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音楽批評

プロの作曲家の動画見て、【コンペには参加するな】に激しく同感!

最近YouTubeの動画を頻繁に上げたりしていますが、理由は、作曲編曲の仕事をしているココナラで、久しぶりに案件を消化してする仕事がなくなったことが理由です。

そういうときは、YouTubeの動画作りをしていたりします。ショート動画作ったり、AI動画も始めたりしていますが、今回はオススメに出てきた作曲家の方の動画を見て、「コンペには参加するな」というところで、激しく同感しましたので、紹介させていだきました。

JASRAC公式チャンネルの動画になります。私はまだ世の中にある程度知られる曲というものを、ゲーム音楽で採用された「灯(ともしび)」以外にはほとんど出せていない状態ですので、JASRACに登録はまだしておりません。

透ch(トオルチャン)さんという作曲家が、ヒット曲を出さなくても作曲編曲で食べていく方法、というのを説明されているので、とても興味深く拝見させていただきました。一年前の動画になります。

1何かの交流会には積極的に参加する

今やネットでのやりとりだけで曲作りなどの打合せができてしまう世の中です。そういう私もココナラにて作曲や編曲の仕事をするときは、相手がどんな人なのか、基本的にはほとんど情報がない中でやりとりしています。

でも作曲家の人が言うのは、ネットでのコミュニケーションよりリアルなコミュニケーションでやりとりする。飲み会に参加するなど、交流により仕事をもらうことも多いとのことです。

異業種の話にはなりますが、私は普段本職は造園業の人の手伝いをしている状況ですが、親方も商工会議所の交流会とかに参加することにより仕事をもらうこともあると聞きました。

コミュニケーションって大切ですね。最近私事ではありますが、音楽関係で親交があった人とのトラブルがあり、いろいろ悩んでいます。私自身は自分は間違いではないと信じていますが、世の中の人が客観的に事象を把握した場合、どう思うのかは分かりません。私が悪いと感じる人もいるかとは思います。

コミュニケーションは難しいことでもあると、最近痛切に思います。

交流会と言えば、以前このブログでも書きましたが、ある作詞家の方の招待で、作詞家の集いに参加したことがありました。私としてはまだそこから何か新しい何かにつなぐ成果は出してませんが、人との交流が何か新しい一歩を踏み出す結果になるという言葉は重みがあります。

2はやりの音楽、ソフト音源は好みじゃなくても入れておく

よく使われるフレーズはどんなものがあるのか押さえることと、楽器ごとによく使われるフレーズが違うので、そのあたりも学習しておく、と動画では説明されています。

私も最近ヒットしている曲を聴くときに、ドラムがどんなパターンなのか、またAメロ、Bメロ、サビ、の構成がフルコーラスでどんな風になっているのか、などいろいろ気にして聴くようにしています。

何度も聴いていると、ここでブラスがこういうフレーズを鳴らしているとか、頭で覚えるようになり、それは浮かんでくる編曲にもいかされたりします。

流行りの音源を絶えず購入するような金銭的なゆとりが私にはありませんが、お金の余裕があったときに、Native Instruments社のCompleteがコスパよくて、何でもそろっているのでいいよと、当時のDTMの先生にすすめられて、それは今でもよく使わせていただいています。いろんなソフトが入ったバンドルと言われるものです。総額8万円ぐらいだったかな? はっきりとは覚えていません。

3クライアントに自分の音楽性を押し付けない

ココナラで、作曲や編曲をさせてもらった数は、合計100曲を超えました。ただ、その中にはクライアントさんからダメという理由でキャンセルされた曲も数のうちに入っています。

依頼者は、依頼者が望む楽曲をほしいと思っていますので、自分はこっちの方がかっこいいと思っても、それは提案程度にして、最終的には依頼者がいいと思う曲にもっていくこと、これは重要ですね。

お金を出すのはクライアントの方ですから、決定権はクライアントにあるべきです。これは作曲編曲に限らず、あらゆる世界の受注に共通することだと思います。

以前、私は新築の家の現場監督をしていたりしますが、家のデザインをするとき、お客様によって様々な要望を出してきて、プランを考えるのが時間がかかる、なんていう話を設計の人から聞かされたこともありますが、お金を出すお客様の判断が一番の決定権を持つと言えます。

4クライアントの言うことを真に受け過ぎない

クライアントは高い確率で音楽を作っていない方であるケースが多いとのことで、もっと激しい曲、とクライアントが要望しても、それはメタルのような曲でなく、80年代のロックだったりする、そのあたりは文字通り受け止めるのではなく、この人だったらこういうジャンルの曲のことを求めているのではないか、と予想すること、が大切と言っています。

私も、ココナラで最近の流行りのラップの曲集の動画を参考曲として聴かされ、それでアレンジしたのですが、歌詞のイメージと違うと、即刻キャンセル申請をされたことがあります。

歌詞では、子供に対して大人が歌いかける歌詞だったため、参考曲のラップの曲の一つを目指して作ったのは、失敗だったと反省しています。

5近い業種の活動をしてみる

音楽にひもづいているものとして、ミュージックビデオの映像制作なんかもしてみる、と動画では言っています。

私もYouTube動画で、自分のオリジナル曲を出してから10年以上になりますが、ミュージックビデオ作成は、本当に時間がたつのを忘れるほど熱中してしまいますね。

でもまだ、私は他の人の動画を作るほどの技術が自分にはないと思っていますので、まだ仕事としては考えていませんが、仮に今の本業をやめることがあった場合には、そういう仕事もすることを考えてみるという選択もあるのかもしれません。

最近AIによる動画生成サービス「Magic Light AI」を知ることがあり、ある程度のものを作るには有料プランに入る必要がありますが、使い出しました。このことにつきましては、また改めてプログにて発信したいと考えております。

有料プランの一番安い金額のものだと一か月で1000円から2000円の間ぐらいの金額で利用できます。クレジットがあり、それで3曲分のMVに使える動画を生成しました。次に使用するのは一か月先になります。払う金額が多ければ、もっとどんどん作れるようになりますが、今は払える範囲で楽しみます。

上記の動画ですが、一番最初の動画を作ったときに、サービスの進行状況が把握できたため、二番目の動画では、あらかじめある一定数のシーンを考え、物語を作っていくように、このシーンでは誰が出てきて、こんなセリフを言う、とか考えました。

今から25年ほど前、西暦2000年あたりに、私は小説を書いたりしていて、自費出版もしたことがあります。ブログに限らず、私は文章を書くことが好きで、全く苦になりません。書いていると楽しいです。

作曲家の動画の内容に戻ります。「Google広告」というのも、プロモーション活動の一つとして仕事にできるという内容でした。私はまだそれを音楽活動の一つとして利用したことはありませんが、検討の余地ありです。ちなみに、私はこのブログにてGoogleアドセンス、という広告の申請を過去に何度かしたことがありますが、落ちています。何が落ちる原因か分かりませんが、今のところ私のブログには一定数のアクセスがあるため、続けています。

本来、ブログで文章を書いて、広告を見てもらい、買ってもらい、それで収益を得る目的で始めたことではありますが、今はただ、音楽のことを発信して、そこから、YouTubeだったり、ココナラだったり、そういう自分のコンテンツに誘導できれば、という目的もあり、続けています。ちょっとした日記かわりの意味もあります。

広告による収入は、アフィリエイトと呼ばれますが、私は成果はゼロに等しいです。U-NEXTの広告に一件入り、3000円の収入が一回入った、それだけがブログの今のところの収益になります。

6クラウドソーシングを利用して仕事を受注する

まさに、今私がしているココナラがクラウドソーシングと言えると思います。作曲編曲に限らず、いろんなスキルの仕事の募集をすることができます。

利用する側としても、また仕事をする側としても、とても魅力的で大きなココナラというサイト、登録するだけなら無料ですので、一度試しに使ってみてくださいませ。

私はお金を出して仕事を依頼する立場でココナラを利用したことがあるのはいくつかあります。

仮歌依頼は、私がコンペに参加していたときに、歌を仮歌として歌ってもらうことをココナラを通じて依頼していました。

今はAIのボーカルの精度が上がり、仮歌を歌う回数も減りましたと、ある方からメッセージされたこともあります。AIが本来していた人間の仕事を奪う、という現象は、悲しいかもしれませんがあります。その中で、自分がどのようにこの現実と向き合うべきか、模索する必要があります。作曲や編曲も、AIに奪われ始めているジャンルの一つです。

私は仮歌依頼をコンペのために35回も利用していました。

イラスト制作は一度利用させてもらっています。「夜明けのグラデーション」という動画に登場する5人のキャラクターは、ココナラにて作成してもらったものです。その後、何度も動画で登場させました。

動画制作も、一度だけ利用させてもらっています。「PARADIGM」という動画はココナラにて、作成してもらいました。私はまだ一度しか利用していませんが、プロのスキルとはこういうものなんだと、本当に自分の動画の中でも、いろんなことを勉強させてもらいました。

SNS拡散は、私がオリジナルアルバム「ワイングラス~片手に持って」を発表したときに利用させてもらいました。こちらはこれまでに二度利用しています。ある一定数の効果は保証できます。ただ、それが出した額と同じだけの利益につながるのかは、当然ではありますが、拡散する内容により変動します。

世間の認知度を高めたいのであれば、利用する意義はものすごくあると思います。

占いも一度、利用させてもらいました。私は女性の方と会話をすることは好きなので、占ってもらう内容もそうですが、占ってみて、とても気分が晴れました。こちらは分単位で金額が変わります。

7コンペには参加しない

何千の曲がある中で、たまたま依頼の決定権のある人にはまった、というケースが多いのかな、と動画では言われています。

その作曲家の方も、コンペに50曲ぐらい提出して採用されたのは事務所内コンペだけと言っています。

宝くじ買うようなもので、当選確率は物凄く低いため、他の手段で仕事を取った方がいいと作曲家の方は言っています。

私は今はコンペには参加しておりません。コンペに参加していたのは1年半ぐらいの期間で、その間に71曲作成しました。

それらの曲のうち、お気に入りの曲については、自分のYouTube動画にMVとしてあげています。

コンペには、どのグループの曲で、しっとりとした卒業ソング、春風が吹くような、とかイメージ的なものや、参考曲が提示されるケースがあり、その課題に取り組むことで、普段は自分がしないような曲作りに繋がったような気がしています。

私として唯一のヒットとも言えます、地獄銭湯というゲームに採用された「灯(ともしび)」という曲も、ゲームに使われる曲としてコンペに応募した作品でした。コンペには落ちましたが、オーディオストックというサイトにて、著作権フリーの曲として登録しますと、それが別のゲームとして採用されたことになります。

コンペは、宝くじのようであり、一般の作曲家が一攫千金を狙うのに十分なものではありますが、作曲や編曲を仕事として伸ばすのなら、コンペ以外の方がいいのではないかと動画の作曲家の人は言っています。

私はコンペで得るものは確実にあったので、採用歴はなくても、やったことは自分の財産だと思っています。今まだあるストックの未発表曲も、知り合いの人に紹介したりと、いろいろ活用させてもらっています。

さて、今回は久しぶりに人の動画を見て、それを解説して自分のことも付け加えるという、他力本願的な内容でしたが、もしこの動画にイイネって思ったとき、広告をポチっとしてもらうと、何か新しい世界に入っていけるかもしれませんよ。

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自作曲紹介

てのひらの約束【Arnotaアルノタ】にて、アレンジ担当しました

一か月以上ぶりのブログになります。2025年9月はアップが一回もありませんでした。

「てのひらの約束/Arnotaアルノタ」がYouTubeで公開となりました。

私は編曲、アレンジを今回担当させていただきました。とても素晴らしい曲です。メロディーラインがとても綺麗で、歌詞ももの凄く深くて、私がアレンジさせてもらった曲の中でも特にお気に入りの一曲となりました。

ボーカル、Synthesizer V 無來

作曲、SunoAI

編曲、TheGoronyan25

作詞、動画作成、Arnotaアルノタ

イラスト、nijijourney

になります。注目すべきは、ボーカルがボーカロイドで、作曲がSunoAIというAIである点ですね。

そう、ボーカロイドもほとんど人間の声と見分けがつかないレベルになっています。

作曲のSunoAIについては、以前に私のブログでも取り上げたことがありますが、今ではパラデータの出力もできるようになっています。

パラデータとは、楽器などパートごとのオーディオデータになります。

今回パラデータについて提供していただいた後で、私はそのうちボーカロイドと、間奏部分のバイオリンソロの部分だけ使わせていただきました。

私はどんなに苦労しても、バイオリンソロのこの表現力を出すことができません。他の楽器のパートにつきましては、そのものを近いイメージで真似て作成しています。

二番でアコギの音が入りますが、こちらにつきましては私のアレンジによるものです。アコギはNative Instruments社のKontactの中のSTRUMMED ACOUSTICという音源を使いました。

人の手で弾くのとそれほど変わらないイメージで音を鳴らしてくれます。音の綺麗さではソフトの方が上かもしれません。人が演奏した方がリアリティはありますが。

私はこの曲を最初聴いたとき、なぜか感動してしまいました。SunoAIというAIが作った曲ですが、歌詞は動画の発信者名義になっておりますから、おそらく人が書いていると思われます。

歌詞の奥ゆかしさと、メロディーラインの綺麗さが、本当に凄いと正直に思いました。曲はたとえAIが作ったものでも、いいものはいいですね。

Facebookで私が紹介したときも書きましたが、アレンジは人で言うところの化粧でしかありません。作曲と作詞、の骨格がしっかりしていると、それは人の心を動かしうる作品に繋がります。

私は今回は、化粧させていただいたに過ぎません。

最後に歌詞を紹介させていただきます。

鏡の中の はにかむ私  
涙の跡が まだ少し残る
でも あの頃より 少しだけ
自分の目を 見つめられた

ゆるやかな風が 髪を揺らす
どこかで 微笑んだ気がして
隠してた痛みが すっと
心の奥に 溶けてった

てのひらの上に 咲いた 白い花
それは わたしの声だったんだ
「ここから 歩いていきたい」って
誰にも言えなかった願い

小さな種を 守りながら
季節は 何度も 通りすぎた
失うたびに 覚えた温度
やさしさだけが 残ってた

変わらないと 思ってた景色も
ほんの少し 色を変えて
わたしの心と 同じように
そっと 新しく なっていた

てのひらの上に 咲いた 白い花
わたしが 選んだ強さのかたち
ためらいを やさしく包んで
未来へつづく 香りになれ

咲いては散って また咲きなおす
そんな 小さな いのちのように
何度でも 生まれ変われると
今なら 信じられる

てのひらの上に 咲いた 白い花
見上げる空に そっと重ねて
もう迷わない この歩みこそが
わたしという名の 花道
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DTM中上級者向け

【ココナラ】にて、念願のプラチナランク達成! これまでの物語

ご無沙汰しております。実は一か月のブランクをあけた投稿になります。

私は、ココナラにて作曲と編曲の仕事をしておりますが、念願のプラチナランクを6月に獲得しました。パチパチパチ!

上記スクショの「TheGoronayn25」の右側にある「P」のマークがそれです。

このランキングは、3か月の合計の売上が10万円以上の場合、他にも納品完了率、評価の平均、などいくつかの条件をクリアすれば獲得できます。

ココナラでお客様がサービスを選ぶ場合、このランキングが一つの基準になります。ココナラにて一番上の称号になりますため、ココナラで人気のサービスと認識されるため、新しい受注が受けられやすくなります。

実は以前に一度だけこのプラチナランクを獲得しましたが、そのときは一か月だけの表示でした。今回については、7月についても、今のところこのランキングが維持できる予定です。ただし、受注をした後で、キャンセルになってしまった場合には、納品完了率が下がってしまいますため、落ちる可能性もあります。

プラチナランクは、予想される通り、簡単に獲得できるものではありません。これまでどのような経緯を追って、ここまでたどり着けたのかという、ことを最初から書いていこうと思います。

2022年7月に、私はココナラに登録しました。最初は実績がないため、作曲や編曲の仕事の最低価格である5000円からスタートしました。

まずは実績を作ることでお客様が頼みやすい空気を作ることが大切です。そのため、実績のない方は、最初は最低価格でのスタートをおすすめします。

最初のお客様は編曲のお客様でした。自分では特に失敗したとは思っていないのでしたが、機械的で正確なテンポと、ピアノの演奏のタイミングのずれについて指摘されたりして、納品はできたものの、5段階評価の3の評価でした。

ピアノやドラムなどの楽器演奏について、ほとんど機械的なリズムに合わせることが必須と考えている音楽関係者もいれば、楽器演奏は、ずれていて当たり前、その方が演奏している雰囲気が出る、と考えている人もいます。

私は後者になるのですが、初っ端(しょっぱな)から、辛辣な評価で、ある意味勉強になりました。

3の評価は、ココナラでは悪い評価とみなされます。一番最初の仕事でそれだったもので、私はそれなりに落ち込んだ記憶があります。

2番目のお客様は、あるお店のテーマ曲をインストで作るというものでした。こちらは、イメージする参考曲をいただいておりましたが、こちらが作る曲が参考曲からイメージ的に離れていたため、お客様を少し混乱させてしまったようです。

5の評価を受けましたが、本心から喜んでいただける評価だったのかどうか自信がありません。

3番目のお客様は、リアルな私の知り合いにココナラにて依頼してもらいました。ココナラでは、知り合いなどに紹介することにより、知り合いと私にポイントなどが還元される仕組みがあります。ですので、知り合いにお客様になってもらうことは違法ではありません。

こちらも店のテーマ曲をインストで作るという内容でした。実は私のサービスの8割以上が歌物の曲で、インストは少数派になります。

その後、演歌のアレンジを複数曲まとめて依頼してもらうというお客様と出会い、その方の曲は合計で10曲以上させてもらうことができました。

ココナラでの担当する曲が多くなるにつれ、少しずつ、お客様とどのように接したらいいのか? またどのように進めたらいいのか? などが分かるようになってきます。

失敗は成功の元、という諺がありますが、失敗することにより、どうしたら失敗しないか、を意識するようになります。

私は歌物の曲で、アレンジの場合、ワンコーラスを作り、それで方向性がよければフルコーラスを作る、という流れで最近は固定しています。

ドラム、ベース、ピアノ、ギターのことを音楽業界では「4(フォー)リズム」と言いますが、基本的なアレンジだけ最初に確認してもらい、よければ他の装飾音を入れたり、シンセを入れたりと工夫するような工程を取る場合もあります。

長いココナラの歴史の中で、最初に出す音楽のデータを受け取った後で、すぐにキャンセルのお願いをされたことが一度だけあります。

作曲のお客様で、こちらはメロディーの確認という意味だけで、私の歌に重ねる形で、歌に合うコードを機械的に入れ、ドラムのリズムだけで作成しました。

私はあくまでも、メロディーの確認の意味のためだけで、そのような簡易な形をとって送りましたが、向こうには、この程度のアレンジしかできないのか、と恐ろしく落胆させてしまったようです。

メロディーの確認のためだけに送ったデータが、アレンジのデータだと誤解されてしまいました。

それ以降は、私はたとえメロディーの確認のためのデータだったとしても、ある程度聴いても完成されたアレンジだと受け取れるぐらいに仕上げた状態で渡すようにしています。

お客様が納得されれば、それに楽器を足したりする工夫を入れていく感じです。

以前プラチナランクを獲得してから、私は値上げしました。そしたら急にお客様の見積依頼が来なくなり、結局元の価格に戻すことをしました。

今回プラチナランクを二度目の獲得となるのですが、一か月前から大幅に値上げしました。2025年6月現在は、作曲、編曲ともに12000円に消費税がつきます。

ココナラでは全体のある一定の割合で、ココナラの方に引かれますから、こちらに振り込まれる金額は2割程度差し引かれます。

12000円に消費税がつく値段でも、振り込まれる金額は10000円あまりになります。

ココナラで実績を伸ばすには、リピーターを増やすことが一番の近道だと思います。

お客様の意見は基本的に一番優先されます。お金を支払っているのはお客様だからです。修正の依頼には、多少時間がかかってもなるべく意見によりそう形で努力して修正させます。

間違っても、こちらが作曲や編曲をしてあげている、なんて上から目線で接したりしていますと、次の仕事が来ることはございません。

また、ココナラで作曲や編曲の仕事を獲得させやすい方法として、ポートフォリオとココナラでは呼ばれているサンプルを充実させることです。

YouTubeの動画を貼り付けることができますが、そちらに渾身の一曲を数曲登録させます。

いわば、こんな曲も作れますよ、という住宅でいうところの展示場のような物です。それが素敵な曲ならば、お客様もこの人なら任せられると思うのではないでしょうか。

他に私にとって転機となったことがあります。サービスの看板部分のサムネイルをそれまでは私が作っていましたが、ある日突然、サービスのサムネイルを低価格で作らせてください、とメッセージがあり、作ってもらいました。それが今のサムネイルですが、デザインを学んでいる学生さんのようでした。今も気に入って使わせていただいております。

そのサムネイルにしてから、お客様からの依頼が増えたような気がします。

これまで思い出のご依頼といえば、結婚式に友人のために作った曲のアレンジをしてほしい、というものですね。後で結婚式で歌ったそうですが、評判がよかったと言われたとき、本当にしていてよかったと思いました。

他にもイベントで披露するための音頭のアレンジのときは、その方の関係者の子供に何人か、「よいしょ」とか「よいよい」とか掛け声を録音してもらい、それを合わせたりする作業も思い出深いですね。

修正の依頼については、大半の方が3回か4回ぐらいの修正依頼で、それにこちらが応じる形で完成します。過去には20回以上の修正を言われたこともありました。

音楽に対する感性が高いからこそ、少しのことが気になるのだと思います。今は合計で5回までの修正は追加料金なしで、それ以降は一回につき1000円とオプションで書いています。

修正無制限を書かれている人も結構いらっしゃいますが、私は制限をもうけた方がいいと思います。

私が作曲することを始めたのは、35歳の時になります。今は61歳ですから26年も作曲についてやってきたことになります。

途中、音楽的なことを全くしなかった時期もありますが、多少なりともパソコンで音楽を作るDTMにかかわってきました。

また、今はやめていますが、プロのアーティストやアイドルのためのコンペに参加していた時期もあり、その前にDTMであるプロの作曲家の方よりレッスンを受けていました。

自己流からプロでも通用するようなアレンジへと少しでも近づけるようになったのは、そのレッスンのお陰もあります。こちらのレッスンにつきましても、主に経済的な理由で今はやめております。

DTMである程度の曲が作れる自信がもてるようになったあなた、一度ココナラというマーケットにて、作曲や編曲の作業を仕事とするという選択もあり? ではないかと思います。

登録するだけでしたら無料です。作曲や編曲だけでなく、製品を売るというよりは、技術を売るというココナラでは、様々なサービスがありますので、一度のぞいてみてくださいませ。

電話で占いしてもらったり、身の上相談してもらったりという変わったものもあります。私は一度占ってもらったことがあります。そのときは後でとても気分がよくなりました。占いの結果は、その通りにはなっておりませんが、ただ精神的に晴れ晴れとしましたもので、相談してよかったと今でも思います。

なお、多忙のため、今後こちらのブログは不定期更新となります。

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ChatGPTとAI DTM

【SunoAI】ボーカル入り楽曲が、歌詞入れたら自動で作曲!

音楽の仕事関係で、ある方より、SunoAI(スノ・エーアイ)を作って楽曲を作成したものについて紹介されました。

ボーカル入りの楽曲をAIが作ってくれます。英語と日本語に対応しています。

Sunoは2023年12月20日から、広く世界で使われるようになったらしいですが、マサチューセッツ州ケンブリッジの4名によって作成されたとウィキペディアに書かれていました。

SunoAIで検索しますと、上記の画面になります。これはこのソフトにより、どんな曲を作成することが可能なのか? というヒントを与えてくれています。

スノAI

右上の「曲を作る」をクリックします。

様々なジャンルについて並んでいますが、とりあえずどんなジャンルの曲を作るのか? ジャンルを選択してみます。

その後、左上の「想像する」をクリックします。

左上の「曲解説」という欄に、歌詞を入力します。私は未発表曲の歌詞を入力してみました。コンペに応募して落選した曲の歌詞になります。最初入れる歌詞は、1番のみ、ワンコーラスがいいようです。

左の「想像する」という大きな青色のボタンを押しますと、1分ほどで、2曲提示してくれました。無料版では2曲が提示されます。

作られた曲を聴いて、ただただ驚きました。市販で出回っている楽曲と比べて、何の遜色もないクオリティーだったからです。

以前このブログで他のAIでの楽曲作成ソフトについて解説したことがありますが、それとは比べ物にならないぐらい完成されています。ボーカルもAIだと知らされていなければ、人間のボーカルだと思ったことでしょう。

生成された音楽は、音楽のMP3もしくは、動画のMP4でダウンロード可能です。

聴いてみてどうです? 凄くないですか?

最初の部分の歌詞は同じような言葉ですので、私はサビのメロディーが2回繰り返すように自分では作成しましたが、Sunoでは、違うメロディーで作成しています。

次に、私がYouTubeで既に公開している「地平線の彼方」という曲の1番の歌詞を入力しました。ジャンルは「アコースティック」にしました。

今度は男性のさわやかなボーカルです。通して聴いてみて、クオリティーの素晴らしさはもはや驚かなくなっていましたが、あれ? って思いました。

1番の歌詞が追加されています。そして、2番の歌詞まで作られています。

私が密かにいだいた疑念です。楽曲を生成しているのではなく、既にある楽曲の歌詞部分を当て込むようにして、曲が作られているのではないかということです。

はっきりしたことは分かりません。でも私達人間が曲を作るときも、実際にある曲をイメージしたりして、似たようなフレーズが浮かぶことがありますので、そのあたりは似ているのかもしれません。

話は戻り、こちらのサイトでは、無料である制限分の楽曲作成をさせることができますが、それより多くの楽曲を制作したい方は有料のプランがあるようです。

他に、無料のプランで作成した楽曲は、商用利用不可になります。商用利用されたい方は有料のプランにする必要があります。

本当に、自分の歌詞を使ってすぐにクオリティーの高い曲ができてしまう。私達人間の作曲家にとっては、少し複雑な心境で、自分の仕事が取られてしまう恐れはあったりします。

とは言え、全く音楽の知識がない人でも、簡単に自分の歌詞を使った曲を作ってくれるのですから、凄い世の中になったものです。

また歌詞を作るのも技術がいると考えてしまうのであれば、話題のChatGPTに、プロンプトを指示して作ってもらうという手もあると、動画などで紹介されていました。

今回は久しぶりにAIを使っての音楽について解説しました。ご意見などありましたら、コメントなどいただけると、今後の記事の参考にさせていただきます。

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自作曲紹介

【野良猫節】作詞ボーカルYUZUMI、作曲TheGoronyan25

2024年12月8日、YouTubeでチャンネル登録者現在2000人超えのYUZUMIさんのページより、「野良猫節」という曲のMVが発表になりました。

メロディーを作る作曲と編曲を先に私がして、それに合わせて作詞をYUZUMIさんがするというメロ先という手法です。

世の中の楽曲は8割以上メロ先で作られていると聞きます。作詞と作曲が分業の場合は、このケースが特に多いような気がします。

作詞の方の希望で、最近のJ-POPで、和風なヒット曲があり、私は最初その曲は知らなかったのですが、その曲を参考曲として作ることになりました。

エレキギターの派手な音、そして和風な琴の音を入れました。リズム的には割とオーソドックスな感じかもしれません。

それを元に、歌詞を書いていただき、ボーカルを入れていただきました。

1番
まーいにち  腹ペコゴミ漁り
生まれて7年シニア猫
野良猫の命は短命で
それでもわいらを見捨てる気か?
生きるのも死ぬのも人次第
それって勝手だよな

わいらの家族になりませぬか
愛とごはんをくれよ
命の恩人来てくれよ
精一杯の愛をおまえらに
たくさんたくさん返すから


2番
わーいらは  飾りじゃないんだよ
いのちあるものは捨てるなよ
わいらの家族は君だけさ
他に選択はないんだよ
人も猫も生きるのに
精一杯なんだよな

わいらの家族になりませぬか
愛とごはんをくれよ
命の恩人来てくれよ
精一杯の愛をおまえらに
たくさんたくさん返すから

ラスサビ

猫も人も  孤独は寂しい
優しい家族が  欲しいんだよ

わいらの家族になりませぬか
愛とごはんをくれよ
命の恩人来てくれよ
精一杯の愛をおまえらに
たくさんたくさん返すから

野良猫の気持ちになって歌詞を書かれたとのことです。自分がもし誰々なら、という仮定の元に物語を作っていくことは、作詞にとってはとても有意義ですね。

自分ならどうする、よりも、自分がもし誰々だったら、と幅を広げた方が世界観も広がる気がします。

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日常

兼業作曲家TheGoronyan25が、造園の仕事についてご紹介

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私TheGoronyan25は兼業の作曲家、編曲家として、ココナラにてお仕事させてもらっています。ココナラに入ってから新規登録して、「goronyan」で検索できるはずです。

そんな私ですが、ココナラでのお仕事ではとても生計はまだまだ立てられないため、本業として造園のお仕事をしています。

2023年2月より働きだして、1年と10か月になります。最初は誰でもできる簡単な掃除からスタートして、割合簡単な剪定作業などを覚えていき、今、松の剪定を本格的に始めています。

「松の剪定ができれば一人前」と呼ばれるように、松は造園の仕事の中でも、剪定としては一番難しい仕事で、奥が深いです。

頭の中で完成形のイメージはある程度できるようになりましたが、なかなか思うように仕上げられません。

松は繊細な木でもあり、あまり葉を取りすぎると枯れてしまいます。熟練の職人なら、松が元気かそうでないかを見極めて、剪定の仕方も変えるそうです。

剪定作業は、写真に映っている小さな和鋏(わばさみ)の他、剪定鋏や、大きな刈込鋏を主に使いますが、他にも電気のバリカンやエンジンのバリカンなども用います。

エンジンのバリカンは結構大きく、垣根を大きく刈るときに使ったりします。

最初の姿から刈り込んですっきりと仕上げる雰囲気は、人間の散髪に近いとは思います。カットして綺麗に整えて、見た目もいいように仕上げる感じですね。

人間の散髪と違うところは、人間の髪は丸坊主にしても、人間は死んだりはしないのに対し、木の場合は、これまた木の種類にもよるのですが、必要以上に葉を取りすぎてしまいますと、光合成が足りなくなって、木が枯れてしまいます。

そういう意味では、人間の散髪の要素の他にも、お医者さん的な要素も入る気がしています。

会社員や、学校の先生の場合、定年退職がありますが、造園の仕事、剪定の仕事には定年という制度は基本的にはありません。そのため年齢が高い人でも現役で働いていたりします。

私は、音楽の仕事をしたりしていますが、高校のときは美術部で絵を描くのも得意でした。そういうこともあり、綺麗に仕上げる感覚は、美術のセンスもいかされる気がしています。

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8月頃、伊賀市のあるところで剪定や掃除の仕事をしていたのですが、午後4時頃でしたか、激しい雷雨があり、その後、太陽の光が射したかと思えば、空に、二重の虹が見えました。ダブルレインボーと言うようです。

それは伊賀市のニュースでも紹介されていました。

伊賀地域各地でダブルレインボー撮影報告 激しい雷雨後に幻想的光景 | 【伊賀タウン情報 YOU】 (iga-younet.co.jp)

虹が見えると、何か心が晴れやかになる気がします。こんなちょっとした一瞬が、とても幸せだと感じます。

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写真がぴかぴかして、やや見づらいですが、紅葉の剪定をしたところです。親方より、うまく切ってるね、と珍しくほめられました。バランスが大切です。

私が働いているところは、庭師川島と言います。夏から秋にかけては剪定作業で大忙しになりますが、冬から春にかけては庭の設計と施工、フェンスの施工などもさせていただいております。

上記写真は剪定後の写真ですが、こちらのお宅の庭については、庭師川島の方で設計させていただきました。

京都の龍安寺のような枯山水(かれさんすい)と呼ばれる庭の形式です。白い砂利が印象的ですね。

庭師川島では、親切・速い・安いをモットーに三重県伊賀市を中心に、口こみにて、お客様を増やしていっております。

興味のある方は、一度HPを覗いていってくださいませ。

庭師川島 | 三重県伊賀市、庭木の剪定、伐採、外構まで格安で提供

造園の仕事をしていて本当によかったなと思うことは、お客様から感謝の言葉をいただくことですが、他に、楽しみの一つとして、お客様より10時と3時におやつ休憩として茶菓子と飲み物のセットを出していただくことがよくあることです。

これがひそかな私の楽しみであったりします。


最後に、作曲と編曲の仕事をしているココナラのご紹介です。「スキルを売り買いココナラ」とCMでも言っているように、技術的なことを売り買いするサイトです。

私は作曲と編曲の仕事をしていますが、これまで作曲と編曲の合計77曲取り組みました。そのうち、お客様の期待値に応えられないという理由でのキャンセルが3件ありますが、74曲は無事納品できたことになります。

ココナラでの作業の数ですが、一個の注文の中で複数曲が含まれる依頼も過去にありましたため、この数よりココナラでの仕事の履歴の数は少なくなります。

これまで一度だけ、最高ランクのプラチナランクになりましたが、今はブロンズのランクです。

納品の後で、購入者、作業者ともに、お互いの評価を入力できるようになっています。5段階評価をつけますが、その評価についてもランキングに影響します。

仕事を頼む者も受ける者も、丁寧なやり取りをする必要が出ますので、このランキングの制度は、とても効果がある仕組みだと思います。

このブログをご覧になっている読者様、一度ココナラへのご依頼も検討されてはいかがでしょうか?

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作曲は鼻歌から、有名な曲のイントロをイメージして、続くメロディー

作曲は皆さんどうされてますでしょうか? 定番のコード進行で、アレンジまで完成させてから、それに合うメロディーを鼻歌か、キーボード演奏で考える、という手法を取る人も多いのではないでしょうか?

私は、どちらかと言いますとその手法はあまりしません。歌詞が先にありますと、いきなり、イメージで鼻歌で歌ってみるということをよくします。

歌詞がなくて、いきなりラララ歌唱でメロディーを考えることもよくあります。

メロディーを先に作りますと、定番のコード進行が当てはめられないこともよくあります。

イメージで出たメロディーから、あまり見ないようなコードを当てることで、いい意味で、ありきたりな感じ、よく聞くような感じから逃れられるような気がしています。

鼻歌を考えるときに、私がよくとる手法の一つ、それが、有名な曲のイントロを頭でイメージして、つまり頭の中で、その音が鳴っているような状態で、イントロを流し、その後で、その曲ではない違うメロディーを考えて歌ってみる、という手法です。

恐らくなのですが、この手法はあまりネットで見たことがありませんので、私のオリジナル的な手法なのかもしれないと思い、書きました。

冒頭の「ロビンソン」の有名なイントロを頭で流した後で、ラララと、違うメロディーを口ずさんでみる。

恐らくなのですが、「ロビンソン」のイントロがイメージされなければ決して自分1人では生まれなかったかのようなメロディーが浮かぶと思います。

「ハナミズキ」の場合はどうでしょうか? おそらくなのですが、「ロビンソン」とは全く違うメロディーが浮かんだのではないでしょうか?

イントロの中には、それがアップテンポなのか、バラードなのかというテンポ、BPMの情報の他に、明るいイメージなのか、暗いイメージなのか、面白いイメージなのか、渋いイメージなのか、オシャレなイメージなのか、そんなイメージ的な情報も含まれたりします。

何もない真っ白な状態から鼻歌を考えるのも悪くはないですが、有名な曲のイントロをイメージすることで、鼻歌も浮かびやすくなるような気が、少なくとも私の場合はします。

今回は、時間が限られていましたため、短いブログとなりました。作曲や、DTMをする人にとって有益な情報となりましたら幸いに思います。

ちなみに、前回のブログで、紹介するオリジナル曲が変わった変拍子ということで、質問しました。正解は、4分の7拍子となります。4分の3拍子と、4分の4拍子が、交互に繰り返されるととらえても構いません。最初に、リンクを再度はらせていただきました。

とらえ処のない、テンポが慣れないととりにくい、そんな楽曲ですが、親しみやすい、分かりやすい、の反対を探求してみるのも、自分は好きだったりします。いろんなことがしてみたい、という感じですね。

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DTM初心者向け

【J-POP】の基本的構成、イントロ、Aメロ、Bメロ、サビの考察

今回は、J-POPの基本的な構成である、イントロ、Aメロ、Bメロ、サビについて考えてみます。

主に初心者向けの内容となっています。

イントロ

イントロとは、前奏のことで、歌が入る前の部分になります。曲を聴くときに最初に聴く部分で、曲の特徴を印象つけさせるため、意外に重要な場所です。

なお、曲の中にはイントロがなくいきなりAメロの曲が多くあります。

Aメロ

歌い出しの部分です。音程の上下は、一般的には少ない傾向にあります。コース料理で例えますと、前菜ですね。

なお、このAメロは同じAメロのフレーズを繰り返すことも、よくあります。この曲の場合も二回繰り返しています。

Bメロ

BメロはAメロとサビの間の部分で、Aメロから少しずつ盛り上げてサビに持って行くための接着剤的な意味合いがあります。

サビ

曲にとって一番盛り上がる箇所になります。この部分では音程のアップダウンは大きく、また一番印象に残らせることを意識して作られます。

一般的に、一番力が入る場所のため、楽器の数も一番多くなる傾向があります。

作曲する手順

作曲する手順としては、AメロからBメロ、サビへと順番に作っていく人が一番多いようです。

私もその作り方をすることが多いのですが、力を入れるサビを先に作り、その後、Aメロか、もしくはBメロと進んでいくこともあります。

Bメロは接着剤的な意味合いのため、Bメロから作るという人はこれまで聞いたことがありません。

日本の曲はBメロがある曲が多いのですが、洋楽の場合、ほとんどの曲でBメロはなく、Aメロからいきなりサビという曲が多いです。

小節のどの位置から歌い出すか?

この曲の場合、Aメロでは小節の初めから少しだけ遅れて歌い出しています。Bメロでは小節の三拍目、丁度真ん中から歌い出しています。サビでは、「ああ」の言葉を除けば、小節の頭から歌い出しています。

一般的には小節の頭から歌い出すメロディーが多い傾向があります。力強さをアピールするケースだと頭から歌い出すことが多いですね。

この曲のAメロのように少し遅れて歌い出すときは、メロディーが落ち着いて聴こえます。また歌う方も最初に他の楽器が鳴ってから歌うため音程も取りやすいかもしれません。

この曲のBメロのように、真ん中から後半部分で歌い出すときは、次の小節の盛り上がりの前に少し助走をつけて入るというイメージですね。

この、小節の頭から、小節の頭から遅れて、小節の頭より少し早く、この3パターンのメロディーの入り方を、Aメロ、Bメロ、サビで分けてみるというのを、作曲の手法としてオススメします。この入り方によって、メロディーの雰囲気や聴こえ方が変わるため、これだけで、各ブロックを色分けができます。

作曲作りでマンネリ化、何度作っても同じようなメロディーになる、という方は、一度この歌い出すタイミングについて、意識して作ってみてくださいませ。

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DTM

アイドル曲の定番、Bメロ部分の【ハーフテンポ】について考えてみる

今回は、アイドル曲の定番ともいえますBメロ部分でのハーフテンポについて、考えてみることにします。

上記の曲はアイドルのコンペに応募して落選した曲で、ワンコーラス(一番のみ)になります。「タイムリミット」という題名がついています。歌詞も、仮歌のボーカルもあるのですが、仮歌の方に、商用利用の許可を得ていないため、シンセメロになっています。

Bメロ部分で、ゆったりしたドラムのリズムになります。1小節の中で、Aメロでは二回、スネアがたたくのですが、Bメロ部分では1回になります。

単純にBPMテンポが半分になるというわけではなく、全体として半分のテンポになったような感じがするという譜割になっています。BPMは何も変わっていません。

割と決まって、このリズムパターンが用いられるケースが多いような気がします。勿論、他のドラムパターンを創作してみるのもありです。

聴いてみたら、ああこれねえ、と思われた方も多いような気がします。ハーフテンポはAメロやサビに用いるのは禁じ手ではありませんが、これまでBメロ以外に聴いたことがないです。

この定番的な手法を、私は結構多用しています。Bメロという一つのつなぎ的なブロックに、ハーフテンポという特殊効果を入れることにより、そのブロックが際立つ意味もありますね。

今回は、ちょこっとDTM的な内容を短いですが、書かせていただきました。皆さんも一度ハーフテンポに挑戦してみてください。

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DTM初心者向け 音楽批評

【イントロや間奏】の作り方パターンを、コード進行から考えてみる

今回は趣向を変えまして、DTM、作曲では、歌ものの曲の場合、当然ながら、歌のメロディーを中心に作曲していきますが、イントロや間奏は、歌のメロディーに対して、どんな感じで構成されているのか? 有名な曲を例にとって解説してみようと思います。

イントロや間奏が、Aメロと同じコード進行

有名な曲として、一青窈の「ハナミズキ」があります。イントロや間奏で、Aメロと同じコード進行を用いています。

イントロのピアノ部分はAメロと同じコードというのは気づきにくいかもしれませんが、同じコードになります。という私も、コード進行が分かるサイトを手掛かりにしていますが。

間奏部分は、もろメロディーでAメロを奏でていますのでわかりやすいですね。

実は、このAメロと同じコード進行というのは結構多い気がします。イントロ部分がAメロと同じコード進行なので、流れに無理がなく自然に繋がります。

あいみょんの「マリーゴールド」もそうですね。

構成の例を一つ上げますと、

  • イントロ(Aメロと同じコード)
  • Aメロ
  • Bメロ
  • サビ
  • 間奏(Aメロと同じコード)
  • Aメロ
  • Bメロ
  • サビ
  • 間奏(Aメロと同じコード)
  • 大サビ

大サビ前の間奏など、サビとは違うコード進行であることで、メリハリがつきます。イントロと、一番と二番の間の間奏と、大サビ前の間奏では、全く同じだとマンネリ感があるので、最低一つは違うパターンのアレンジにした方がいいですね。全部違っても、勿論かまいません。

私が作る曲では、このAメロと同じコードが一番多い気がします。全部調べたわけではありませんが。

イントロが、サビと同じコード進行

「アルデバラン」の場合は、イントロ部分でサビのフレーズの最初の部分を奏でています。間奏部分はまた違うコード進行です。

サビのメロディーは、曲にとって一番印象に残る部分ですので、それをイントロで、さりげなく出しておいて、本当のサビ部分に来たときに、あっ聴いたことある、という既視感的な効果を作りやすいですね。

逆に間奏部分では、サビの後通常間奏となるため、サビと同じコードだと、ややくどくなるかもしれません。ただ、サビと同じ間奏の曲も多く存在するとは思います。

イントロや間奏が、全く違うコード進行

「夢をあきらめないで」は、音楽に詳しくない人が聴いたとしても、イントロや間奏部分と、歌の部分が全然違う雰囲気であることが分かるとは思います。

それに、歌部分では基本的な調のコードしか用いていないのに対して、イントロ部分、間奏部分では転調的なコードを多用することにより、歌部分との違いを出しています。

転調的なコードを使う場合、使わない場合、両方ありますが、作曲する人と、編曲する人が違う場合に、転調がよく使われている印象はあります。

今回、簡単ではございますが、イントロや間奏をどのように考えるかについて、初心者の方に向けた解説をしました。ご参考になれば幸いに思います。