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音楽批評

3Dアニメーションソフト【iClone】で「ジムノペディ」の動画

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iCloneという3Dアニメーションソフトは、今から5年ほど前まで使っていました。それ以来次のパソコンに変わったときに、そのソフトが動作しなかったこともあり、今の新しいパソコンに変わってから昨日ダウンロードして、久しぶりに使いました。

無料トライアル版である。RPGのリアルなゲーム画面が作れてしまうほどの性能があるだけあって、物凄く細かい設定までできるようです。

3DCGアニメーションを劇的にシンプルに | iClone (reallusion.com)

以前使っていたときより、いくつもバージョンが先に進んでいることもあり、慣れている操作方法もあったが、ここをどうしたらいいのか分からないということもあり、なおかつ操作画面が大半が英語ということもあったので、昔使っていたときのようにスムーズには進みませんでした。

それでも、プリセットのステージが街並みを再現していて、そこに、プリセットのキャラクターを配置させ、勉強不足でキャラクターは動かせなかったですが、撮影する角度を360度から撮ったものをスクリーンショットしました。

トライアル版のため、画像として保存するときには、すかしが入ります。スクリーンショットなら、すかしは入らないためそうしました。

ただ、スクリーンショットしてから、不要な操作画面の部分をカットする手間はあるので、全方位からの写真を50枚余り撮影し、画像カットの編集するのに、一時間以上を要してしまいました。

その後、Power Directorという日本で一番人気の高い動画ソフトで、編集しました。動きのない人形を、カメラだけが回って撮影しているので、物凄くシュールな絵になっています。

一枚一枚の画像の繋ぎは、トランディションで、自然に変わる雰囲気のものを探し、カクカクとした感じにならないようにしました。

そのシュールな雰囲気に合う曲を思い浮かべたときに、エリックサティの「ジムノペディ」が浮かびました。

昔作った音楽のデータなどは、CDに焼いて残していますが、最近、その中にこの曲を見つけていました。DTMを初めて間もない頃、35歳ぐらいに、楽譜を入力して作ったものです。

ジムノペディ、って、本当に不思議な雰囲気の曲ですね。

物凄く、憂鬱な感じがします。ただ、悩んで落ち込んでいるという雰囲気でもなく、感情的な様子がなく、物凄く無機的な感じです。

以下は、ウィキペディアからの引用です。

3/4拍子のゆったりとしたテンポ、装飾を排した簡素な曲調、独特の愁いを帯びた旋律が特徴として挙げられ、特に第1番がサティの代表的な作品として、タイトルとともに知られるようになった。『ジムノペディ』という名称は、大勢の青少年が古代ギリシアアポロンバッカスなどの神々をたたえる祭典「ギュムノパイディア英語版)」(古代ギリシア語: Γυμνοπαιδίαι)[1]に由来しており、サティはこの祭りの様子を描いた古代の壺を見て曲想を得たといわれる。

日常ではない、はるか古代の様子にインスピレーションを受けることで、曲想を独特なものにできたのですね。

私もこの「ジムノペディ」の曲の雰囲気、3拍子のゆったりとしたリズムを、参考にさせていただき、10年以上前に作った曲があります。

ピアノ協奏曲「奥の細道」第5楽章「閑かさや 岩に沁み入る 蝉の声」です。左手の弾き方がそのままです。パクリ疑惑?

上の動画のBGMで使用しています。

ミンミン蝉の声「ミーンミンミンミン、ミーンミンミンミン~」

ツクツクボウシの声「ツクツクボウシ、ツクツクボウシ~」を真似て、作った音がありますので、よかったら探してみてください。

なお、こちらは、著作権フリーで動画などで使用できる音源としてオーディオストックにて販売しております。月間契約ですと、破格の安さでいろんなBGMがダウンロードし放題です。

動画配信者向けプランなら、月々550円です!

YouTubeで動画などされている方は、一度覗いてみてください。そして、ついでに私の曲もダウンロードしてください。

上のYouTube動画のBGMとして入れている音源より、さらにいい音源を使って、オーディオストックでは販売しています。

静かでクールな、ピアノとオーケストラ、夏 (No.1292971) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

AudiostockでBGM・効果音を販売中!
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音楽批評

円周率を音楽に変換するという試みが、現代音楽っぽくてナイスだった

またまた、他力本願になってしまいますが、YouTubeで面白い動画を発見しましたので、掲載させていただきます。

円周率は、不規則な数が果てしなく続きますが、その数を、音符の音の高さに合わせていくという手法ですね。

1オクターブを12等分して音のキーがありますが、

円周率は現状は10進数なので、それを12進数に変換したら、どうなるかという数を作り、それから曲を作るという試みをしています。

この動画の作者は、間違いなく、相当のDTMスキルがあると思われます。

いろんな調をいったりきたりしながら、それなりに曲としてまとめ上げる力量は凄いと言えます。

ある意味現代音楽的な、無調の曲ですが、人が頭の中で想像したら出てこないような旋律が、とても面白いと思えますね。

今、頭でひらめいたのですが、ルーレットで、一周を12分割させた物を作り、それを回していって、出た順番につなげて、無理やり音楽を完成させるとか?

偶然で生まれた音の組み合わせから、メロディーを発展させたりしたら、それはきっと、自分だけではできなかった新しい曲に繋がるとか、そんなことを考えたりしています。

今回は、私のブログの中で、最短のものになりました。

師走(しわす)は誰もが大忙しですが、クリスマス曲「トナカイにのって」は、サンタクロースの視点の歌詞ですが、師走の忙しい時期に仕事を追い込むサラリーマンの悲哀が、裏のテーマになっています。

乾燥こんにゃく米『ゼンライス』
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DTM

純正律の音と、平均律の音の違いについて、あれこれ考えてみる

今回のブログは、12月23日に書いております。仕事ではないチラシ配り(無給)を、伊賀市のゆめが丘という団地でしておりましたが、昨日と比べ、一気に温度が下がりました。

この地方で、今年最初の「雪の華」を見ることができました。雪は大したことないですが、横殴りの風の寒いこと、手がかじかんで大変でした。

家に帰って、テレビのニュースを見ますと、高知県で、鹿児島県で異例の雪が降って、車が立ち往生とか、事故とか・・・、クリスマス寒波到来です。

話は変わり、今回のブログネタは、たまたまYouTubeのオススメで並んでいたのを発見しました。いい題材と思いましたので、ご紹介させてもらいます。他力本願ですみません。

今回はDTMというよりは、音楽に関する話題になります。

純正律とは、ドレミファソラシド、というスケールがあるとして、それらで作られる和音が、何の狂いもなく美しく響き合う調律のことを意味します。

平均律とは、1オクターブを12分割させている調律のことを意味します。

もともとモーツァルトがいた時代より前は、全ての楽器が純正律だったらしいです。

純正律の欠点としまして、転調させて、他のスケールに変わったときに、ピアノですと、音が変になってしまうということがあるようです。不協和音が生じるという意味です。

そのことの対策として、どのスケールで弾いたとしても、少しずつ不協和音を生じるけど、どのスケールでもそれなりに対応できるという、平均律が生まれたらしいです。

もし純正律のハーモニーの美しさを重視させるのでしたら、ピアノですと、12の調のために12台、ピアノが必要になるようです。

その、純正律と平均律のピアノの音の違いについて、上の動画では、実際に聴くことで音の違いを確認できますので、知識という意味で、一度は聴いてみた方がいいかと思います。

ピアノの場合は、純正律として使うことが難しいのですが、楽器の中で、基本的に純正律の楽器があります。

何だと思いますか?

①オーボエ、②パイプオルガン、③バイオリン、④トランペット

Thinking time! 答えはCMの後で!

さあ、皆さん、分かりましたでしょうか?

正解は! バイオリンです。先に動画をご覧になられた方はそこでも触れているのでわかるとは思いますが、バイオリンでは、指をほんの1ミリずらしただけで音が変わるので、純正律で音を出すことが可能となるわけです。

それだけ、音程を出すことに繊細さが追及されるだけあって、私の思うのに、楽器の中で正確な音程を出すという意味で、一番習得が難しい楽器だと思います。

そういう意味では、トロンボーン、フレットレスベース、三線なども同じと言えるかもしれません。

DTMで、Native Insyruments社のKompleteというバンドルを私は持っていますが、その中で、バイオリン音源は、生のバイオリンの音からサンプリングされているだけあって、本物とほとんど同じような音が出ます。

でも、実際に自分で弦楽四重奏の曲とかを再現させてみても、実際のクラシックのプロの演奏と、全然違うように感じ取ってしまいます。

その要因の一つとして、平均律のキーボードで鳴らしたストリングスの音と、純正律のプロの音、の違いもあるのではないかと、推測します。

クラシックができた当初は純正律が基本だったらしいですが、今の現代の音楽は、生のストリングスを覗いて、基本的な意味で平均律で、その音に誰もが慣れてしまっています。

この先、もしかしたらですが、ストリングス音源などで、AIが自動的に純正律の音に変換させるなんて機能もできるかもしれませんね。

純正律と平均律の違いを知っていることは、パソコンで音楽を作るDTMに、直接、すぐに何かを改善させることにはつながらないかもしれませんが、知識として持っていることは、デメリットになりはしないと思います。

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DTM

【ギターチョップ】をイントロに入れて、独特のインパクトをつけよう

エレキギターの音を細かく切り刻んで、独特の雰囲気を出させる手法のことを、ギターチョップと言います。

今回は、その手法を解説します。

上の音は、エレキギターのソフトからオーディオデータにしたものですが、実際のエレキギターの演奏でも構いません。

1小節か2小節、全音符で、ジャラーンと伸ばす部分を作っておきます。

ジャラーンと伸ばす部分の前半部分だけ使うことにします。

分割して、前半をコピーして後半にも持ってきます。

このあと、基本的には16分音符の単位で、分割していきます。最後の方の1か所だけ32分音符の分割にしました。

分割する方法に、これといった規則があるわけではありませんが、いろんなものを試してみて、これがいいというのを発見するといいですね。

減衰する全音符の音から編集しているため、後の方が小さい波形になっています。それを、おおよそ、同じ波形の大きさになるように、編集します。

分割された波形の上のあたりにマウスを持ってきますと、波形を大きくすることができます。

最後に、盛り上がる感じを演出させるため、ギターチョップ部分のボリュームを、他の部分より上げます。なおかつ、初めから終わりにかけてクレッシェンドさせます。

少し前に、「リバースピアノ」をしましたが、このギターチョップにつきましても、録音させた音を、DTM上でカットしないとできないという意味では、基本的な意味で、現実世界には存在しない音ということになります。

有名な曲では、RADWINPSの「前前前世」のイントロで用いられていますね。一瞬、機械が壊れたかのようなインパクトがあります。そのため、ギターチョップ部分は、他の楽器は少な目か、なしの方がいいかもしれません。

なお、ギターチョップの作り方ですが、今回のように分割する他に、ある一部分の分割した物をコピーして貼り付けるという方法もあります。

コピーした場合は、当然のことですが、全く同じ音を繰り返すことになるため、若干出来上がりの音に差はあります。どちらがいいのかは、聞いてみて判断したらいいですね。

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音楽批評

「宇宙戦艦ヤマト」の曲を【DTM】で再現させて発見できたこと!

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今回は、久しぶりに音楽批評の投稿になります。今は住んでいるところは離れていますが、以前地元近くに住んでいて知り合ったことから、北折哲也さんに、宇宙戦艦ヤマトのボーカルとコーラスを一年前に歌ってもらいました。以前声楽を習っていたこともあるだけあって、本格的な歌唱です。

今回は、宇宙戦艦ヤマトという曲の、特に編曲について、実際に自分でDTMで再現させてみて、発見したことを解説させていただきます。

上の図は、DAWソフト上で、オーケストラのトラックを、ワンコーラスの部分でスクショしたものを編集しました。

A さらば地球よ 旅立つ船は 宇宙戦艦ヤマト

B 宇宙の彼方 イスカンダルへ 運命背負い 今飛び立つ

C 必ずここへ 帰ってくると 手を振る人に 笑顔でこたえ

D 銀河を離れ イスカンダルへ はるばる望む 宇宙戦艦ヤマト

歌詞カードを見なくても、テレビアニメ放送当時、かかさず見ていたこともあり、すらすら書けます。

Aの部分は、オケとしては静かでありながらも淡々と、大勢で歌っているイメージです。このAメロ部分で、合唱していて、オケが静かで、オケが盛り上がる途端に合唱が止まるって構成、この曲の他に思い浮かばないのですが、あるでしょうか?

BからDにかけて、最後の「宇宙戦艦ヤマト」と盛り上がるところ以外は、ボーカルが一人で歌っています。

オケの構成で、上の画像では、以下で構成されています。

ドラム、ハイハットのリズムセクション

トランペット、トロンボーン、ホルン、チューバのブラスセクション

バイオリン1、バイオリン2、ビオラ、チェロのストリングスセクション

ティンパニー

この中で、ストリングスセクションについては、グループトラックというのを作り、そこへ各パートの音を送ることにより、一括で管理しています。

それをしていいことは、まとまった状態のものに、ボリュームのオートメーションをかけることにより、バランスよく編集することができるのと、パソコンの負荷を少なくさせることがあります。

ブラスの強弱は、ベロシティでほとんど再現できますが、ストリングスは、クレッシェンドさせたり、デクレッシェンドさせたり、また、小さい音から大きな音まで、音の強弱の変化が曲を通して多い楽器と言えます。

画像の下の方に見える折れ線グラフは、ストリングスをグループチャンネルにまとめたものに対して、ボリュームで強弱をつけてます。オートメーションでボリュームを書くということをするのとしないのとでは、できあがりの印象が大きく変わります。

B部分「宇宙の彼方イスカンダルへ~」では、ストリングスが細かいアルペジオをしています。

C部分「必ずここへ 帰ってくると~」では、ボーカルが歌った後に、やまびこのように、ブラスが後をおっかけるようなアレンジが、印象的ですね。

上の二つのアレンジですが、この前に私のページでも紹介させてもらったホルストの「Jupitar」のアレンジに物凄く似ていたりします。このあたり、編曲家の人は、影響を受けていたのではないかと想像したりします。

上の画像はボーカルとコーラストラックになります。

ボーカル部分は、何テイクか録音した上で、一番いいのを残しています。一番いいテイクを真ん中に位置させ、他の部分については、A部分とD部分後半以外は、ミュートにしています。

ボーカルはメイントラック以外は、左右にばらけさせて立体感を出しています。

ボーカルトラックにつきましても、グループトラックでまとめています。

ボーカルトラックをグループトラックとしてまとめる利点としましては、ストリングスのときとは、少し意味合いが違ったりします。

ボーカルの場合、一人で歌っているのと四人で歌っているのとでは、ボリュームが変わってきますが、グループトラックにしてから、コンプをかけることにより、一人と四人との音量差が少なくなり、オケとなじみやすくなります。

コーラスとしては、最後の大合唱「宇宙戦艦ヤマト」の部分だけ、ハモリパートを上下に入れました。こちらもコーラスとしてのグループトラックを作っています。

オーケストラのアレンジで、盛り上がる直前で、プラスやストリングスがかけあがっていったり、この曲を耳コピで再現させることによって、自分自身のアレンジのスキルが上がったような気がしています。

各パートのメロディーについては耳コピしましたが、コードについてはネットのものを参考にしました。コードは聴いて正確に読み取るのは、本当に慣れている人でなければ難しいかもしれません。

同じ曲でも、サイトによってコードの記号が全く違ったりしています。テンションが入る入らないという次元でなく、全く違うコードの場合が何度もありました。

採譜する人も、たくさんいるようですので、その人の力量にも左右されると思いますが、それだけコードの読み取りは難しいと言えるかもしれません。

CMになりますが、漫画全巻ドットコム、では、新しい漫画から、昔の漫画まで、全巻を取り寄せることができるサイトです。よかったら、バナーをクリックして、覗いてみてください。

漫画全巻ドットコム、の「宇宙戦艦ヤマト」です。 漫画全巻ドットコム

上の動画を歌ってもらった北折哲也さんに、オリジナル曲も歌ってもらっていますので、よかったら聴いてくださいませ。懐かしい昭和歌謡です。

ロケ地は、地元、三重県伊賀市の上野公園になります。

マイナビふるさと納税
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DTM

アレンジ編曲の仕事の進め方【ココナラ】奮闘記、開始5か月の実情

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自宅の小さな庭のサザンカが咲き始めています。セカイノオワリの「サザンカ」という曲のことをふと思い出しました。

今回は、アレンジの仕事について、ココナラというサイトにて仕事を受けていますが、それについてのお話をさせていただきます。

私のブログページのトップにあります「メニュー」の中から、「ココナラ」をクリックしますと、私のページに飛びます。ココナラでは私は2022年7月より、作曲と編曲の仕事をさせていただいておりますが、実績を積むまでは、格安価格にて仕事を受けておりますので、よろしければ覗いてみてくださいませ。

依頼される方としては、パソコンで音楽を作るDTMに慣れている方もいれば、慣れていない方もいらっしゃいます。

上の画像は、イメージで、私の曲「ワイングラス」の楽譜です。

データを頂く作業

まずこちらに曲が把握できる状態になることからスタートします。

  • メロディーが分かる楽譜と歌詞、テンポが分かるもの
  • 弾き語りの音源

そのどちらかがあれば、編曲の方の作業ができます。

コードについては、弾き語りの音源の場合は、いただいた音源からコードを探す作業をすることもありますが、コードの読み取りは複雑なコードを使用しているなど、難しいケースもありますので、コード譜をいただいた方が確実です。

弾き語りの音源に合わせる場合ですが、その音源がDTMソフトを使って録音されているケースですと、DAWソフトのメトロノームに合わせて弾いてくれる場合だと、作業は楽ですが、メトロノームに合わせず、単に弾き語りを録音したケースもあります。

そういったケースですと、一旦その音源をDAWソフトに読み込んだ後で、小節の頭が揃うように、テンポを指定していく作業が必要となります。

人間の感覚的には一定のテンポで弾かれているように聴こえますが、機械的なテンポに合わせると、小節単位でテンポのゆらぎはありますので、この作業が結構大変ではあります。

ただ、依頼者になるべく負担をかけないよう、DAWソフトのメトロノームに合わせて録音し直してくださいとは言いません。

テンポを決めた後でも、完全にソフトのテンポと一致まではしないため、打ち込みはマウスでクリックではなく、鍵盤のキーボードを使用して入力していく必要があります。

その音に合わせるテクニックというのは、実際に楽器を演奏することに慣れていないと、なかなか難しいものがあります。

そういう意味でも、何かしら楽器を習得して、演奏する技術というのは、DTMにおいては、物凄く活かされます。

編曲していく作業

編曲については、最初にイメージする編曲のリファレンス曲(参考曲)は、必ず聞いておいてください。

単にジャンルだけだと、こちらが時間をかけて作ったものが、描いていたイメージと違うと、言われてしまうケースはよくあります。

バンド編成のアレンジの依頼を受けることは多いですね。それにプラスして、ストリングス、ブラス、シンセなどを重ねることになります。

アレンジは、最初から最後まで完全に作りこむのではなく、ワンコーラスだけ作ってから、確認してもらう、もしくは、ドラム、ベース、ピアノ、ギターなど4リズムだけ入れた段階で聴いてもらうなどした方がいいです。

完成させるまで、途中で最低でも一回は中間報告のような感じで提出して、確認してもらいます。

それで、確認してもらった後で、それに発展させる形で、ブラッシュアップさせ、完成形にもっていきます。

最初から一気に完成形にまで進めることはオススメできません。修正箇所が多いことは、修正を指摘する依頼者の負担も増やすことになります。

また、こちらが時間を使ってしたことが、全く無駄になってしまうケースもあります。

完成、確認、納品

完成させて確認してもらったとき、ほとんどのケースで、ここをこうしてほしいと修正の要請を受けます。

私は修正については、修正箇所の多さは入れず5回までの修正は追加料金なしで対応しています。

YouTubeで、DTMについて出している人が、無限修正地獄と言っていることがあり、一回の依頼で40回修正した、と言っておりました。

曲に対して完成形を求める姿勢について非難するつもりはありません。それぞれの方が曲に対しての熱意はあるものです。

そういうこともあり、自分の負担を減らす意味で、修正についての限度は設けておいた方がいいかもしれません。5回修正すれば、依頼者の求めているものに近づけるはずです。

最後に納品は、一般的にはWAVデータの44100kHz、もしくは48000kHzで納品します。

通常のCDは44100kHzでできておりますが、DAWで編集するためのパラデータは48000kHZでやり取りするケースが多いため、どちらで納品するかは前もって確認します。

また、依頼者の中にはWAVデータについて再生できない人もいらっしゃいますので、通常データの受け渡しのために軽いMP3のデータも、私は同時に納品しております。

データの名前ですが、

「ワイングラス、ボーカロイドミックス完成20221208」

「ワイングラス、カラオケ完成20221208」

というように、必ず西暦の日付を最後に入れております。

その方が、何のデータが一番最後のデータなのかがすぐに理解できるからです。

完成納品の他のときは、確認用ですのでMP3がいいです。

なお、ココナラですが、

仕事をやりたい人、仕事を頼みたい人、それぞれ、技術、スキルに関係して様々なことがやりとりできます。

登録するだけなら無料ですので、是非とも入って新しい世界を広げてください。


なお、メジャーアーティストの場合の編曲の仕事についてですが、作詞作曲とは大きく異なります。

作詞や作曲は、基本的には、その曲がどれだけ売れたかにより、印税の収入が入ります。

比べて、編曲の仕事に印税はなく、一曲あたりいくらと決められています。

そういう意味では、収入を安定させるためには、作詞作曲と編曲の仕事をバランスよくこなすことが、生計を立てる意味で重要となります。

以上で、編曲についての話を終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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コード進行【聴き比べ】ポップパンク進行、カノン進行、王道進行

今回はコード進行について解説させていただきます。

音の響きを実際に聴いてもらって、こういう感じなんだと体感できるところが、私のブログの強みにしたいですね。

ポップパンク進行

初めに、ポップパンク進行から解説します。あまり馴染みのない言葉ですが、世界的に物凄く多用されているコード進行です。世界的に見れば一番多いかもしれません。

ビートルズの「Let It Be」のイントロの出だしと同じことから、レットイットビー進行と呼ぶ人もいます。

  • ハ長調に直すと、 C→G→Am→F
  • ディグリーネーム、Ⅰ→Ⅴ→Ⅵm→Ⅳ

になります。

ポップパンク進行の特徴ですが、明るく希望を持てるイメージですね。循環コードとしても使えます。

C→G→Am→F→C→G→Am→F→と続くとして、

Cから始まらなくても、Amから始まったり、Fから始まったりして、

  • C→G→Am→F
  • Am→F→C→G
  • F→C→G→Am

以上3つの組み合わせが、この進行の中に含まれるということです。Gから始まることは、めったにないです。ドミナントから始まるときは、極めてまれになります。

カノン進行

二番目にカノン進行を紹介します。以前このブログで岡村孝子のコード進行は高い割合でカノン進行というのを上げました。

興味のある方は、後で覗いてみてください。ブログ上の検索で「岡村孝子」で出てきます。

ピアノロール画面を見て気づかれた人もいるかもしれませんが、このカノン進行の特徴としてベースラインが最初、階段状に下降するというのが挙げられます。

  • ハ長調に直すと、C→G/B→Am→Em/G→F→C→Dm→G
  • ディグリーネーム、Ⅰ→Ⅴ→Ⅵm→Ⅲm→Ⅳ→Ⅰ→Ⅱm→Ⅴ

このコード進行は8小節で一つの単位になっています。

カノン進行はメジャーコードとマイナーコードがいいバランスで混じっていることから、感動的で情緒的な響きですね。日本人が好きなコード進行と言えます。

王道進行

三番目に挙げるのは、王道進行です。日本のポップスで一番多く使われているコード進行になります。

ただ、世界的にはそれほど使われているということはありません。世界の人は、このコード進行を日本のコード進行と呼ぶこともあります。

  • ハ長調に直すと、F→G→Em→Am
  • ディグリーネーム、Ⅳ→Ⅴ→Ⅲm→Ⅵm

最初メジャーコードでつないでおいて、GからCに行くかと見せかけて、マイナーコードに向かうあたり、日本人の心にグッとくる切なさを感じますね。

Just The Two Of Us進行

四番目に挙げるのは、Just The Two Of Us進行です。ジャズの同名の曲がヒットし、それを真似する人が多かったことから世界的に広まりました。

椎名林檎の「丸の内サディステック」の曲がこのコード進行を使っていることから、日本では「丸サ進行」と呼ばれることも多いです。

  • ハ長調に直すと、FM7→E7→Am7→C7
  • ディグリーネーム、ⅣM7→Ⅲ7→Ⅵm7→Ⅰ7

これまでに挙げたのは、全てコードが、ダイアトニックコードだったのですが、これについては二か所違います。

ダイアトニックコードですと、Em7、CM7になります。

E7は、Amに進むためのセカンダリードミナントと呼ばれるコードになります。

また、C7は、Fに進むためのセカンダリードミナントと言えます。

セカンダリードミナントとは、GがCに向かおうとするドミナントモーションの性質を、他のコードに対しても用いることを意味します。

最近の日本のポップスで、本当によく使われることになった、今が旬のコード進行と言えるかもしれません。

小室進行

最後に紹介するのは、小室進行になります。その名の通り、小室哲也が、多用したことから名づけられました。

  • ハ長調に直すと、Am→F→G→C
  • ディグリーネーム、Ⅵm→Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ

最初がCだったら普通なのですが、暗い感じがするAmを最初に持ってくることで、情緒的な響きがします。

以上、コード進行に名前がついている有名なコード進行を5つ紹介させていただきました。

次回はコード進行に対して、実験的な試みをしてみようと思っています。

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DTM中上級者向け

サードパーティ製ソフトを、Kontaktに読み込ませる方法

音楽をやっていると、この楽器の音を入れたいんだけど、手持ちの音源の中にいいのがないなあ、ということがあります。

私は、オカリナの音、マンドリンの音について、いいのがなかったので、それぞれ購入しました。以下のリンクからページに飛びます。

オカリナ:アマヤ (embertone.com)

マンドリンv1.5, マンドリンv1.5プラグイン, マンドリンv1.5を購入する, ダウンロード (pluginboutique.com)

外国のサイトから購入しましたが、その前に、日本人のブログで紹介されていたこともあり、信用して買いました。

これらは、Native Instruments社(NI社)のKontaktというソフトを使用して、使うことができます。

Kontktのどのバージョン以降で対応可能、などの表記が音源の注釈にありますので、それで手持ちのKontaktで対応できるのかどうかは必ず確認してください。

NI社は自身で開発したサンプラーソフトを、他社で使用することも許可しています。

題名のサードパーティとは、第三者のことを意味します。系列の企業ではない第三者という意味です。

サードパーティ製のソフトの中には、NI社により認可されているものと、されていないものがあるようです。

されているものは、Kontaktの左側のコンタクトライブラリーに並びますが、今回は、認可されていないタイプについて説明します。

画像のように四角形を分割したようなマークを押し、下から「Quik-Load」をクリックします。

ピアノ画面の上に、Quik-Loadが出ます。Quik-Loadの鍵マークのロックを外しておきます。

左上の「File」から、ダウンロードしたnkiファイルを見つけ、それをドラッグ&ドロップして、Quik-Loadへ持ってきます。

Quik-Loadからドラッグ&ドロップして持ってきますと、音源が入ります。

Quik-Loadは、サードパーティ製音源でなくても、左側のライブラリーの中でよく使うものを、入れておくという使い方もできます。

Quik-Loadでは、フォルダーを作ることができ、ジャンルごとに分けるなんて使い方もできます。

サードパーティ製で認可のないものは、左側のコンタクトライブラリーに並びませんので、Quik-Loadを使うことにより、一回一回ファイルを選ぶ手間が省けます。

今回は、サードパーティ製のソフトについて、Kontaktで動かすための方法について書きました。

私も日々のDTMを使っての作業の中で、新しい情報などあればこちらにシェアしていきます。

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DTM初心者向け

Groove Agentの使い方Cubase付属ドラム音源

今回は、Cubaseに最初からついてくる付属音源のGroove Agentの基本的な使い方を説明させていただきます。

プロジェクトを開いてから、トラックを追加で、インストゥルメントより、「Groove Agent SE」を選択します。

上の方にある▼マークを押し、「プリセットの読み込み」をクリックします。

フィルターが表示されます。

フィルターの上にある属性をクリックします。

左から右に4つ、フィルターの種類を決めるところがありますが、

左から3番目に「Musical」→「Style」

一番右に「Musical」→「Sub Style」を指定します。

スタイルから一つクリックしますと、それに合うサブスタイルが表示されます。

サブスタイルから一つ選びますと、それに合うドラムのセットが右側に検索結果として表示されます。

今回は、Vintage Kit1を選択します。

上の画像のように表示されます。左下のパッドの部分をクリックしても、音が鳴りますが、MIDIキーボード、電子ピアノなどがある場合は、左側の方、低い方にあるC1~D♯2までが、その音色に該当します。

ほとんどのドラム音源で、おおよそ配置は決まっています。ただし、バスドラム、スネア以外は、音源によって配置が異なるケースがまれにあります。

キーボードで演奏しながら、リアルタイムで録音するとき、トラックは、バスドラムとスネアとタムで1つのトラック、

ハイハットとシンバルで1つのトラックを作り、

録音するとやりやすいですね。器用な人なら、両手使いながら一度にできる人もいるかもしれませんが、2回に分けて録音することをオススメします。

録音した後で、トラックを色分けします。

それから、二つのトラックの四角形の箱を、Ctrlキーを押しながら、複数選択させ、クリックします。

開いたときに、色分けした色のように、音符に色がついて表示されます。

音を聴いてみます。

少しもたついて聴こえる部分があるなと思いましたら、感度指定クオンタイズというのを使ってみます。

上の方に、「e」のマークがあります。クリックしますと、クオンタイズパネルが左上に表示されます。そこでパーセントで感度を指定します。

今回打ち込んだのはエイトビートのリズムですので、8分の1にクオンタイズが鳴っているのを確認しながら、「Q」のクオンタイズをクリックします。

感度を指定しないクオンタイズも用いることがありますが、その場合は、ピタッとタイミングが機械的に決まってしまいますため、ドラムを人間が演奏している感じからは遠くなってしまいます。

単にキーボードで演奏しただけだと、下手に聴こえる場合などは、感度を30~50ぐらいにしてクオンタイズをかければ、ある程度正確なものの、人間らしいグルーブを残した感じになります。

その音を、今回、音色を「Rock Kit5」に変えて再生させてみますね。

これまでの説明は、バンド系のドラムの作り方でしたが、打ち込み系のドラムの作り方の説明をします。

人間がドラムを叩いているというよりは、機械的に複雑なリズムを鳴らすという雰囲気にしたいため、キーボードは使わず、直接ピアノロールに、クリックして書いていきます。

バスドラム、スネアドラム、ハイハット、シンバル、ぐらいあれば基本的なリズムが作れます。

ハイハットは音符の数が多いので、ところどころベロシティで小さくなる部分を作ったりして、メリハリをつけてみます。

こういったケースですと、1小節のパターンを繰り返すか、2小節のパターンを繰り返すケースが多いですね。まれに4小節ということもあります。

Cubaseというソフトに最初からついているドラム音源ですが、様々な音が収録されており、結構クオリティーが高いですね。

バスドラムとスネアは真ん中で聴こえることが多いですが、ハイハット、シンバル、タムなどが、左右に初めから分散されて配置されているので、とても使い勝手がいいですね。

以上、グルーブエージェントの基本的な使い方について、ドラム全般に使えるテクニックなどを入れつつ説明させていただきました。

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日常

レコードブーム再来って本当? 家に眠ってるレコードが高価買取に!

こちらの記事はプロモーションを含みます。

ネットのニュースで、レコードブームが再来しているというのを知りました。

レコードをずっと聴いている人は、CDの音にはない温かみのある音というのを言っていますね。

音的に、デジタル信号を変換して音が出るCDと、レコード盤の溝を針が読み取る音とは、ミクロの世界で違いがあるのかもしれません。

上の動画では、レコードがCDに変わっていったときも、レコード針を作る技術や、レコードをプレスする技術を絶やさず維持してきた日本の企業のことが紹介されています。

また、レコードが高額で取引されているという情報から、家の大掃除して、4枚のLP盤が出てきました。

ただ、若い頃持っていたLP盤はもっと多かったので、もっと出てこないかと探したのですが、自分の家にはありませんでした。

それで、20歳ぐらいのときに一時期住んでいたことのある親戚の家に訪問し、残っていないかと探索しました。

結果的に私が所有していたレコードは見つからなかったのですが、親戚の人の所有するレコードのLP盤は2枚みつかり、いただきました。

エコストア レコーズに問い合わせてみたところ、10枚以上のLPがありますと、送料無料で、包装セットを送ってもらい、レコードを宅配便で送れるようにしてくれるようです。10枚未満だと送料をこちらが負担することになります。

私の持つレコードの内容、どのジャンルなのか、帯がついているのか、などを説明させてもらったところ、それなら、送料分元が取れないかもしれません、と正直に言ってもらいました。

中古レコードについても、売れ筋があるらしく、売れ筋でなおかつあまり出回らないものですと、希少価値から値段が上がります。

私のような50代以上の人なら若い頃レコードを聴いていたという人も多いかもしれませんね。そして、レコードプレイヤーも使っていないので、今は動かなくなってしまっているという方も多いのではないでしょうか?

レコードを思い出の一つとして所持することも悪くありませんが、家の模様替えのときなどに、業者に出してみるというのも選択枝として考えたいですね。

私はLPが10枚揃ったら、依頼していました。

高い値段だと1枚10000円以上の値段が付くなんてこともあるようです。

例えばビートルズのアビーロードで、一番最初に発売されたイギリス版だと結構な高値がつくようです。

他にも、CDやDVDの取引もしているようで、CDですと50枚以上ですと、送料無料で送れるようです。

レコード、CDともに言えることですが、帯がついているかどうか、また歌詞カードがついているかどうか、についても料金に差が出るらしいです。

処分するために捨ててしまうぐらいなら、もう一度新しい誰かに聴いてもらえるよう、利用したいですね。

下のリンクのエコストアは、買い取り額、顧客対応、ともに業界ナンバーワンのようですので、特にオススメできます。