今回はマイクなどを使用して、オーディオの録音したときに、一部分など修正する方法について、基本的なことを書かせてもらいます。初心者の方向けの内容となります。
Cubaseの画面を使って説明させていただきます。
今回はアコースティックギターの録音を例にします。最初のテイクで、音が変になってしまっています。上はその音です。
トラックのところにあります一番右側の場所に、「レーン」がありますので、それをクリックしますと、レーンが表示されます。
2度目の録音をしたとき、レーン2のところに新しい録音が表示されます。
コードを変えるごと、小節ごとにどちらの音がいいか選択することにします。
レーンのそれぞれを小節ごとに分割するのですが、注意点があります。それは小節の最初のところで分割しないことです。生演奏ですので、発音タイミングは小節の頭より先に来ているケースがよくあります。
分割するのは、発音する直前にしてください。音が鳴っているときに分割すると、プツ、という音が入ります。
波形が大きくなっているときは発音している状態です。真ん中の線に近いときには、発音していない、もしくは小さな音の状態です。
分割したそれぞれ、レーンのどちらがいいか聴いて確認します。いい方の下部分をクリックしますと、そちらが選択されます。
この状態だけでもいいのですが、さらに雑音などが入りにくくする処理があります。
レーンが変わるときらには、一旦そのレーンの音が切断されることになりますので、その瞬間、少しでも音が鳴っていれば、プツッという雑音が入ります。
そのため、レーンが変わる場合には、変わる直前にフェードアウト処理をします。右上部分にカーソルを持ってきて左に寄せますと、斜めの線が表示されます。これで、いきなり切断されず、短い時間ですがフェードアウト処理されます。
このことで、プツっという雑音が入ることを防ぐことができます。
レーンが変わった後の最初の音に対しては、フェードイン処理をします。
以上、ギターの録音のときの修正の仕方について説明しました。なお、ギターに限らず、ボーカルなどの録音についても、処理的には同じようなことをします。ボーカルでしたら、どちらがいいボーカルなのか選択して合わせたりします。