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DTM中上級者向け

Native Instruments「EAST ASIA」琴の音源

こちらの記事はプロモーションを含みます。

今回は、DTMでも中級から上級に向けての内容になります。

Native Instruments社で、日本と韓国と中国の様々なメロディー楽器が収録されている音源として、「EAST ASIA」があります。

こちらは、演奏について実際にそれぞれのプロの人に演奏してもらった音を入れているため、リアリティーがハンパなくあるんですね。単音の他に、ちょっとしたフレーズとかも初めから入っていたりします。

音源について、英語ではありますが、NI社(Native Instruments)制作の動画が上ですので、見てください。おおよその音とかの雰囲気は伝わると思います。

同社が発売するKONTACTというサンプラー上で動く音源ですが、KONTACTはKOMPLETEというバンドルには初めから入っています。

KOMPLETE(コンプリート)はDTMを本格的にする人なら、必ずもっているといってもいいぐらい、有名でポピュラーなバンドルになります。

単体で購入すれば200万近くになってしまう音源、シンセ、効果などのソフトがセットで、破格の安さで購入できたりします。

値段については内容や時期によって変化しますので、NI社のホームページで確認してみてください。

なおEAST ASIAですが、KOMPLETE13というバンドル音源の無印版には含まれていませんでしたので、私はこれだけ単体で購入しました。

日本、韓国、中国の、メロディー楽器、打楽器が収められていますが、日本人にとってはやはり使用頻度が高くなるのは日本の楽器ですね。

今回は、に注目して、解説してみます。

「EAST ASIA」→「Melodic Japan」→「Koto」を選択しますと上の画像になります。

右上に「Scale」がありますので、そこで「Hirajoshi」を選択します。

オーディオストックというサイトにて、琴の曲のコンペがありましたので、琴の曲を作りました。

琴は大昔、私が子供の頃、家にありました。ただ誰が弾いていたのかも分からず、誰かが演奏しているのは聴いたことがありませんでした。

基本的には上の画像のように、13本の弦があり、それぞれある音程に調整することにより、音階を演奏できるようになっています。

「Hirajoshi」は平調子のことを示していますが、琴にとって一番自然でオーソドックスな音階らしいです。

スケールでは、他にペンタトニックとか、ダイアトニックとか様々な音階が選択できますが、やはり平調子の音階が、日本人は聞きなれているせいかしっくりきます。

「Hirajoshi」を選択しますと、下のキーボード上に、その平調子で選択されている音がどれなのかわかるようになります。

平調子は他の音階同様に、キーの高さを変えることにより高さを変えることもできます。

水色に見えている部分が、その音を鳴らせばその高さが鳴るという音になります。

水色以外の薄紫色の鍵盤を押してみますと、音が出ないわけではなく、平調子の琴を、三本同時にダラランと弾いたり、左手で抑えることによりピッチを上げたりとか、そんな音が入っています。

平調子の音階を意識しながら、キーボードを弾いているだけで、本当に自分が琴の先生にでもなったかのような錯覚を起こします。弾いていると時間を忘れます。

上の画像のように、左上にトレモロ奏法を指示できる箇所があり、演奏のときに、マウスでトレモロ奏法のところを動かすことにより、単音がトレモロ奏法になります。

ずっと同じ弦を刻んで弾き続けている奏法のことです。

私が持っているキーボードでは、リアルタイム録音でトレモロまでは再現できないため、一旦録音した後で、トラックの「W」のマークのオートメーション書き込みで、再度録音させてみます。

トレモロ奏法の場所を録音のときに動かしますと、自動的にCubaseのトラックの下に、「箏tremolo」と書かれたオートメーションが出てきます。

後は、トレモロ奏法を用いる長く伸ばした音のときに、オートメーションで鉛筆で書いてあげれば、トレモロ奏法を指示することができます。

上に上がるほど音量が上がりますので、クレッシェンドなども支持できます。

蒼穹の彼方まで届け

上の音源は私Goronyanが実際に、この音源を使用して作った曲になります。中盤あたり、トレモロ奏法とかも使っています。

また、前に書いたように、平調子で、平調子以外の鍵盤を押さえたときに出るような、奏法も使ったりしています。

この曲では、琴の他に、小鼓、宮太鼓も使いました。

この音源に惚れました、という言葉がしっくりくるぐらい、いい音源ですね。和楽器に挑戦してみたいという方には特にオススメの音源です。

なお、上記の曲ですが、HPや動画など、著作権フリーで自由に使える音源としまして、オーディオストックにて販売中です。

琴を主役にしたピアノ、弦楽器との共演! (No.1303670) 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)