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作詞を始めよう!【替え歌】を作ることで、歌詞の長さを体感しよう!

今回の内容は、先にメロディーがあってそれに歌詞をつけるメロ先のことではなく、メロディーより前に歌詞を作るという、純粋に歌詞を先に書きたいという人のための、内容になっています。

作詞を始めてみました。という方の歌詞を拝見することがあり、そういうときに、最初に気づくこととして、字の数が揃っていないことが、よくあります。

一つの小節の中に、詰め込めば音符をたくさん入れることもできるので、ある程度は曲を作る側で調整できるのですが、字数が多い部分と少ない部分などが、不規則に並んでいたりすると、作りにくいということはあります。

最近のJ-POPなどでは、早口言葉のように詰め込むような歌詞も多く存在するのですが、それでも字数の流れにある程度のリズムがあったりします。

それでオススメしたい方法があります。それは、自分が好きな曲の替え歌を作るという方法です。

オリビアを聴きながら
(Aメロ)
お気に入りの歌 一人聴いてみるの
オリビアは優しい心 なぐさめてくれるから
ジャスミンティーは 眠り誘う薬
私らしく一日を 終えたいこんな夜
(サビ)
出会った頃は こんな日が 来るとは思わずにいた
Making good things better いいえ済んだこと
時を重ねただけ 疲れはてた
あなた私の 幻を愛したの

替え歌にするのは、好きな歌で、鼻歌ですらすら歌えるということが重要です。

単に、上の歌詞の字数だけ真似して言葉を当てていくより、言葉がメロディーに変わった方が、イメージがつかみやすく、語感が聴き心地がいい歌詞になりやすいと思います。

ただ、ここで注意しなければいけないことは、新しい歌詞を考えることが目的であり、替え歌を作ることは目的ではありません。替え歌をYouTubeなどで投稿して、著作権違反で訴えられた人も過去にはいました。

替え歌そのものは、公開した場合には著作権違反になりやすいと思ってください。

また、「赤い」を「青い」に変えたり、似たような言葉に変換したような歌詞は、誰かに見つかったときには、これも盗作と判断される場合もありますので、歌詞の内容や言葉は、がらりと変えてください。

替え歌でメロディーのイメージを借りつつ、自分の言葉で歌詞を当てはめていくことが重要です。最終的には、そのできた歌詞で、別の曲を作曲できる人に作ってもらうなどします。もともと歌として成立していた歌詞の字数ですから、曲作りする人としては、スムーズに作れる歌詞であるはずです。

歌詞を作る場合、最初にテーマを決めておきましょう。主人公が男性なのか女性なのか? またどれぐらいの年代の人なのか? 恋愛なのか友情なのか家族愛なのか?

主人公の設定として、20代の男性が女性に対して片思いをしているという設定にします。歌詞には現れなくてもいいですが、設定として、コンビニのバイトで一緒の人に思いを寄せていることにします。

「オリビアを聴きながら」の替え歌として、歌詞を作ってみます。

(Aメロ)
君の瞳(ひとみ)から 伝う涙の雫(しずく)
すれ違う時に気づいて 心が奪われる
何かあったの? そんな言葉さえも
かけられないほど僕は 臆病だったのさ
(サビ)
愛しい想い 募りゆく 空に舞う雪のよう
喉に詰まるような 気持ち悪さを
抱え生きるのは嫌 自分自身の
想い 今日こそ 伝えようと決めたんだ

当たり前の話にはなりますが、今なおカラオケで歌いつがれるヒット曲の歌詞のレベルに簡単になれるわけはありません。

ただ、メロディーにしやすい歌詞のリズムのような物が吸収できるので、オススメの方法です。