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DTM初心者向け

マイク録音で、修正する場合のDAWソフトでの注意点【初心者向け】

今回はマイクなどを使用して、オーディオの録音したときに、一部分など修正する方法について、基本的なことを書かせてもらいます。初心者の方向けの内容となります。

Cubaseの画面を使って説明させていただきます。

今回はアコースティックギターの録音を例にします。最初のテイクで、音が変になってしまっています。上はその音です。

トラックのところにあります一番右側の場所に、「レーン」がありますので、それをクリックしますと、レーンが表示されます。

2度目の録音をしたとき、レーン2のところに新しい録音が表示されます。

コードを変えるごと、小節ごとにどちらの音がいいか選択することにします。

レーンのそれぞれを小節ごとに分割するのですが、注意点があります。それは小節の最初のところで分割しないことです。生演奏ですので、発音タイミングは小節の頭より先に来ているケースがよくあります。

分割するのは、発音する直前にしてください。音が鳴っているときに分割すると、プツ、という音が入ります。

波形が大きくなっているときは発音している状態です。真ん中の線に近いときには、発音していない、もしくは小さな音の状態です。

分割したそれぞれ、レーンのどちらがいいか聴いて確認します。いい方の下部分をクリックしますと、そちらが選択されます。

この状態だけでもいいのですが、さらに雑音などが入りにくくする処理があります。

レーンが変わるときらには、一旦そのレーンの音が切断されることになりますので、その瞬間、少しでも音が鳴っていれば、プツッという雑音が入ります。

そのため、レーンが変わる場合には、変わる直前にフェードアウト処理をします。右上部分にカーソルを持ってきて左に寄せますと、斜めの線が表示されます。これで、いきなり切断されず、短い時間ですがフェードアウト処理されます。

このことで、プツっという雑音が入ることを防ぐことができます。

レーンが変わった後の最初の音に対しては、フェードイン処理をします。

以上、ギターの録音のときの修正の仕方について説明しました。なお、ギターに限らず、ボーカルなどの録音についても、処理的には同じようなことをします。ボーカルでしたら、どちらがいいボーカルなのか選択して合わせたりします。

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DTM

コード進行を考えるとき、【移動ド】の考え方でやってみよう!

今回の内容は、ハ長調以外のメロディーについて、コード進行を考えるときに、「移動ド」の考え方でする方が、コードがつけやすい、ということについて解説します。

移動ド、とは、基本となる音をドと考える方法です。

上のメロディーはニ長調、Dメジャー、のキーになります。

移動ドの考え方ですと、固定ドでいうレの音を、ドと考えます。

ⅡmⅢmⅥmⅦm-5
DEmF♯mGABmC♯m-5

ハ長調を基本に普段作曲されている方でしたら、ドミソならC、レファラならFというように考えますが、

移動ドのときは、ドミソならⅠ、レファラならⅡmというように考えます。

そういう考え方で、楽譜をもとに、コード進行の流れのようなものも考えてコードを当てはめてみました。

私は普段、ピアノで弾いたメロディーからコードを当てはめるとき、移動ドの考え方で、ドレミファソラシドと、ピアノを弾くと同時に声に出してみます。

すると普段ハ長調になれていると、こういうときはどのコードなのかということが、さっと出できたりします。

反対に固定ドの考え方ですと、どの調であっても、ドの音はCの音になります。

他の人に音程の高さを伝えたりするときは固定ドの考え方ですが、コードを考えるときには移動ドの方が、私は楽に感じます。

今回は移動ドの考え方をしてみるメリットについて紹介させていただきました。

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自作曲紹介

アクアリウム【オリジナル曲】紹介、ザ・循環コード

今回は、自作曲の紹介です。2019年7月に作成した「アクアリウム」という作品です。「アクアリウム」は水族館という意味ですが、自分がもし好きな人と、初めてのデートをしたら、という設定から、歌詞を作っておりますので、完全なる妄想の世界です。

動画では、大阪の海遊館での固定視線からの映像を入れています。

DTM的には、8小節の循環コードを用いています。最初から最後まで循環コードだけです。

Esus4→E→Esus4→E→A→A→Bm→Bm7

キーはAメジャーになります。

Ⅴsus4→V→Vsus4→Ⅴ→Ⅰ→Ⅰ→Ⅱm→Ⅱm7

V→ⅠとⅡm7→Vsus4が、強進行と呼ばれ、安定したコード進行の流れですので、違和感なく繋がります。

ただ、最初にVを持ってきていることから、解釈すれば、ミクソリディアンスケールのコード進行と、言えるかもしれません。

最初に浮遊感のあるVsus4を持ってきている理由としては、単純に他の人がやらないようなことをしてみたかったという理由です。

実際に作ってみて、聴いたことがないような不思議な世界観を演出できているのではないかと、自分なりに考えたりしています。

潮騒の音のようなシュワーとした音は、ハリオンソニックの「Digi Spectrum Pad」を使用しています。私は曲によく使用するお気に入りの音色です。↓

ピアノは、ハリオンソニックの「Upright Answers」↓

サビ部分で登場するアルペジオは、ハリオンソニックの「A Difficult Phase」です。Auto Panのエフェクトで左右に揺らせています。↓

最近はNative Instruments社の音源をよく使用していますが、Cubase付属音源のハリオンソニックでも、聴きごたえのある音が一杯あることが分かります。

クラシックギターだけ演奏で入れています。生楽器を入れることで、生楽器特有の響きが、全体のサウンドを豊かにさせてくれる気がしています。↓

大サビ部分のリズム隊です。ティンパニはハリオンソニックに含まれるGM音源です。GM音源もあなどれません。ティンパニは打楽器でありながらも、わずかに音程を感じさせてくれます。↓

今回は、自作曲の紹介をさせてもらいました。

皆様も、既成概念をくずす意味で、王道ではない、変わった趣向をしてみてくてください。新しい世界観が広がる気がします。

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DTM

【Komplete】を買ったけど、音色選びが大変な方に朗報!

Native Instruments社のKompleteというバンドルは、様々なジャンルの音源が入っていることで大変お得なセットです。

ですが、いざ使ってみて思うことは、物凄く多くの音源ソフトがあり、それぞれの音源に、膨大な数の音色があります。

イメージの音を探すのに、それぞれのソフトを立ち上げて確認する手間は膨大になります。

そこで、オススメの方法が「Komplete Kontrol」を使う方法です。

ここではCubaseの画面で説明します。インストゥルメント→Other→Komplete Kontrol、を選択します。

使い方は、TIPESの中から、希望のタイプを選びます。そしてCHARACTERSから希望のイメージを選びます。

今回はTIPESから「Synth Lead」、CHARACTERSから「Bright」を選択しました。すると、下に候補が並びます。

個々の音の紹介は省きますが、Komleteに入っている様々なソフトの音源から、イメージに合う条件の音色を候補にあげてくれるということです。

普段は開いたこともないソフトから、お気に入りの音色を見つけたときは、得をしたような気分になります。

「All Instrumente」のところをクリックしますと、それぞれのソフトが選択できるようになっておりますが、

それを使うなら、それぞれのソフトを選択した方が速いので、ここはソフトは選択せずAll Instrumenteのままの方がいいです。

知っている人は当然知っているのですが、Komplete Kontrolを開いてみて、初めて私は知ったことですので、情報として共有させていただきます。

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DTM

Cubaseのスコアエディターで、簡易的な楽譜を作成しよう!

上の楽譜はビートルズのLet It Beの楽譜ですが、こちらは、楽譜専用のソフトを使わず、DAWソフトのCubaseのスコアエディターで作成しています。

歌詞を入れるなどの作業をするには、別に編集する必要がありますが、譜面だけでしたら、Cubaseだけで、ほぼ完結させることができます。

今回はその仕方について、解説させていただきます。

上の画像はピアノロール画面です。楽譜にするには、ピアノの譜面ですと、左手のヘ音記号の箇所、右手のト音記号の箇所で、トラックを分けておく必要があります。

上の入力は、一旦電子ピアノで演奏したものを編集しています。

楽譜にする際には、微妙なタイミングのずれは表現することはできないため、クオンタイズはピッタリと合わせておく必要があります。

また、音符の長さも、ある程度きりのいい長さに揃えておく方が見やすくなります。

楽譜に表示するトラックを選択した後で、上の欄の「スコア」→「スコアエディターを開く」をクリックします。

上の画像のように表示されますが、印刷したときのイメージが分かりやすいように、「スコア」→「ページモード」にチェックを入れます。

次に、「調合」と「音符記号」で選択します。この曲はハ長調なので、調合は入れなくていいですが、「調合」を開くと「Gmaj」など、メジャースケールでの調合を指定できます。

また、音符記号では、ト音記号の他に、ヘ音記号などを指定できます。下の段にヘ音記号を入れます。

基本的には一段について4小節になっておりますが、

「スコア」→「高度なレイアウト」→「一段あたりの小節数」で、全体に、または一時的に、一段に入る小節の数を変更できます。

また、コードトラックを使用しているときには、コードを楽譜に入れることができます。

「スコア」→「高度なレアアウト」→「コードトラックを表示」にチェックを入れます。

強弱記号では、p(ピアノ)f(フォルテ)などの記号が入力でき、拍子記号の入力もできます。

ただ、本物の楽譜専用ソフトに比べて、デメリットとなる点について解説します。

 一、歌詞が入力できません。

 二、リピート、ダルセーニョ、コーダなどの記号がありません。

 三、♯や♭などの記号が多い調の場合、一番左側の小節が小さくなり見づらくなります。

基本的には、DAWソフトであるため、楽譜として作成させる機能としては充実はしていないと考えていいです。

そのため、楽譜を作成するときには、曲の再生用としてではなく、楽譜を作るためのプロジェクトを作り、後で、リピートや、ダルセーニョ、コーダなどの記号を入力するとして、頭の中で楽譜の完成の形をイメージしながら、作成します。

PDFとして出力した後で、PDFの編集ソフト上で、歌詞などを文字として足したり、ダルセーニョ、コーダなどの記号を文字として足して、楽譜として完成させています。コーダなどの特別な記号は、インターネットの画像の検索で取得しました。

出版物としてのクオリティーはありませんが、バンドなどで演奏するスコアぐらいでしたら、これで十分に作成することができます。

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DTM

AI作曲【Amper Music】を使ってみたら驚きのクオリティ

AI作曲のAmper Musicを使ってみました。音楽を作るだけなら料金はかからないようです。

コンテンツクリエーターのためのAI作曲ツール|アンペール音楽 (ampermusic.com)

最初にアカウントを登録した後で、早速作ってみます。

全体の長さを決められます。何分何秒と入れられますし、動画などのファイルを指定すれば、それに合わせてBGMを作ってくれます。

ジャンルを選び、細かい設定を入れ、「楽しい」などのイメージを入れることにより、曲のリストが右側に並び、その中から選ぶと楽曲が生成される仕組みのようです。

作られた曲に対して、リズムのシェーカーを加えたり、トラックを増やすことで、変化をつけさせることができました。

作られた曲については、ライセンスを購入することで、BGMとして使用できるようです。

商用利用するのかどうかによっても、購入料金は異なります。

AIが全て作っているというよりは、人間が作ったひな型を変換させるようなことで、曲として仕上げている印象でした。

どんな曲を作ったかについては、曲のデータを使用するためには、ライセンスでの購入が必要となるため、こちらでは紹介できませんが、なかなかのクオリティーです。

クラシックからロック、ポップまで様々なジャンルがあります。

動画に合うBGMを探したいときには、一つの選択肢として考えられるかと思います。

音楽を作るだけ、試してみる、だけでしたら無料ですので、やってみる価値はあるかもしれません。

ただ、できた音源を購入せず、真似して作成したりすると、盗作になる可能性はあると思います。でも、それを一つの参考程度に聴いてみるのはアリだと思います。

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DTM中上級者向け

コード進行のバリエーションを増やす方法【モーダルインターチェンジ】

今回はコード進行を考える上での、上級者向けのテクニックであります「モーダルインターチェンジ」について解説します。かなり難解な内容になりますので、初心者の方はパスしてもらっても構いません。

モーダルインターチェンジとは、モードの交換という意味になります。

モードについては、以下の記事で書いております。

【モードスケール】とは何? 使えば、今までにないサウンドを演出! – GoronyanのDTMマインド~音楽と日常のこと (thegoronyan25.com)

モードダイアトニックコード
イオニアンC、 Dm、Em、F、 G、 Am、Bm-5
ドリアンCm、Dm、E♭、F、 Gm、Am-5、B♭
フリジアンCm、D♭、E♭、Fm、Gm-5、A♭、B♭m
リディアンC、 D、 Em、F♯m-5、G、Am、Bm
ミクソリディアンC、 Dm、Em-5、F、 Gm、Am、B♭
エオリアンCm、Dm-5、E♭、Fm、Gm、A♭、B♭
ロクリアンCm-5、D♭、E♭m、Fm、G♭、A♭、B♭

Cを基本とした各モードのダイアトニックコードを並べると上のようになります。

イオニアンはメジャースケールと同じで、エオリアンはマイナースケールと同じになります。

C→G→Am→F→Gm→A♭→B♭→C

モーダルインターチェンジの考え方を用いれば、上記のようなコード進行が作れます。最初Cイオニアンモードで、

Gm→A♭→B♭の部分だけ、Cエオリアンモードにしているという理屈です。

モーダルインターチェンジについては、モードの変更とは言いながらも、圧倒的にマイナースケールと同義のエオリアンモードのコードを使うケースが多くなります。

そういう意味では、長調から短調に一時的に同主調転調しているとも言えます。

Cエオリアンモードのコードのうち、Fmについては、サブドミナントマイナーと呼ばれ、使用頻度が高いものになります。

Am→F→Fm→C

モーダルインターチェンジをする場合は、ダイアトニックコードを使用していないこともあり、調性感が薄れることがあります。

もともとそのキーでメロディーを作っていた場合には、メロディーと半音でぶつかったりする箇所が多くなると、キーが合っていないかのような違和感を感じますので、コードとの半音でのぶつかりが少ないようなメロディーに変更するなどの工夫が必要になることがあります。

とは言え、ダイアトニックコードにはないコードを使用することにより、ハーモニーが複雑になる分、おしゃれな雰囲気も出すことができます。

Offiicial髭男dismの曲に、モーダルインターチェンジを使用したコードなどがよく使用されているとのことです。私も一度研究してみようかと思っています。

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DTM

コード進行のバリエーションを増やす方法【順次進行、強進行】

メロディーが先にあって、それにコード進行をつける場合、メロディーのキーを確認し、それに合うダイアトニックコードの中から、その響きに合うコードを探していくというやり方が、一番最初のコードのつけ方としてはいいかと思います。

ハ長調のダイアトニックコードを基本に覚えておきますと、他のキーに変えたときにも応用が利きます。

C(T)Dm(SD)Em(D)F(SD)G(D)Am(T)Bm-5(D)

Tはトニックのことで、キーの主体となるコードです。安定しているので、ドミナント、サブドミナントどちらへも向かえます。またエンディングでは、ほとんどの曲がトニックで終わります。

Dはドミナントのことで、不安定な響きで次にTに向かいたいコードになります。

SDはサブドミナントのことで、トニックとドミナントの中間的なコードになります。トニックへもドミナントへも向かえます。

上記のことは、以前ブログで書かせてもらったことがありますが、DドミナントからSDサブドミナントへ向かうことは、禁則と言われています。クラシックではあまりありません。ただ、現代のロックやポップスでは、それは絶対ではありません。禁則が普通に出てきます。

また、上記ダイアトニックコードのうち、ⅦのBm-5だけが、極端に使用頻度が落ちますので、Ⅶを除いた6種類のコードから選んでもいいですね。これを主要6和音と言うことにします。この言葉は一般には言われていません。

主要3和音はメジャースケールなら、C、F、G

主要3和音はマイナースケールなら、Am、Dm、Em

定番のコード進行を覚えることにより、それで作ったメロディーが表現できないかなど、考えてみることをオススメします。

下のリンクにクリックすれば定番コード進行の記事に行けます。

コード進行【聴き比べ】ポップパンク進行、カノン進行、王道進行 – GoronyanのDTMマインド~音楽と日常のこと (thegoronyan25.com)

定番のコード進行以外を使ってはいけないことは全くありません。ハ長調なら、6種類のダイアトニックコードを選ぶことと、そして、トニック、ドミナント、サブドミナントの性質を考えた上で当てはめていけばいいですね。

順次進行

C→Dm→Em→Am

上記のC→Dm→Emは隣のダイアトニックコードに移動していますが、このことを順次進行と言います。隣へ進めばいいので、それは上でも下でもどちらでも構いません。二つでもそれ以上でも構いません。

Am→G→F→Em

Dm→Em→F→G

GからFへ進むのは禁則ですが、今の音楽では問題なく使われています。隣へ進む順次進行は、違和感なく流れると覚えておいて構いません。

強進行

C→Dm→G→C

上記のDm→G、そしてG→Cは完全4度上に進んでいますが、このことを強進行と言います。ドミナントモーションとも呼ばれます。

完全4度上に進むときには、ベースの音が完全4度上に進んでいればいいので、最初も最後も、メジャーでもマイナーでもどちらでも構いません。下はハ長調の主要6和音からの強進行になります。

C→F、Dm→G、Em→Am、F→B♭、G→C、Am→Dm、

上の中で、F→B♭だけが、ハ長調以外のキーのコードが入ることになります。

また上の動きの中で、最初がマイナーコードの場合、それをメジャーコードにすることもできます。

D→G、E→Am、A→D

こうすることにより、強進行の安定度が、さらに強くなります。

例えて言いますと、Dm→Gが、Gの方へなんとなく向かいたい、としますと、D→Gは、Gの方へ絶対に行きたい! になります。

これら、D、E、Aのコードは一時的な転調と言えます。

王道進行を、強進行を間に入れることで、細かい動きにしてみます。

F   →G  →Em  →Am

F→Dm→G→B →Em→E→Am

定番のコード進行以外でも、6種類の主要コードを使うことで、順次進行、強進行を意識して取り入れるだけで、バリエーションが深まります。

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DTM

オーケストラ曲をDTMで作曲する方法、木管楽器、金管楽器、弦楽器

DTMでオーケストラ曲を作る方法について解説します。

オーケストラの楽器の編成を言いますと、大きく分けて

弦楽器(ストリングス)木管楽器(ウッドウィンド)金管楽器(ブラス)打楽器と4つに分かれます。

弦楽器、バイオリン1、バイオリン2、ビオラ、チェロ、コントラバス

木管楽器、ピッコロ、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット

金管楽器、ホルン、トランペット、トロンボーン、チューバ

打楽器、ティンパニ、大太鼓、小太鼓、シンバル、トライアングル、木琴、鉄琴

他に、ハープも入ることが多いです。一応弦楽器になります。

楽器はおおよそではありますが、高い音域の楽器ほど小さく、低い音域の楽器ほど大きい構造になっています。また一般的に、高い音の楽器が左側に、低い楽器の音が右側に配置されます。

習うより慣れよ、ということもよく言われますが、オーケストラ曲を作るためには、クラシックのオーケストラ曲を実際に聴いてみて、どんな風に楽器が、どういう場面で鳴っているのか、というのを観察することが、一番の近道だと私は思います。

その上で、本当に極めようと思う人であれば、オーケストラスコアを楽器屋の書籍コーナーなどで購入することをオススメします。

オーケストラスコアは、個人的には、チャイコフスキー、ホルスト、ラベルあたりの時代の物が、技巧的に上がっている感じがしますのでオススメできます。

弦楽器

オーケストラの中で最前列に並んでいて、一番人数が多いのが弦楽器です。ストリングスと一般的に呼ばれます。

メロディーを担当していますが、それぞれのパートでハーモニーを奏でるケースもあります。

木管楽器

オーケストラの中で、弦楽器の後ろに配置されます。フルート、オーボエ、クラリネットは音色が異なります。そういう意味では弦楽器が音域の高さだけ違うこととは違いますね。繊細な音色ですね。

それぞれの楽器がオーケストラの曲の中でソロで演奏されるケースも多いです。他には、装飾音的な使われ方もよくされます。

木管楽器の特徴としては、大きな大迫力の音が出せないということがあります。

金管楽器

オーケストラの中で、木管楽器の後ろに配置されます。ホルン、トランペット、トロンボーン、チューバ、こちらもそれぞれ音色が異なるので、ソロパートでそれぞれ演奏されるケースも多いですね。

木管楽器との比較ですが、大迫力の音が出せるというのが何よりの特徴かもしれません。本気を出して出した音は、大人数の弦楽器をしのぐ大きさになります。

ホルンは金管楽器の中では丸い感じの音ですので、木管楽器とセットになって演奏されるケースは多いです。

打楽器

ティンバニ、大太鼓、小太鼓、トライアングル、シンバル、木琴、鉄琴などありますが、オーケストラでの定位置を獲得しているのは、ティンバニです。

ティンパニは第二の指揮者とも言われます。

パートごとの楽器の編成

一つの曲の中で、いくつかのパートに分かれて曲を編成させることが多いです。

一つ目のパートでは、木管楽器と弦楽器で静かなハーモニーを奏で、

二つ目のパートでは、木管楽器と金管楽器が掛け合いのようにソロパートなどを組み合わせて、コミカルな雰囲気を演出し、

三つ目のパートでは、木管楽器、金管楽器、弦楽器、打楽器が勢ぞろいして、大音量で盛り上がっていく

なんて、これは一例ではありますが、曲を通しての大まかな構成というのを最初に考えておきます。あるパートでは金管楽器がお休みする、なんていうのも全然アリなんですね。

ポップスでは最後にサビで盛り上がるのが通例ですが、オーケストラの曲だと必ず最後が盛り上がるという構成にする必要はなく、静か→大音量→静か、など自由に構成は考えられます。

なお、DTMでオーケストラ曲として使う音源ですが、私はNative Instruments社の「Kontakt Factory Library」を使っています。弦楽器だと、サスティン、フォルテピアノ、スフォルツァンド、スタッカート、ピチカートなどの奏法を変えることができ、物凄くリアルな音の表現ができます。

ネットオフ楽器買取プロモーション 【ココナラ】Webサイト・デザイン・動画など制作物発注

今から10年以上前、MySoundという音楽サイトは、当時はアマチュアの方が誰でも参加できる音楽についてのSNSのサイトでした。

そちらでピアニストの人がピアノを演奏する曲をコンテストで募集したときに、ピアノ協奏曲を作ろうと思い立ったわけです。

私が今住んでいるのが、三重県伊賀市で、伊賀忍者と、松尾芭蕉の故郷ということで、観光地であるのですが、

折角ならと、松尾芭蕉の有名な作品であります「奥の細道」を題材にして、ピアノ協奏曲を作りました。今、Spotifyにて配信しております。無料でダウンロードすれば、広告は入りますが聴き放題です。広告なしの有料プランもあるようですが。

「奥の細道」に含まれる有名な俳句をモチーフにして、8つの楽章を作っています。俳句の世界観から、その情景をイメージして、それを音として表現しています。

第5楽章「閑かさや 岩に沁み入る 蝉の声」では、静かなストリングス(弦楽器)の音に乗せて、木管楽器、金管楽器が蝉の声を表現したりしています。「ツクツクボウシ」の鳴き真似なども入っています。遊び心は大切ですね。

なお、ピアノ協奏曲とは、ピアノを主人公にした、オーケストラ曲という意味になります。ピアノが中央に配置されます。バイオリン協奏曲では、ソロのバイオリンが中央で演奏します。

以上、今回はDTMにてオーケストラ曲を作る方法と、オリジナルのオーケストラ曲であります「ピアノ協奏曲奥の細道」について紹介させてもらいました。

スタディサプリENGLISH 新日常英会話コース スマホの結婚相談所【naco-do】

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自作曲紹介

「龍が天に昇るごとく」オリジナル演歌、天橋立をテーマに作りました

今から10年以上前、当時DTMを始めてから5年ほどだったと思います。生まれて初めて演歌に挑戦しました。

当時、プレイヤーズ王国というヤマハが主催するアマチュア音楽サイトがあり、そこがMySoundという名前に変わりましたが、そちらで、アマチュアの音楽家の人達が集まってました。

そちらで、作詞する人、作曲する人、歌う人とか、が集まってお互いに無料でコラボ活動などしてました。

その中で、ある男性の演歌を歌う人と知り合ったことがきっかけで、私は生まれて初めて演歌の作詞作曲をしました。

その男性の歌を聴いた女性の方が歌ってくれたものが、下の動画の音源になります。

今回は自作曲の紹介とは言いながらも、思い出話のような感じで進めていきます。

この曲を作るより前だったのか後だったのか覚えてませんが、京都府宮津市の天橋立に行きましたが、展望台から見た景色が、龍が天に昇るように見える、ということから、名付けました。

龍が天に昇るごとく 

Ⅰ
寄せては返す波の音が
胸の中を揺さぶる
過ぎ去りし日の切ない香り
呼び覚ましながら

凍て付くような北風に吹かれても
肩を抱かれた気がした

龍が天に昇るごとく
誰にも止められぬ流れに身を任せ
龍が天に昇るごとく
あなたへの想いつのりゆく天橋立(あまのはしだて)

Ⅱ
水平線に灯る漁火(いさりび)
瞳を赤く染め上げる
二人で見たあの日の温もり
呼び覚ましながら

うつ伏せのような苦しみにもがいても
勇気を持てた気がした

龍が天に昇るごとく
水面(みなも)をつき抜けてあなたの元へ
龍が天に昇るごとく
果てしなく心洗われる日本海

龍が天に昇るごとく
誰にも止められぬ流れに身を任せ
龍が天に昇るごとく
あなたへの想いつのりゆく天橋立
スカイパックツアーズ

この曲は歌詞から先だったのか、曲から先だったのかよく覚えていませんが、最初メジャーコードで作ったときに、コラボ相手の男性の歌い手さんから、演歌はマイナーコードでないといけないですよ、と言われ、マイナーコードに変えたことを覚えています。

長調の演歌もあるかとは思いますが、基本的には短調、マイナースケールと思っていいかと思います。マイナースケールの、哀愁を帯びた雰囲気というのが演歌に合う気がします。

当時、歌詞を他の人に考えてもらい、それに曲をつけるというケースが多かったのですが、この曲については自分で作っています。今見ても、歌詞は自分なりによく書けているかなと思います。

演歌で、紅白歌合戦などで、津軽三味線の伴奏を入れているのを参考にして、津軽三味線の音を曲に入れてみました。

三味線をインターネットで調べて、3本の弦で再現が可能な音にしました。実際の演奏で出る音を使うことは、楽器としてのリアリティに繋がります。

アーティストやアイドルなどへのコンペでは、演歌というジャンルは私は一度もありませんでした。今でも演歌でデビューする方もたくさんいらっしゃるのですが、演歌については、ベテランの作曲家の方が作るという慣習になっているのかもしれません。

今回は、短いですが、過去の曲、生まれて初めて作った演歌について話しました。なお、ココナラなどでアレンジとして演歌は何度か作成していますが、オリジナル曲としてはまだ3曲ぐらいしか作っていません。