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DTM初心者向け 音楽批評

【イントロや間奏】の作り方パターンを、コード進行から考えてみる

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今回は趣向を変えまして、DTM、作曲では、歌ものの曲の場合、当然ながら、歌のメロディーを中心に作曲していきますが、イントロや間奏は、歌のメロディーに対して、どんな感じで構成されているのか? 有名な曲を例にとって解説してみようと思います。

イントロや間奏が、Aメロと同じコード進行

有名な曲として、一青窈の「ハナミズキ」があります。イントロや間奏で、Aメロと同じコード進行を用いています。

イントロのピアノ部分はAメロと同じコードというのは気づきにくいかもしれませんが、同じコードになります。という私も、コード進行が分かるサイトを手掛かりにしていますが。

間奏部分は、もろメロディーでAメロを奏でていますのでわかりやすいですね。

実は、このAメロと同じコード進行というのは結構多い気がします。イントロ部分がAメロと同じコード進行なので、流れに無理がなく自然に繋がります。

あいみょんの「マリーゴールド」もそうですね。

構成の例を一つ上げますと、

  • イントロ(Aメロと同じコード)
  • Aメロ
  • Bメロ
  • サビ
  • 間奏(Aメロと同じコード)
  • Aメロ
  • Bメロ
  • サビ
  • 間奏(Aメロと同じコード)
  • 大サビ

大サビ前の間奏など、サビとは違うコード進行であることで、メリハリがつきます。イントロと、一番と二番の間の間奏と、大サビ前の間奏では、全く同じだとマンネリ感があるので、最低一つは違うパターンのアレンジにした方がいいですね。全部違っても、勿論かまいません。

私が作る曲では、このAメロと同じコードが一番多い気がします。全部調べたわけではありませんが。

イントロが、サビと同じコード進行

「アルデバラン」の場合は、イントロ部分でサビのフレーズの最初の部分を奏でています。間奏部分はまた違うコード進行です。

サビのメロディーは、曲にとって一番印象に残る部分ですので、それをイントロで、さりげなく出しておいて、本当のサビ部分に来たときに、あっ聴いたことある、という既視感的な効果を作りやすいですね。

逆に間奏部分では、サビの後通常間奏となるため、サビと同じコードだと、ややくどくなるかもしれません。ただ、サビと同じ間奏の曲も多く存在するとは思います。

イントロや間奏が、全く違うコード進行

「夢をあきらめないで」は、音楽に詳しくない人が聴いたとしても、イントロや間奏部分と、歌の部分が全然違う雰囲気であることが分かるとは思います。

それに、歌部分では基本的な調のコードしか用いていないのに対して、イントロ部分、間奏部分では転調的なコードを多用することにより、歌部分との違いを出しています。

転調的なコードを使う場合、使わない場合、両方ありますが、作曲する人と、編曲する人が違う場合に、転調がよく使われている印象はあります。

今回、簡単ではございますが、イントロや間奏をどのように考えるかについて、初心者の方に向けた解説をしました。ご参考になれば幸いに思います。

作成者: Goronyan

日本、三重県伊賀市に住む50代後半の男性です。
これまで作曲家事務所に所属しておりました。
35歳頃からパソコンで音楽を作るDTMを始めております。
2022年6月に会社を辞めて以来、音楽で生計が立てられないか模索中です。
ブログではDTMと音楽と、時折日常について書いていきます。

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