今回の内容は、ハ長調以外のメロディーについて、コード進行を考えるときに、「移動ド」の考え方でする方が、コードがつけやすい、ということについて解説します。
移動ド、とは、基本となる音をドと考える方法です。
上のメロディーはニ長調、Dメジャー、のキーになります。
移動ドの考え方ですと、固定ドでいうレの音を、ドと考えます。
Ⅰ | Ⅱm | Ⅲm | Ⅳ | Ⅴ | Ⅵm | Ⅶm-5 |
D | Em | F♯m | G | A | Bm | C♯m-5 |
ハ長調を基本に普段作曲されている方でしたら、ドミソならC、レファラならFというように考えますが、
移動ドのときは、ドミソならⅠ、レファラならⅡmというように考えます。
そういう考え方で、楽譜をもとに、コード進行の流れのようなものも考えてコードを当てはめてみました。
私は普段、ピアノで弾いたメロディーからコードを当てはめるとき、移動ドの考え方で、ドレミファソラシドと、ピアノを弾くと同時に声に出してみます。
すると普段ハ長調になれていると、こういうときはどのコードなのかということが、さっと出できたりします。
反対に固定ドの考え方ですと、どの調であっても、ドの音はCの音になります。
他の人に音程の高さを伝えたりするときは固定ドの考え方ですが、コードを考えるときには移動ドの方が、私は楽に感じます。
今回は移動ドの考え方をしてみるメリットについて紹介させていただきました。