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DTM

【Komplete】を買ったけど、音色選びが大変な方に朗報!

Native Instruments社のKompleteというバンドルは、様々なジャンルの音源が入っていることで大変お得なセットです。

ですが、いざ使ってみて思うことは、物凄く多くの音源ソフトがあり、それぞれの音源に、膨大な数の音色があります。

イメージの音を探すのに、それぞれのソフトを立ち上げて確認する手間は膨大になります。

そこで、オススメの方法が「Komplete Kontrol」を使う方法です。

ここではCubaseの画面で説明します。インストゥルメント→Other→Komplete Kontrol、を選択します。

使い方は、TIPESの中から、希望のタイプを選びます。そしてCHARACTERSから希望のイメージを選びます。

今回はTIPESから「Synth Lead」、CHARACTERSから「Bright」を選択しました。すると、下に候補が並びます。

個々の音の紹介は省きますが、Komleteに入っている様々なソフトの音源から、イメージに合う条件の音色を候補にあげてくれるということです。

普段は開いたこともないソフトから、お気に入りの音色を見つけたときは、得をしたような気分になります。

「All Instrumente」のところをクリックしますと、それぞれのソフトが選択できるようになっておりますが、

それを使うなら、それぞれのソフトを選択した方が速いので、ここはソフトは選択せずAll Instrumenteのままの方がいいです。

知っている人は当然知っているのですが、Komplete Kontrolを開いてみて、初めて私は知ったことですので、情報として共有させていただきます。

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DTM

Cubaseのスコアエディターで、簡易的な楽譜を作成しよう!

上の楽譜はビートルズのLet It Beの楽譜ですが、こちらは、楽譜専用のソフトを使わず、DAWソフトのCubaseのスコアエディターで作成しています。

歌詞を入れるなどの作業をするには、別に編集する必要がありますが、譜面だけでしたら、Cubaseだけで、ほぼ完結させることができます。

今回はその仕方について、解説させていただきます。

上の画像はピアノロール画面です。楽譜にするには、ピアノの譜面ですと、左手のヘ音記号の箇所、右手のト音記号の箇所で、トラックを分けておく必要があります。

上の入力は、一旦電子ピアノで演奏したものを編集しています。

楽譜にする際には、微妙なタイミングのずれは表現することはできないため、クオンタイズはピッタリと合わせておく必要があります。

また、音符の長さも、ある程度きりのいい長さに揃えておく方が見やすくなります。

楽譜に表示するトラックを選択した後で、上の欄の「スコア」→「スコアエディターを開く」をクリックします。

上の画像のように表示されますが、印刷したときのイメージが分かりやすいように、「スコア」→「ページモード」にチェックを入れます。

次に、「調合」と「音符記号」で選択します。この曲はハ長調なので、調合は入れなくていいですが、「調合」を開くと「Gmaj」など、メジャースケールでの調合を指定できます。

また、音符記号では、ト音記号の他に、ヘ音記号などを指定できます。下の段にヘ音記号を入れます。

基本的には一段について4小節になっておりますが、

「スコア」→「高度なレイアウト」→「一段あたりの小節数」で、全体に、または一時的に、一段に入る小節の数を変更できます。

また、コードトラックを使用しているときには、コードを楽譜に入れることができます。

「スコア」→「高度なレアアウト」→「コードトラックを表示」にチェックを入れます。

強弱記号では、p(ピアノ)f(フォルテ)などの記号が入力でき、拍子記号の入力もできます。

ただ、本物の楽譜専用ソフトに比べて、デメリットとなる点について解説します。

 一、歌詞が入力できません。

 二、リピート、ダルセーニョ、コーダなどの記号がありません。

 三、♯や♭などの記号が多い調の場合、一番左側の小節が小さくなり見づらくなります。

基本的には、DAWソフトであるため、楽譜として作成させる機能としては充実はしていないと考えていいです。

そのため、楽譜を作成するときには、曲の再生用としてではなく、楽譜を作るためのプロジェクトを作り、後で、リピートや、ダルセーニョ、コーダなどの記号を入力するとして、頭の中で楽譜の完成の形をイメージしながら、作成します。

PDFとして出力した後で、PDFの編集ソフト上で、歌詞などを文字として足したり、ダルセーニョ、コーダなどの記号を文字として足して、楽譜として完成させています。コーダなどの特別な記号は、インターネットの画像の検索で取得しました。

出版物としてのクオリティーはありませんが、バンドなどで演奏するスコアぐらいでしたら、これで十分に作成することができます。

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DTM

AI作曲【Amper Music】を使ってみたら驚きのクオリティ

AI作曲のAmper Musicを使ってみました。音楽を作るだけなら料金はかからないようです。

コンテンツクリエーターのためのAI作曲ツール|アンペール音楽 (ampermusic.com)

最初にアカウントを登録した後で、早速作ってみます。

全体の長さを決められます。何分何秒と入れられますし、動画などのファイルを指定すれば、それに合わせてBGMを作ってくれます。

ジャンルを選び、細かい設定を入れ、「楽しい」などのイメージを入れることにより、曲のリストが右側に並び、その中から選ぶと楽曲が生成される仕組みのようです。

作られた曲に対して、リズムのシェーカーを加えたり、トラックを増やすことで、変化をつけさせることができました。

作られた曲については、ライセンスを購入することで、BGMとして使用できるようです。

商用利用するのかどうかによっても、購入料金は異なります。

AIが全て作っているというよりは、人間が作ったひな型を変換させるようなことで、曲として仕上げている印象でした。

どんな曲を作ったかについては、曲のデータを使用するためには、ライセンスでの購入が必要となるため、こちらでは紹介できませんが、なかなかのクオリティーです。

クラシックからロック、ポップまで様々なジャンルがあります。

動画に合うBGMを探したいときには、一つの選択肢として考えられるかと思います。

音楽を作るだけ、試してみる、だけでしたら無料ですので、やってみる価値はあるかもしれません。

ただ、できた音源を購入せず、真似して作成したりすると、盗作になる可能性はあると思います。でも、それを一つの参考程度に聴いてみるのはアリだと思います。

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DTM中上級者向け

コード進行のバリエーションを増やす方法【モーダルインターチェンジ】

今回はコード進行を考える上での、上級者向けのテクニックであります「モーダルインターチェンジ」について解説します。かなり難解な内容になりますので、初心者の方はパスしてもらっても構いません。

モーダルインターチェンジとは、モードの交換という意味になります。

モードについては、以下の記事で書いております。

【モードスケール】とは何? 使えば、今までにないサウンドを演出! – GoronyanのDTMマインド~音楽と日常のこと (thegoronyan25.com)

モードダイアトニックコード
イオニアンC、 Dm、Em、F、 G、 Am、Bm-5
ドリアンCm、Dm、E♭、F、 Gm、Am-5、B♭
フリジアンCm、D♭、E♭、Fm、Gm-5、A♭、B♭m
リディアンC、 D、 Em、F♯m-5、G、Am、Bm
ミクソリディアンC、 Dm、Em-5、F、 Gm、Am、B♭
エオリアンCm、Dm-5、E♭、Fm、Gm、A♭、B♭
ロクリアンCm-5、D♭、E♭m、Fm、G♭、A♭、B♭

Cを基本とした各モードのダイアトニックコードを並べると上のようになります。

イオニアンはメジャースケールと同じで、エオリアンはマイナースケールと同じになります。

C→G→Am→F→Gm→A♭→B♭→C

モーダルインターチェンジの考え方を用いれば、上記のようなコード進行が作れます。最初Cイオニアンモードで、

Gm→A♭→B♭の部分だけ、Cエオリアンモードにしているという理屈です。

モーダルインターチェンジについては、モードの変更とは言いながらも、圧倒的にマイナースケールと同義のエオリアンモードのコードを使うケースが多くなります。

そういう意味では、長調から短調に一時的に同主調転調しているとも言えます。

Cエオリアンモードのコードのうち、Fmについては、サブドミナントマイナーと呼ばれ、使用頻度が高いものになります。

Am→F→Fm→C

モーダルインターチェンジをする場合は、ダイアトニックコードを使用していないこともあり、調性感が薄れることがあります。

もともとそのキーでメロディーを作っていた場合には、メロディーと半音でぶつかったりする箇所が多くなると、キーが合っていないかのような違和感を感じますので、コードとの半音でのぶつかりが少ないようなメロディーに変更するなどの工夫が必要になることがあります。

とは言え、ダイアトニックコードにはないコードを使用することにより、ハーモニーが複雑になる分、おしゃれな雰囲気も出すことができます。

Offiicial髭男dismの曲に、モーダルインターチェンジを使用したコードなどがよく使用されているとのことです。私も一度研究してみようかと思っています。

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DTM

コード進行のバリエーションを増やす方法【順次進行、強進行】

メロディーが先にあって、それにコード進行をつける場合、メロディーのキーを確認し、それに合うダイアトニックコードの中から、その響きに合うコードを探していくというやり方が、一番最初のコードのつけ方としてはいいかと思います。

ハ長調のダイアトニックコードを基本に覚えておきますと、他のキーに変えたときにも応用が利きます。

C(T)Dm(SD)Em(D)F(SD)G(D)Am(T)Bm-5(D)

Tはトニックのことで、キーの主体となるコードです。安定しているので、ドミナント、サブドミナントどちらへも向かえます。またエンディングでは、ほとんどの曲がトニックで終わります。

Dはドミナントのことで、不安定な響きで次にTに向かいたいコードになります。

SDはサブドミナントのことで、トニックとドミナントの中間的なコードになります。トニックへもドミナントへも向かえます。

上記のことは、以前ブログで書かせてもらったことがありますが、DドミナントからSDサブドミナントへ向かうことは、禁則と言われています。クラシックではあまりありません。ただ、現代のロックやポップスでは、それは絶対ではありません。禁則が普通に出てきます。

また、上記ダイアトニックコードのうち、ⅦのBm-5だけが、極端に使用頻度が落ちますので、Ⅶを除いた6種類のコードから選んでもいいですね。これを主要6和音と言うことにします。この言葉は一般には言われていません。

主要3和音はメジャースケールなら、C、F、G

主要3和音はマイナースケールなら、Am、Dm、Em

定番のコード進行を覚えることにより、それで作ったメロディーが表現できないかなど、考えてみることをオススメします。

下のリンクにクリックすれば定番コード進行の記事に行けます。

コード進行【聴き比べ】ポップパンク進行、カノン進行、王道進行 – GoronyanのDTMマインド~音楽と日常のこと (thegoronyan25.com)

定番のコード進行以外を使ってはいけないことは全くありません。ハ長調なら、6種類のダイアトニックコードを選ぶことと、そして、トニック、ドミナント、サブドミナントの性質を考えた上で当てはめていけばいいですね。

順次進行

C→Dm→Em→Am

上記のC→Dm→Emは隣のダイアトニックコードに移動していますが、このことを順次進行と言います。隣へ進めばいいので、それは上でも下でもどちらでも構いません。二つでもそれ以上でも構いません。

Am→G→F→Em

Dm→Em→F→G

GからFへ進むのは禁則ですが、今の音楽では問題なく使われています。隣へ進む順次進行は、違和感なく流れると覚えておいて構いません。

強進行

C→Dm→G→C

上記のDm→G、そしてG→Cは完全4度上に進んでいますが、このことを強進行と言います。ドミナントモーションとも呼ばれます。

完全4度上に進むときには、ベースの音が完全4度上に進んでいればいいので、最初も最後も、メジャーでもマイナーでもどちらでも構いません。下はハ長調の主要6和音からの強進行になります。

C→F、Dm→G、Em→Am、F→B♭、G→C、Am→Dm、

上の中で、F→B♭だけが、ハ長調以外のキーのコードが入ることになります。

また上の動きの中で、最初がマイナーコードの場合、それをメジャーコードにすることもできます。

D→G、E→Am、A→D

こうすることにより、強進行の安定度が、さらに強くなります。

例えて言いますと、Dm→Gが、Gの方へなんとなく向かいたい、としますと、D→Gは、Gの方へ絶対に行きたい! になります。

これら、D、E、Aのコードは一時的な転調と言えます。

王道進行を、強進行を間に入れることで、細かい動きにしてみます。

F   →G  →Em  →Am

F→Dm→G→B →Em→E→Am

定番のコード進行以外でも、6種類の主要コードを使うことで、順次進行、強進行を意識して取り入れるだけで、バリエーションが深まります。

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DTM

オーケストラ曲をDTMで作曲する方法、木管楽器、金管楽器、弦楽器

DTMでオーケストラ曲を作る方法について解説します。

オーケストラの楽器の編成を言いますと、大きく分けて

弦楽器(ストリングス)木管楽器(ウッドウィンド)金管楽器(ブラス)打楽器と4つに分かれます。

弦楽器、バイオリン1、バイオリン2、ビオラ、チェロ、コントラバス

木管楽器、ピッコロ、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット

金管楽器、ホルン、トランペット、トロンボーン、チューバ

打楽器、ティンパニ、大太鼓、小太鼓、シンバル、トライアングル、木琴、鉄琴

他に、ハープも入ることが多いです。一応弦楽器になります。

楽器はおおよそではありますが、高い音域の楽器ほど小さく、低い音域の楽器ほど大きい構造になっています。また一般的に、高い音の楽器が左側に、低い楽器の音が右側に配置されます。

習うより慣れよ、ということもよく言われますが、オーケストラ曲を作るためには、クラシックのオーケストラ曲を実際に聴いてみて、どんな風に楽器が、どういう場面で鳴っているのか、というのを観察することが、一番の近道だと私は思います。

その上で、本当に極めようと思う人であれば、オーケストラスコアを楽器屋の書籍コーナーなどで購入することをオススメします。

オーケストラスコアは、個人的には、チャイコフスキー、ホルスト、ラベルあたりの時代の物が、技巧的に上がっている感じがしますのでオススメできます。

弦楽器

オーケストラの中で最前列に並んでいて、一番人数が多いのが弦楽器です。ストリングスと一般的に呼ばれます。

メロディーを担当していますが、それぞれのパートでハーモニーを奏でるケースもあります。

木管楽器

オーケストラの中で、弦楽器の後ろに配置されます。フルート、オーボエ、クラリネットは音色が異なります。そういう意味では弦楽器が音域の高さだけ違うこととは違いますね。繊細な音色ですね。

それぞれの楽器がオーケストラの曲の中でソロで演奏されるケースも多いです。他には、装飾音的な使われ方もよくされます。

木管楽器の特徴としては、大きな大迫力の音が出せないということがあります。

金管楽器

オーケストラの中で、木管楽器の後ろに配置されます。ホルン、トランペット、トロンボーン、チューバ、こちらもそれぞれ音色が異なるので、ソロパートでそれぞれ演奏されるケースも多いですね。

木管楽器との比較ですが、大迫力の音が出せるというのが何よりの特徴かもしれません。本気を出して出した音は、大人数の弦楽器をしのぐ大きさになります。

ホルンは金管楽器の中では丸い感じの音ですので、木管楽器とセットになって演奏されるケースは多いです。

打楽器

ティンバニ、大太鼓、小太鼓、トライアングル、シンバル、木琴、鉄琴などありますが、オーケストラでの定位置を獲得しているのは、ティンバニです。

ティンパニは第二の指揮者とも言われます。

パートごとの楽器の編成

一つの曲の中で、いくつかのパートに分かれて曲を編成させることが多いです。

一つ目のパートでは、木管楽器と弦楽器で静かなハーモニーを奏で、

二つ目のパートでは、木管楽器と金管楽器が掛け合いのようにソロパートなどを組み合わせて、コミカルな雰囲気を演出し、

三つ目のパートでは、木管楽器、金管楽器、弦楽器、打楽器が勢ぞろいして、大音量で盛り上がっていく

なんて、これは一例ではありますが、曲を通しての大まかな構成というのを最初に考えておきます。あるパートでは金管楽器がお休みする、なんていうのも全然アリなんですね。

ポップスでは最後にサビで盛り上がるのが通例ですが、オーケストラの曲だと必ず最後が盛り上がるという構成にする必要はなく、静か→大音量→静か、など自由に構成は考えられます。

なお、DTMでオーケストラ曲として使う音源ですが、私はNative Instruments社の「Kontakt Factory Library」を使っています。弦楽器だと、サスティン、フォルテピアノ、スフォルツァンド、スタッカート、ピチカートなどの奏法を変えることができ、物凄くリアルな音の表現ができます。

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今から10年以上前、MySoundという音楽サイトは、当時はアマチュアの方が誰でも参加できる音楽についてのSNSのサイトでした。

そちらでピアニストの人がピアノを演奏する曲をコンテストで募集したときに、ピアノ協奏曲を作ろうと思い立ったわけです。

私が今住んでいるのが、三重県伊賀市で、伊賀忍者と、松尾芭蕉の故郷ということで、観光地であるのですが、

折角ならと、松尾芭蕉の有名な作品であります「奥の細道」を題材にして、ピアノ協奏曲を作りました。今、Spotifyにて配信しております。無料でダウンロードすれば、広告は入りますが聴き放題です。広告なしの有料プランもあるようですが。

「奥の細道」に含まれる有名な俳句をモチーフにして、8つの楽章を作っています。俳句の世界観から、その情景をイメージして、それを音として表現しています。

第5楽章「閑かさや 岩に沁み入る 蝉の声」では、静かなストリングス(弦楽器)の音に乗せて、木管楽器、金管楽器が蝉の声を表現したりしています。「ツクツクボウシ」の鳴き真似なども入っています。遊び心は大切ですね。

なお、ピアノ協奏曲とは、ピアノを主人公にした、オーケストラ曲という意味になります。ピアノが中央に配置されます。バイオリン協奏曲では、ソロのバイオリンが中央で演奏します。

以上、今回はDTMにてオーケストラ曲を作る方法と、オリジナルのオーケストラ曲であります「ピアノ協奏曲奥の細道」について紹介させてもらいました。

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自作曲紹介

「龍が天に昇るごとく」オリジナル演歌、天橋立をテーマに作りました

今から10年以上前、当時DTMを始めてから5年ほどだったと思います。生まれて初めて演歌に挑戦しました。

当時、プレイヤーズ王国というヤマハが主催するアマチュア音楽サイトがあり、そこがMySoundという名前に変わりましたが、そちらで、アマチュアの音楽家の人達が集まってました。

そちらで、作詞する人、作曲する人、歌う人とか、が集まってお互いに無料でコラボ活動などしてました。

その中で、ある男性の演歌を歌う人と知り合ったことがきっかけで、私は生まれて初めて演歌の作詞作曲をしました。

その男性の歌を聴いた女性の方が歌ってくれたものが、下の動画の音源になります。

今回は自作曲の紹介とは言いながらも、思い出話のような感じで進めていきます。

この曲を作るより前だったのか後だったのか覚えてませんが、京都府宮津市の天橋立に行きましたが、展望台から見た景色が、龍が天に昇るように見える、ということから、名付けました。

龍が天に昇るごとく 

Ⅰ
寄せては返す波の音が
胸の中を揺さぶる
過ぎ去りし日の切ない香り
呼び覚ましながら

凍て付くような北風に吹かれても
肩を抱かれた気がした

龍が天に昇るごとく
誰にも止められぬ流れに身を任せ
龍が天に昇るごとく
あなたへの想いつのりゆく天橋立(あまのはしだて)

Ⅱ
水平線に灯る漁火(いさりび)
瞳を赤く染め上げる
二人で見たあの日の温もり
呼び覚ましながら

うつ伏せのような苦しみにもがいても
勇気を持てた気がした

龍が天に昇るごとく
水面(みなも)をつき抜けてあなたの元へ
龍が天に昇るごとく
果てしなく心洗われる日本海

龍が天に昇るごとく
誰にも止められぬ流れに身を任せ
龍が天に昇るごとく
あなたへの想いつのりゆく天橋立
スカイパックツアーズ

この曲は歌詞から先だったのか、曲から先だったのかよく覚えていませんが、最初メジャーコードで作ったときに、コラボ相手の男性の歌い手さんから、演歌はマイナーコードでないといけないですよ、と言われ、マイナーコードに変えたことを覚えています。

長調の演歌もあるかとは思いますが、基本的には短調、マイナースケールと思っていいかと思います。マイナースケールの、哀愁を帯びた雰囲気というのが演歌に合う気がします。

当時、歌詞を他の人に考えてもらい、それに曲をつけるというケースが多かったのですが、この曲については自分で作っています。今見ても、歌詞は自分なりによく書けているかなと思います。

演歌で、紅白歌合戦などで、津軽三味線の伴奏を入れているのを参考にして、津軽三味線の音を曲に入れてみました。

三味線をインターネットで調べて、3本の弦で再現が可能な音にしました。実際の演奏で出る音を使うことは、楽器としてのリアリティに繋がります。

アーティストやアイドルなどへのコンペでは、演歌というジャンルは私は一度もありませんでした。今でも演歌でデビューする方もたくさんいらっしゃるのですが、演歌については、ベテランの作曲家の方が作るという慣習になっているのかもしれません。

今回は、短いですが、過去の曲、生まれて初めて作った演歌について話しました。なお、ココナラなどでアレンジとして演歌は何度か作成していますが、オリジナル曲としてはまだ3曲ぐらいしか作っていません。

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DTM

作詞を始めよう!【情景描写】で、聴いている人の想像力を刺激しよう

DTMする人の目標の一つとして、作曲家になりたいというのがあります。作曲家事務所に所属するようになりますと、コンペ形式による、曲の募集があります。

男性アイドルグループ「Goronyaaaaan」のための、冬をテーマにしたシングル曲の募集です。冬の寒さの中でも、温かいホットな感情を感じさせる恋愛曲を募集します。

などと、書かれて募集されるのですが、全体の7割ほどでは、歌詞も同時に求められたりします。シンセメロも可、というのもありますが、大半で歌詞も求められます。

作詞する人が他にいて、その歌詞がたとえ採用されないケースであったとしても、歌詞は求められます。なぜなら、作った歌詞をイメージして、新たな歌詞を作るヒントになるからです。

歌詞を採用されなくてもいいから、適当に書いておけ、みたいなノリで作った曲は、曲がよくても、歌詞によって落とされるケースもあると考えた方がいいでしょう。

コンペで採用されるには、物凄く多く集まった曲を、まず第一選考の人によって、候補曲を振り分けられます。ほとんど同じ感じの曲を聴いたとき、

歌詞がいい方が、いい曲のように感じられるのは当然ですから、歌詞がいいことは、大きな長所に成りえます。

コンペで受かるには、歌詞は結構重要みたいです。とは言え、私はまだ、コンペで受かったことがないのですが。シングルのトップの表題曲を作った作曲家の方が、歌詞は重要ですよ、とおっしゃってました。

私が、大好きな曲「異邦人」の歌詞をここに書いてみます。

子供達が空に向かい 両手を広げ
鳥や雲や夢までも つかもうとしている
その姿は 昨日までの 何も知らない私
あなたに この指が 届くと信じていた

空と大地が触れ合う彼方
過去からの旅人を呼んでる道

あなたにとって私 ただの通りすがり
ちょっと振り向いてみただけの 異邦人

私の年代ですと、この曲がシルクロードをイメージして流れていることを覚えていたりするのですが、初めて聴いた人でも、想像力をかきたてられる歌詞だと思いませんでしょうか?

歌詞を読んで、その光景が、できればカラーで聴いている人の心に描かれれば、とても素晴らしい歌詞だと、私は思います。

上の歌詞では、子供が空に向けて手を広げていることを、あなたのことを思って手を伸ばす自分と重ね合わせているのですね。

また、空と地面の境界線まで見える広々とした景色のことを、「空と大地が触れ合う彼方」と表現しています。これ以上の表現が他にあるでしょうか? 当然ビルがひしめき合う都会では、この表現は使えません。

スマホの結婚相談所【naco-do】 レオパレス21

話は代わり、俳句で「古池や 蛙(かわず)飛び込む 水の音」という松尾芭蕉の有名な俳句があります。学校の教科書で習ったことを覚えている方も多いとは思います。

蛙(かえる)が飛び込む音は、とても静かな環境でなければ聞き取れません。ですので、この俳句は、古池に蛙が飛び込んだ水の音が聴こえた。だけでなく、とても静かな光景だった。ということも同時に表現しているんですね。

歌詞には、曲にするという意味で、字数が無限にあるわけではありません。そういう意味では、小説よりも言葉を厳選しなければいけないわけです。

私は歌詞を作るとき、メロディーを口ずさみながら、ゴロがいい言葉を当てはめていくこともよくやったりします。

でも、それより、

いい歌詞を作ろうとするならば、それこそ小説でも書くかのように、物語を一度書いてみて、その物語を表現するなら、どの言葉を歌詞として選んでいけばいいか、などというように作詞するのはどうでしょうか?

物語を作るなら、5W1Hを意識しましょう。

WHO 誰が? 主人公は誰なのか? また男なのか女なのか? 若い高校生なのか? それとも熟年なのか?

WHEN いつ? それはいつなのか? 冬の寒い朝なのか? 卒業式の日なのか? 焼け付くような熱い昼なのか?

WHERE どこで? それはどこなのか? 砂漠なのか? 都会なのか? 学校なのか? 教会なのか? 公園なのか?

WHAT 何を? それは何をしたのか? 心のこもったプレゼントを? 楽しい歌を? 

WHY なぜ? それをするのはなぜなのか? とても好きになったからなのか? とても悔しいからなのか? 君の将来のことを思ってなのか?

HOW どのように? 明るくそれをしたのか? なげやりなようにしたのか?

5W1Hを意識して、歌詞の前の、簡単な文章を書いてみます。

ポニーテールが似合う少女が、高校の卒業式のとき、体育館の裏で、プレゼントをさりげなく彼に渡した。なぜなら、彼のことをずっと片思いだったからだ。

例えば、上のような、いかにも漫画などでありがちな情景を、5W1Hを使って、場面設定したとします。

すると、この情景を題材にして、何か歌詞が書けるとは思いませんか?

その歌詞を書くなら、視点を「ポニーテールが似合う少女」にするのか? プレゼントを受け取った彼にするのか? それとも第三者の客観的な視点にするのか? 主に3通り考えられます。

歌詞には必ずしも5W1Hの全てが揃っている必要はありませんが、最初にイメージする場面設定でこれをしておくことにより、歌詞が容易に聴いている人に、想像させることができます。

ポニーテールが似合う少女を視点にして、歌詞をさっと書いてみます。視点とは、自分が少女になったつもりで歌詞を書くという意味です。

君のこと 思う日々 切なさ募るよ
後悔したくないから 心を決めたの
体育館の裏で 待ってるなんてね
映画の見過ぎだよと 笑う自分がいる

卒業式のすぐ後に 君と二人きりなんてね
願ってもないシチュエーションなのにね
慌てちゃう!

プレゼント渡したらさ 何も言えず走って逃げた
ポニーテール振り回して 結構イケテルかも?
その後君が どうしてるのか?
後になったらどうでもいい
今日という日にはもう 悔いはないよ

以上、今回は、歌詞について書いてみました。

こういう内容の記事を書いてほしいという方は、コメントお待ちしております。

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Native Instruments「India」インド音楽紹介

今回、インド音楽について、あれこれ考えてみました。私がインド音楽について知っているとすれば、やはりビートルズの影響が大半ですね。

ビートルズのジョージハリスンがアルバムの中で、インド楽器を使った曲を発表していますが、一番の大作と言えば、やはり、「サージャント ペバーズ ロンリーハーツ クラブバンド」というアルバムに収められた「ウィズインユー ウィズアウトユー」ですが、

それをのちに、別の演奏者により完全に再現している動画を見つけましたので、この曲を知っているビートルズマニアにとっては、お宝映像と思います。

バイオリンのようなインドの弦楽器は、何という名前なのか分かりませんでしたが、それ以外の、シタールという弦楽器、タブラという打楽器について、DTMとしての音源として、Native Instruments社の「India」という音源に収録させています。

シタール

上の画像は、音源シタールの画面ですが、鍵盤部分の青色のところ、そして紫色のところが、その高さの音がでます。色がついていない鍵盤については、その隣の青色や紫色の音が出ます。

青や紫の部分は、移調させることができません。

おそらくなのですが、インド楽器では使われるスケールの高さが決まっていて、高さを移調するということは行われないのではないかと推測できます。

赤色の鍵盤部分については、どういう意味なのか、私は分かりませんでした。分かる人がいらっしゃったら教えてください。

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タブラ

音が本格的に聴こえますね。私は何もしてません。

一番左の赤色の鍵盤を一つ押しますと、リズムパターンが選択できて、自動的に音が鳴ります。

オレンジ色の鍵盤も同様ですが、こちらは高音が中心のリズムパターンとなっています。

リズムパターンを鳴らしているとき、鍵盤高音域にある青紫と赤紫の鍵盤が押されていることが分かります。このあたりは、一つの音のバリエーションになります。

また、中高音域の青緑の鍵盤は、連打などの音色が入っています。

リズムパターンから編集することはできないのですが、高音域の音を組み合わせることにより、自分独自のリズムを作り出すことも可能です。

タブラの演奏動画を見つけましたが、右手で高音の音を小刻みに叩き、左手でボワンとした不思議な音色を入れるみたいですね。

この動画見たら、楽器マニアとしましては欲しくなってきました。

サントゥール

「India」に含まれる音源としては、サントゥールが面白い音だと思いましたので、紹介させてもらいます。

青色の鍵盤が、実際のその高さの音が鳴り、白色の鍵盤は、隣の青色の音が鳴ります。連打などするときに、便利な機能ですね。

サントゥールを実際に演奏している動画を発見しました。演奏のイメージとしては、木琴とか、マレット系の感じですね。

今回は、インド音楽の紹介と、音源「India」の代表的な音について、使い方の紹介などさせてもらいました。普段接しないジャンルの音楽に触れると、世界が広がる気がします。

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DTM中上級者向け

【モードスケール7種類】徹底比較! 音の響きを聴いて体感しよう!

今回は、前々回のモードスケールについて、それぞれの響きを聴いて体感しようという趣向で作成します。

前々回のリンクは下になります。

【モードスケール】とは何? 使えば、今までにないサウンドを演出! – GoronyanのDTMマインド~音楽と日常のこと (thegoronyan25.com)

中級から上級者向けの内容となっていますが、初心者の方も、分からないなりに、モードを変えることによりいろんな響きに変わると体感してもらえればという内容です。

①イオニアンモード

イオニアンモードとは、メジャースケールと同じ意味です。白鍵だけ弾きます。ドミソのCのコードを左右にずらすことにより、上の音を作成しました。

以下は、これを基準にして、それぞれのモードに当てはめたらどんな風に音の感じが変化するのか? について、聴いてみてください。

イオニアンスケールはメジャースケールと同じで、世の中で一番よく使われているスケールになると思います。

②ドリアンモード

ドリアンモードはメジャースケールから、3度、7度の音を♭させます。♭が2つです。マイナーモードになります。

7種類のモードの中で、丁度中間地点の明るさで、メジャースケールとマイナースケールの間ぐらいの明るさの雰囲気になります。

民族的で、独特な浮遊感があります。イオニアン、エオリアンを除けば、ドリアンが一番使われているようです。

③フリジアンモード

フリジアンモードは、2度、3度、6度、7度の音を♭させます。♭が4つです。マイナーモードになります。♭の数が多いほど暗い響きになります。

主音の半音上に二度の音が来ることにより、毒々しい響きと、YouTubeで誰かが言っておりました。

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④リディアンモード

リディアンモードは、4度の音を♯させます。実は、明るさで言えば、メジャースケールよりも明るく響きます。もちろん、メジャーモードです。

響きが明るく、希望と言うよりは、少しおちゃらけた感じにも取れなくはないです。

実は、私はこのモードの曲は作っていないので、一度挑戦してみようと思っています。

⑤ミクソリディアンモード

ミクソリディアンモードは、7度の音を♭させます。イオニアンより少し暗くなりますが、メジャーモードになります。

⑥エオリアンモード

エオリアンモードは、マイナースケールと同じ意味です。イオニアンモードの次によく使われます。 日本の演歌などは、マイナースケールが多いですね。

メジャースケールから3度、6度、7度の音を♭させます。♭が3つです。

⑦ロクリアンモード

ロクリアンモードは、メジャースケールから、2度、3度、5度、6度、7度の音を♭させます。♭が5つもつき、一番暗いモードになります。

主となるトニックが〇m-5と、ダイアトニックコードの中で、一番使いにくいコードになっていることから、世の中に数えるぐらいしか曲が存在しません。

作曲する人の感覚から言えば、わざわざそれを使わなくてもいいんじゃない? という感覚なんですが、いざ、その音を聴いてみた私個人の感想としては、

こういう緊張感のある音を使うことで、表現できる世界もあるのではないか?

という感じで、絶対無理とは思いませんでした。

モードを明るい順に並べますと、

  • リディアンモード
  • イオニアンモード(メジャースケール)
  • ミクソリディアンモード
  • ドリアンモード
  • エオリアンモード(マイナースケール)
  • フリジアンモード
  • ロクリアンモード

上記では、上の三つがメジャーモード、下の4つがマイナーモードになります。気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、主となる和音が、メジャーコードなのか、マイナーコードなのかで、分類できます。

以上、7つのモードについて、実際に音を聴いてみて、感じを確かめるという企画でした。

読んでいただきありがとうございます。

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