかっていないリアルなエレキギターの音に近いと思ったからです。

プラグインから、Guitar Rigを開きます。

楽器の中で、Guitarを選択します。ギターリグはギターだけでなく他の楽器に向いているエフェクターもあります。

数多くプリセットのエフェクターがありますので、いくつか試してみます。物凄い数の種類がありますので、全て試す必要はありません。いいなと思ったら、それを選ぶ感じですね。

Timless Clean

Tight Vintage Rammfire

二つ音色を並べてみました。音色によって、イメージはずいぶんと変わります。エレキギターの種類を変えるよりも、もっと極端にエフェクターによって音が変わります。

このとき、聴いたときによほどの違和感を感じない場合は、クオンタイズはかけなくていいです。むしろ、クオンタイズをかけてしまうと、演奏した感じから離れて機械的な印象になります。

ギターを弾いたことがある方なら、この音の感じに少し違和感を覚えた人もいるかと思います。ギターは弦が1~6あって、分散和音の場合、弾く弦を変えることにより音の高さを変えています。

たとえば、ドミソと弾く場合、4弦でド、5弦でミ、6弦でソを引いたりします。つまり、同じ音がコードチェンジするか、もしくは同じ音がもう一度来るまで音が伸びているのですね。

そのように、音を編集してみます。

伸ばす音の他、最後のところは、コードで入れてみました。タイミングをずらすことにより、ジャラーンと弾いた印象になります。

Timless Clean

Tight Vintage Rammfire

どうです。結構リアルな感じに近くなったと思いませんか? 上級者の方は、もっと他にもマル秘テクニックがあるのかもしれませんが、今回は久しぶりにDTMの技術的な記事を掲載させていただきました。

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DTM

【対位法】をざっくりと学ぶならこの動画がオススメです!

私のYouTubeのオススメに、音楽ガチ分析チャンネルのこの動画があったので、見てみたら、物凄く勉強になりました。

という題名です。題名のつけ方も、物凄く計算されていて、ブログを書く私としては勉強になります。

「対位法」について私も、他の方が書いているブログなどで拝見して知っている程度で、実際のところその本を読んだこともありません。

音大で習う理論として、大きく①機能和声と②対位法があります。

①機能和声は楽譜を縦に見たコードの理論になります。

②対位法は楽譜を横に見たメロディーの重なりの理論になります。

機能和声は独学で分かっている人が多いのに対し、対位法は独学で学ぶことがとても困難な理論ということになります。

対位法はクラシック音楽で生まれた理論なんですが、そもそも現代のポップスなどの音楽にそれが必要なのかどうか? この動画では、今ではあまり使われずすたれた理論だと言っております。

現代の音楽では複数のメロディーが重なることがあまりないということですね。

ただし、オーケストラなどの大編成の音楽を作るのには必須とのことです。

現代のポップスでは、ベースにコードが乗り、それにメロディーが乗っています。

ジャズで例えますと、ウッドベースとピアノの伴奏で、サックスのメロディーが乗っているというケースですね。

ベースとピアノが伴奏で、メロディーが主役ということです。

それに対して対位法の思想では、重なるパートがそれぞれソロのメロディーを奏でると考えられるようです。

例えるならば、弦楽四重奏のようなケースです。

第一バイオリン、第二バイオリン、ビオラ、チェロで編成されます。

この場合、あるときは第一バイオリン、あるときは第二バイオリン、あるときはビオラ、あるときはチェロというように、曲の部分により誰が主役になっても構わないというような感じですね。

この動画では、対位法にはコード進行の概念がもともとなかったと説明されています。コードは複数のメロディーの重なりによって偶然生まれるものと考えられています。

クラシック音楽でも、対位法だけで作られた曲ばかりではなく、機能和声と複合されて作られている曲も多いとのことです。

現代では、対位法だけで音楽を作る機械はほとんどないとのことですが、上手なハモリを入れるときや、メインメロに対して通称「オカズ」と呼ばれるサブのメロディーを入れるとき、に、この対位法は役に立ちます、と動画では解説されています。

厳格対位法と呼ばれるクラシック音楽のものは、現代の曲ではほとんど覚える必要はないと言っております。

要点や発想を取り入れることで、今の音楽にも役に立ちます。

複数のメロディーを、それぞれ独立したものとして聴かせることが重要です。複数のメロディーが音程を上がったり下がったりする行為を、皆が合わせることは対位法的にはNGになります。

片方が上がれば、もう片方は下がるなど、メロディーラインを一杯からめあわせる、ことが対位法のゴールです。

そのために、

①メロディーの反行は、片方が上がれば、片方が下がるというようなメロディーのことです。

②対蹠的なリズムは、二つの旋律がお互いリズムをおぎないあって動くということです。

文章でいくら見てもピンと来ないのですが、動画でしたら楽譜と音楽を聴くことにより、感覚的に理解できますね。

その点は文章が負けているかもしれません。ただ、内容を読み返したりする作業は文章が勝っているかもしれませんね。

対蹠的なリズムでは、ある片方が止まったり伸ばしたりしているときに、もう片方が動くという考えです。

人が会話するときに、二人が同時に別のことを話していると、何を言ってるのか分かりません。一人が会話終われば、もう一人が会話を始めるというような、漫才でいうかけあいのような感じです。

今回は、YouTubeで発見した音楽の動画が素晴らしかったので、自分なりの解説も少しだけ加えてブログにしてみました。


もしあなたがクラシック音楽のような対位法を身につけたいのなら、対位法の教科書を習うより、クラシック音楽の複数のパートがあるスコアを見た方が有益だと私は思います。

30代のとき、クラシックの楽譜をパソコンに入力して音を出して、ホームページでアップしていました。

私がこれまで入力した楽譜のうち、オススメなのが以下です。

①は小学生でも知っている「春」の曲の他、全部で12曲ありますが、有名な曲がいくつかあるので親しみやすいです。

ヴァイオリン協奏曲と言えば、ヴァイオリンが主役となり、その編成をオーケストラなどでするケースが多いのですが、この曲は基本的には、ヴァイオリンと弦楽四重奏になります。パートがあまり多くないので、クラシックの打ち込みなどされたことが初めての方はまずこちらをオススメします。

DTMならこれを全部音符で入力するだけで、小編成の弦楽四重奏はこうやって作るんだということが理解できたりします。

②ホルストの「惑星」はオーケストラの楽譜になります。入力するだけで20時間以上かかるかもしれません。ただ、それを入力した後での、あなた自身のオーケストラ曲の作り方について、物凄く上達することは、ほぼ間違いありません。

私自身が、間違いなく、この曲のオーケストラスコアをDTMで入力した証拠として、私の以下の動画を紹介させていただきます。

この動画には明らかな間違いが一か所あります。次回のブログでは種明かしをします。次回のブログまでにコメントなど頂けると嬉しいです。「間違いは〇〇です。ブログのテーマで●●を取り上げてください」など書いていただけると、当たった方のご要望にお応えさせていただきます。

この曲は言わずと知れた平原綾香さんの「Jupiter」の元ネタとなっている曲です。

今回は、久しぶりにDTM、や、音楽理論について書きました。

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日常

兼業作曲家TheGoronyan25が、造園の仕事についてご紹介

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私TheGoronyan25は兼業の作曲家、編曲家として、ココナラにてお仕事させてもらっています。ココナラに入ってから新規登録して、「goronyan」で検索できるはずです。

そんな私ですが、ココナラでのお仕事ではとても生計はまだまだ立てられないため、本業として造園のお仕事をしています。

2023年2月より働きだして、1年と10か月になります。最初は誰でもできる簡単な掃除からスタートして、割合簡単な剪定作業などを覚えていき、今、松の剪定を本格的に始めています。

「松の剪定ができれば一人前」と呼ばれるように、松は造園の仕事の中でも、剪定としては一番難しい仕事で、奥が深いです。

頭の中で完成形のイメージはある程度できるようになりましたが、なかなか思うように仕上げられません。

松は繊細な木でもあり、あまり葉を取りすぎると枯れてしまいます。熟練の職人なら、松が元気かそうでないかを見極めて、剪定の仕方も変えるそうです。

剪定作業は、写真に映っている小さな和鋏(わばさみ)の他、剪定鋏や、大きな刈込鋏を主に使いますが、他にも電気のバリカンやエンジンのバリカンなども用います。

エンジンのバリカンは結構大きく、垣根を大きく刈るときに使ったりします。

最初の姿から刈り込んですっきりと仕上げる雰囲気は、人間の散髪に近いとは思います。カットして綺麗に整えて、見た目もいいように仕上げる感じですね。

人間の散髪と違うところは、人間の髪は丸坊主にしても、人間は死んだりはしないのに対し、木の場合は、これまた木の種類にもよるのですが、必要以上に葉を取りすぎてしまいますと、光合成が足りなくなって、木が枯れてしまいます。

そういう意味では、人間の散髪の要素の他にも、お医者さん的な要素も入る気がしています。

会社員や、学校の先生の場合、定年退職がありますが、造園の仕事、剪定の仕事には定年という制度は基本的にはありません。そのため年齢が高い人でも現役で働いていたりします。

私は、音楽の仕事をしたりしていますが、高校のときは美術部で絵を描くのも得意でした。そういうこともあり、綺麗に仕上げる感覚は、美術のセンスもいかされる気がしています。

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8月頃、伊賀市のあるところで剪定や掃除の仕事をしていたのですが、午後4時頃でしたか、激しい雷雨があり、その後、太陽の光が射したかと思えば、空に、二重の虹が見えました。ダブルレインボーと言うようです。

それは伊賀市のニュースでも紹介されていました。

伊賀地域各地でダブルレインボー撮影報告 激しい雷雨後に幻想的光景 | 【伊賀タウン情報 YOU】 (iga-younet.co.jp)

虹が見えると、何か心が晴れやかになる気がします。こんなちょっとした一瞬が、とても幸せだと感じます。

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写真がぴかぴかして、やや見づらいですが、紅葉の剪定をしたところです。親方より、うまく切ってるね、と珍しくほめられました。バランスが大切です。

私が働いているところは、庭師川島と言います。夏から秋にかけては剪定作業で大忙しになりますが、冬から春にかけては庭の設計と施工、フェンスの施工などもさせていただいております。

上記写真は剪定後の写真ですが、こちらのお宅の庭については、庭師川島の方で設計させていただきました。

京都の龍安寺のような枯山水(かれさんすい)と呼ばれる庭の形式です。白い砂利が印象的ですね。

庭師川島では、親切・速い・安いをモットーに三重県伊賀市を中心に、口こみにて、お客様を増やしていっております。

興味のある方は、一度HPを覗いていってくださいませ。

庭師川島 | 三重県伊賀市、庭木の剪定、伐採、外構まで格安で提供

造園の仕事をしていて本当によかったなと思うことは、お客様から感謝の言葉をいただくことですが、他に、楽しみの一つとして、お客様より10時と3時におやつ休憩として茶菓子と飲み物のセットを出していただくことがよくあることです。

これがひそかな私の楽しみであったりします。


最後に、作曲と編曲の仕事をしているココナラのご紹介です。「スキルを売り買いココナラ」とCMでも言っているように、技術的なことを売り買いするサイトです。

私は作曲と編曲の仕事をしていますが、これまで作曲と編曲の合計77曲取り組みました。そのうち、お客様の期待値に応えられないという理由でのキャンセルが3件ありますが、74曲は無事納品できたことになります。

ココナラでの作業の数ですが、一個の注文の中で複数曲が含まれる依頼も過去にありましたため、この数よりココナラでの仕事の履歴の数は少なくなります。

これまで一度だけ、最高ランクのプラチナランクになりましたが、今はブロンズのランクです。

納品の後で、購入者、作業者ともに、お互いの評価を入力できるようになっています。5段階評価をつけますが、その評価についてもランキングに影響します。

仕事を頼む者も受ける者も、丁寧なやり取りをする必要が出ますので、このランキングの制度は、とても効果がある仕組みだと思います。

このブログをご覧になっている読者様、一度ココナラへのご依頼も検討されてはいかがでしょうか?

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日常 音楽批評

ハロウィンのため、DJ LOVEの仮装で、ポコチャ配信でカラオケ

2024年のハロウィンはどう過ごされましたでしょうか?

ハロウィンの数日前に、あるカラオケライブの店にて、ハロウィンイベントがあり、私は赤いウィッグとピエロの面をかぶって、SEKAI NO OWARIのDJ LOVEに扮して、「炎と森のカーニバル」「RPG」「Dragon Night」の3曲を歌い、なかなか好評でした。

DJ LOVE(ディージェイ・ラブ、1985年〈昭和60年〉8月23日 – )は、日本のミュージシャン。本名は非公表。4人組ロックバンド・SEKAI NO OWARIのメンバー。東京都大田区出身。

ステージではピエロのマスクをかぶっており、メンバー内で唯一素顔を非公表としている。2008年、初代DJ LOVEがバンド脱退した事から、高校時代の友達であるFukaseから勧誘を受け、名前とマスクを引き継いだ「2代目」として加入。Fukase曰く「(バンドの)代表的なマスコット」。

性格はおおらかで、メンバーからは「ゾウのよう」だと言われている。また、Saoriは「彼が怒ったところをまだ一度も見たことがない」と自身のブログで述べている。

機材を選ぶ役目を担っており、メンバーの意図に合わせて音作りをする。ライブではエフェクターの操作やコーラスも担当する。初代DJ LOVEが在籍していた頃のSEKAI NO OWARIが初ライブを行った『club EARTH』ではボランティアスタッフとしてバンドとバンドの合間にDJをしていた。(Wikipedia)

DJ LOVEは私は最初、マスコット的な存在で、音作りには参加していないのではないかと誤解しておりましたが、ウィキペディアで調べたところ、音作りにも参加されているようですね。

冒頭の動画は、私が「RPG」をカバーして作成したものです。できるだけ忠実に原曲を再現させたつもりではあります。

このブログはDTM(パソコンで音楽を作ること)をメインコンテンツとしておりますので、カバーで曲を作ることのメリットを書かせてもらいます。

カバーする場合、できるだけ忠実に再現させる方法と、自分流にアレンジする方法と、大きく2つに分かれます。

できるだけ忠実に再現させる場合、原曲のサウンド、音の響きにするには、どのような音を選んで、どんなエフェクトをかけたらいいか、など、絵画でいうところの模写をすることで、様々な技術を学ぶことができます。

私がこの曲を忠実にカバーすることで、勉強になったことと言えば、

  • 一番と二番とアレンジを変えることによる構成、世界観の変化の演出
  • サビ部分のコーラスをどのような方法で再現させるか? についての試行錯誤
  • 一番後の間奏部分で、テンポを少しずつゆっくりさせる効果を入れることによるイメージの変化

などがあげられます。

コーラスにつきましては、私は自分の声で原曲に近いと思われるメロディーで歌を録音させましたが、何度も録音させて、7パートぐらい録音させた後で、それぞれ左右にばらつかせて配置させることで、大勢が歌っているかのような立体感を演出しました。

一回録音させてそれをコピーしても、波形が全く同じになるため大勢の感じにはなりません。同じように歌っても何度も録音して重ねたら、微妙に違う波形になるため大勢で歌っているかのうよな感じになります。

とはいえ、原曲のクオリティーには遠く及ばないサウンドであるため、まだまだ精進が必要です。

いろいろ試行錯誤することは、勉強になるので、カバーしてそっくりにコピーすることもDTMの上達につながります。

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DTM中上級者向け

ドラムトラックの作り方【中級編】パートごとに分けるメリット

ドラムトラックの作り方は、以前ブログに書かせてもらったこともありますが、今回改めて書かせていただきます。

今回使用する音源は、NativeInsturuments社のKONTAKTより、「STUDIO DRUMMER」という音源です。

DTMでクリックによる入力でなく、キーボードでの演奏という形でドラムを入れる際には、バスドラム、スネアドラム、タムの部分と、ハイハットとシンバルの部分を分けて入れますと、初心者の方でもなんとか録音できます。

DTMの場合は、ライブでの演奏と違いますので、一度に全てを演奏する必要はありません。

ドラム音源によっては、バスドラム、ハイハットなどのパートによって、左右の位置が最初から自然な配置に調整されているものもありますが、この音源の場合は全て中央から音が出ています。

最初の2トラックを細分化して6トラックに分ける作業をします。ドラムのトラックをコピーして2つ追加します。

またハイハットとシンバルのトラックをコピーして2つ追加します。

上の画像は、ドラムトラックを開いたところです。一番下がバスドラム、その上がスネアドラム、その上がタムになっています。

タムは、ハイタム、ミドルタム、ロータムと三種類音階で分かれています。

ドラムトラックのうち、バスドラムだけのトラックを作成する手順としては、バスドラム以外のパートを範囲指定してから、消去します。

これで、バスドラムだけのトラックができます。同じようにして、スネアドラム、タムのトラックを作成します。

ハイハットとシンバルのトラックは、ハイハット、シンバル、シンバル2と、同じような方法で、それぞれのトラックを作成します。

バスドラム、スネアドラム、タム、ハイハット、シンバル、シンバル2とトラックを分けました。

トラックを分けるメリットとしては、それぞれのパートの音量を調整することが用意にできることがあります。

もう一つのメリットとして、ドラムを左右のマイクで録音したときのように、パートごとに左右の配置を調整できることがあります。

バスドラムとスネアドラムはリズムの中心ということもあり、ほとんどのケースで中央に配置することが多いです。

ハイハットは右よりに、タムは左よりに配置させてみます。

シンバルはタムよりさらに左側に、そしてシンバル2は真ん中より少し右側に配置させてみました。

最初のドラムの絵では、左右の配置的には逆になるのですが、ライブ会場などで、ドラムを前にして客席から聴くと、このような配置になるという理屈になります。

左右に振っただけで、目の前のドラムを聴いているかのような臨場感が出たと思いませんか?

なお、全て中央のときと比べて、左右に振った音の方が、中央の音より、同じボリュームでも目立って聴こえますので、そのあたり、左右の音をややボリュームを落とすなどして調整することも必要になってきます。

①音量の微調整

②左右の配置

の他に、もう一つのメリットとして、

③あるパートだけエフェクトをかける、などの特殊効果を入れることができる

ということも、あげられます。

スネアにリバーブを入れました。ドラムの響きがまったく違う感じに変化しますね。

なお、タムですが、ハイタム、ミドルタム、ロータムとさらに3つに分けて左右の配置も変えることにより、より立体的に聴こえるようになるので、これもオススメの方法です。

以上、今回はドラムトラックの作り方について、中級編的な内容で書かせてもらいました。

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自作曲紹介

「君の記憶の中に」作詞たけちゃん、ボーカル&MV制作Ayaco

素晴らしいMVが、作詞していただいた「たけちゃん」のYouTubeチャンネルより公開されました。

たけちゃんの歌詞に、私が作曲及び編曲をさせていただきました。歌詞が先になります。

レトロな雰囲気のアレンジに仕上げましたが、ボーカルを担当していただいたAyacoさんにより、コーラスの編曲をしてもらい、楽曲がさらにブラッシュアップされました。

ボーカルしていただいたAyacoさんとのやり取りは、たけちゃんによりしてもらっていますが、曲調にぴったりあったボーカルですね。

振り付けの雰囲気もよく、また動画制作のクオリティも高く、プロフェッショナルです。私も長年動画制作をいろいろしてきましたが、足元にも及ばない感じで、圧倒されました。

歌詞が先の場合、歌詞の語感、字数や表現力なども、メロディーに影響を与えます。言葉が違うだけで、同じ字数であっても、浮かんでくるメロディーは変わってしまうということです。

「広い青空が」という歌詞と、「暗い道程(みちのり)を」という歌詞では、2つは同じ字数ですが、言葉から浮かんでくる情景や色や明るさが変わるため、自然と、浮かんでくるメロディーも変わってしまうということになります。

「広い青空が」では、元気な感じのメジャーコードが合うメロディーが自然に浮かびますし、「暗い道程を」では、少し屈折した感じのマイナーコードが合うメロディーが自然に浮かびます。

申し遅れましたが、私は歌詞が先の場合、それをふっと浮かんだメロディーに乗せ、鼻歌で歌うことから始めます。これはいい!というメロディーが浮かべば、スマホの録音アプリで録音しておきます。

それを何度かして、いいという物ができれば、そのメロディーを元にして、DTMソフトにてアレンジしていきます。ほとんどのケースで、ワンコーラス、一番だけのアレンジまで完成させた状態で、作詞してもらった人に確認してもらいます。

OKがもらえれば、フルコーラスの編曲までして、さらに確認してもらい、修正などをえて、完成にこぎつけます。

歌詞を紹介させていただきます。難しい言葉は使っておりませんが、とても深い歌詞です。メロディーも作りやすかったでした。

君の記憶の中に、作詞たけちゃん
1a
心の中で唱えた
悲しみの 歌が響く
この思い 声に出して
叫びたい
1b
いつの日か 忘れてしまう
君の記憶に 残したい
僕の存在
1s
引力に引かれ
距離を保ち 近づけない
太陽を回る 地球のよう
君の歌声に 酔いたい

2a
耳にこだまする言葉
喜びに 胸が躍る
受け止める 声に痺れ
酔いしれる
2b
会うことが 悲しみになる
君の歌声 心ゆれ
覚えて欲しい
2s
星が軌道回り
遠く見つめて 見守るだけ
宇宙の彼方 視線を向けて
君の歌声が聴こえる
(ブリッジ)
きらきら光る ステージの上
届くことのない 声援
伝えたい 気持ち
SS
輝く太陽に
光る星々 重なり合う
歌声が響き 客席覆う
掴みたい 君の歌声 

たけちゃんのチャンネルにて、私が作曲及び編曲させてもらった曲がもう一曲アップされております。「僕が君に伝えたかった事」です。

こちらも歌詞が先の曲になります。こちらは、イラストを入れた動画制作になりますが、実写とはまた違った雰囲気の動画に仕上がりますね。もぷりさんのボーカルも、曲調にぴったりのかわいらしさですね。

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DTM初心者向け

作曲は鼻歌から、有名な曲のイントロをイメージして、続くメロディー

作曲は皆さんどうされてますでしょうか? 定番のコード進行で、アレンジまで完成させてから、それに合うメロディーを鼻歌か、キーボード演奏で考える、という手法を取る人も多いのではないでしょうか?

私は、どちらかと言いますとその手法はあまりしません。歌詞が先にありますと、いきなり、イメージで鼻歌で歌ってみるということをよくします。

歌詞がなくて、いきなりラララ歌唱でメロディーを考えることもよくあります。

メロディーを先に作りますと、定番のコード進行が当てはめられないこともよくあります。

イメージで出たメロディーから、あまり見ないようなコードを当てることで、いい意味で、ありきたりな感じ、よく聞くような感じから逃れられるような気がしています。

鼻歌を考えるときに、私がよくとる手法の一つ、それが、有名な曲のイントロを頭でイメージして、つまり頭の中で、その音が鳴っているような状態で、イントロを流し、その後で、その曲ではない違うメロディーを考えて歌ってみる、という手法です。

恐らくなのですが、この手法はあまりネットで見たことがありませんので、私のオリジナル的な手法なのかもしれないと思い、書きました。

冒頭の「ロビンソン」の有名なイントロを頭で流した後で、ラララと、違うメロディーを口ずさんでみる。

恐らくなのですが、「ロビンソン」のイントロがイメージされなければ決して自分1人では生まれなかったかのようなメロディーが浮かぶと思います。

「ハナミズキ」の場合はどうでしょうか? おそらくなのですが、「ロビンソン」とは全く違うメロディーが浮かんだのではないでしょうか?

イントロの中には、それがアップテンポなのか、バラードなのかというテンポ、BPMの情報の他に、明るいイメージなのか、暗いイメージなのか、面白いイメージなのか、渋いイメージなのか、オシャレなイメージなのか、そんなイメージ的な情報も含まれたりします。

何もない真っ白な状態から鼻歌を考えるのも悪くはないですが、有名な曲のイントロをイメージすることで、鼻歌も浮かびやすくなるような気が、少なくとも私の場合はします。

今回は、時間が限られていましたため、短いブログとなりました。作曲や、DTMをする人にとって有益な情報となりましたら幸いに思います。

ちなみに、前回のブログで、紹介するオリジナル曲が変わった変拍子ということで、質問しました。正解は、4分の7拍子となります。4分の3拍子と、4分の4拍子が、交互に繰り返されるととらえても構いません。最初に、リンクを再度はらせていただきました。

とらえ処のない、テンポが慣れないととりにくい、そんな楽曲ですが、親しみやすい、分かりやすい、の反対を探求してみるのも、自分は好きだったりします。いろんなことがしてみたい、という感じですね。

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DTM中上級者向け

DTMでの【アイデア】クラリネットがシンセに変わるトリック

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今回はDTMの記事を書きます。あまりしている人はいないとは思いますが、ある楽器がいつの間にか他の楽器に、音が少しずつ変わっていくという趣向について書きます。

上の音声は、8小節の簡単な、ドラムとピアノの伴奏です。

今回は、これを聴きながら、キーボードでソロのメロディーを弾いてみます。音色はクラリネットで弾いてみます。

コードはFとCのコードしか使っていません。キーとしては、ヘ長調もしくはハ長調が合いますので、そのどちらかのキーでスケールを弾きます。今回はへ長調です。

最初クラリネットの音色でソロを演奏しましたが、そのトラックをコピーします。

その後で、コピーした方の音色を変えます。はっきりと違いが分かるよう全く違う感じの音色の方が面白いでしょう。

今回はシンセで、Cubaseのハリオンソニックのシンセで、「Anna」という音色を使いました。こちらは私のお気に入りの音色です。

そして、片方のボリュームを、最初から最後に向けて、大きい状態から全く聞こえないように、ラインを引きます。

そして、もう片方のボリュームを、最初から最後に向けて、全く聞こえない状態から大きい状態へと、ラインを引きます。

これである楽器がいつの間にか他の楽器に変わっているというDTM的なトリックの完成です。

音色により、聞こえたときの音の大きさの感じは異なりますから、丁度いい感じになるように、ボリュームを調整します。

DTM的に面白いアイデアだと思いませんか?

ちなみに、私がだいぶ昔に作った曲でこのアイデアをこれでもか! と使った曲がありますので、紹介させていただきます。

「No One Can Change The Past」という曲です。最初から最後まで、楽器が変わっていくトリックだらけです。アルペジオの音色から、シンセパッドの音色までです。

何の音色が何に変わるのか、時間のある方は聴き分けてみてください。

本当にトリッキーな曲です。ちなみに、ロケ地は沖縄県の首里城付近です。頭にかつらをつけてサングラスつけてます。今から11年前に撮影して動画投稿しています。

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DTM

ギターを録音したいけど、【難しいコード】が押さえられない悩み解消

DTMをある程度やっていると、自分で弾くフォークギター、もしくはクラシックギターの音を録音してみたい、と思われた方は多いとは思います。

DTMも初心者から中級者にかけては、当然ギターの録音もされている方も多いでしょう。

ギターを弾いていますと、私のように結構昔からコードなどを弾いている人でも、押さえにくいコードがあると、音が鳴っていない弦があったりして、びびる、と呼ばれる現象に悩まされる方も多いとは思います。

正攻法としましては、当然、音がしっかり鳴るように、練習するのが一番です。

でも、こと録音に関してだけいうならば、DTMの編集テクニックを使って、弾けないコードも弾けているように録音させるという方法があります。

キーのトランスポーズで、音程を上げる、下げるという方法もないではありませんが、音質は若干劣化します。

上は、B♭のコードと、Aのコードの押さえ方を表したものです。B♭のコードはある程度ギターに慣れている人でもなかなか綺麗な音を出すのに苦労したりします。

AのコードはB♭と違って、バレーという押さえ方をしなくていいので、楽に押さえられます。

それで、せこいことを考える私は思いつきました。

1フレットにカポタストをつけた状態で、Aのコードを押さえれば、結果的にB♭のコードを押さえている場合と同じ音が鳴るという理屈です。

上の画像は、Cubaseの画像です。

一回目の演奏は、カポをつけずに、B♭のコード以外を弾いています。もしくは、だめもとで、B♭のコードも弾いても構いません。

B♭のコードが正しくひけていなかったので、その部分をカットしました。

そして、同じ設定でもう一度オーディオトラックを作り、今度はB♭のコードを、1フレットにカポをつけた状態で、Aのコードを弾くという裏技で、その部分だけ録音させます。

つなげて聴いてみると、言われなければ分からないぐらいスムーズに聴こえたりします。

B♭のコードだけでなく、同じ理由で、バレーという押さえ方でできるコードにつきましては、カポを使うことにより簡単に綺麗に鳴らすことができます。

この技は、言うまでもありませんが、録音する場合にのみ有効で、実際のコンサートやライブでの演奏には適応できません。

多分この方法は、ギターがそれほど得意ではないDTMをする人ではこっそりしている人もいるのではないかと推測します。

以上、せこい技、せこ技でした(笑)

なお、このブログ「GoronyanのDTMマインド~音楽と日常のこと」は基本的には、月曜日の午前9時に更新予約しています。たまに、事情があり、それ以外の日時に更新する場合もありますが。

定期的に見ていただける皆様に感謝します。また、よろしければ、ブログに貼っている広告も見るだけでも見ていただけると、励みになります。

広告から商品を購入すれば、それに応じて私の方へも若干ですが収益が入る仕組みになっています。そのことをアフィリエイトといいます。

ブログは2022年10月より初めていますが、知り合い以外の方からの広告からの収益は、実のところ、U-NEXTの広告の一件のみ、と、限りなくゼロに近い収益状況です。

それでも私がブログをやめないのは、何かしら発信することが好きという理由が一番大きいのかもしれません。DTMのことも、発信するために記事を書けば、調べることも多く、それで自分自身が勉強になったりもします。