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DTM初心者向け

DTMでの耳コピの方法、Cubaseで①メロディーを確認する手順

DTMの上達の一つの方法として、耳コピと呼ばれる方法があります。音楽に携わっていれば、一度は聞いたことがあると思います。

例えば、米津玄師さんの「Lemon」の原曲を聴いて、それをDTMで再現するときに、メロディーがどうなってるか、とか、コードがどうなってるのか、リズムがどうなっていのか、それぞれの楽器がどんな演奏をしているのか、などを調べることになります。

最終的に、この曲のカラオケを完成させることができれば、それが究極の到達点になります。

そらに、歌を自身で入れてももちろんOKです。

カラオケでこの曲が歌える人は、言うならば、頭の中で歌のメロディーを記憶しているので、歌のメロディーについては、頭の中で再現するという意味においては耳コピできていると言えるかもしれませんね。

では実際に、Cubaseを使って耳コピする方法を手順を追って解説していきます。なお、私はCubase12PROというのを使用していますので、型によっては表示が違うこともありますが、やることは同じです。

プロジェクトを開きます。

コードトラックテンポトラックを作ります。

その下に、コードトラックのコードを再生するためのピアノトラックを作っておきます。コード再生は、ピアノの音が一番コードの音を聴きとりやすいので、ピアノがオススメです。

原曲のデータを読み込むためのステレオでのオーディオトラックを作っておきます。

メロディーを打ち込むためのトラックを作っておきます。音はシンセもしくはクラリネットの音がオススメです。クラリネットは聞き取りやすく、実際のアレンジで使われるケースがそれほど多くないからです。

①コードトラック

②テンポトラック

③コード再生のピアノトラック

④原曲を読み込むためのオーディオトラック

④メロディーのトラック

原曲のオーディオトラックに、原曲データを読み込みます。

方法は、④のトラックを選択してから、上のメニューから「ファイル」→「読み込み」→「オーディオファイル」で開き、選択します。

この状態で、メトロノームを鳴らして、再生してみましょう。

メトロノームの鳴らし方は、「トランスポート」→「メトロノームを使用」です。

ほとんどのケースで、タイミングが合わないはずです。そのとき、メトロノームと原曲とそれぞれ聴いてみて、どちらが速いかを考えます。

メトロノームの方が速ければ、テンポの数値を下げます。逆に、メトロノームの方が遅ければ、テンポの数値を上げます。

テンポトラックの一番最初のところに、点がありますので、それをクリックします。最初は120になっています。

その数値を調整してみて、おおよそ合うところを探してみます。

パソコンで音楽を作るDTMが普及する以前の曲ですと、テンポがはっきりと定まっていないケースもありますが、最近の曲は決まったテンポで再生できる曲が多いです。

曲とメトロノームがぴったり合うところを探します。

曲には最初、無音部分がありますので、調整して、曲の1拍目とソフトの1拍目が合うように調整します。

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上の写真は、ピッタリと合わせることができた状態です。

ドラムのある曲ですと、波形の大きくなった部分が、1拍目、2拍目、3泊目、4拍目のところに来ていることが確認できます。

ある程度テンポが近くなったら、こういうように、山の部分のタイミングが合っているのかどうか目で確認しながら、調整していくことになります。

曲を再生させてから、主となるボーカル、もしくは楽器のメロディーを、頭で覚えます。全て覚える必要はありません。

Aメロ部分だけ繰り返し聴いてみて、頭で覚えたら、それを鍵盤でどういう音なのか、弾いてみます。

弾けるようになりましたら、曲を再生させながら、同時録音していきます。

演奏したトラックを開きますと、上の写真のようになります。

その状態では、楽譜のようにピッタリとはタイミングが合っていないと思われますので、クオンタイズを合わせるという作業をします。

文字を打つキーボードの「Ctrl+A」を打ちますと、ピアノロールの音符部分が全て、黒に変わります。これで全て選択できた状態になります。

ピアノロール画面の上の方に「Q」のマークがありますので、その横が「1/8」もしくは「1/16」になっているのを確認した後で、「Q」をクリックします。

そうしますと、8分音符、もしくは16分音符の単位で、ピッタリとタイミンクが合った状態になります。

一度、再生してみて、打ち込んだ音と、原曲がピッタリと合うか確認してみましょう。合わない場合は、音の高さや、タイミングが合っていない可能性が高いですので、もう一度聞きなおして、修正します。

このような形で、少しずつで構いませんので、1番全てのメロディーを入力しましょう。

2番は、ほとんど1番と同じメロディーのケースが多いので、全体をコピーして貼り付けるだけでできあがったりします。

今回は、Cubaseというソフトを使っての耳コピ1回目としまして、メロディーについてしました。次回はコードについてします。

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DTM初心者向け

DTMで使うエフェクトの種類、Cubase、⑤歪み系、VST Amp Rack

DTMで使うエフェクトの種類ですが、今回が一番最後になります。歪み系です。今回は、初級から中級に向けた内容となっています。

歪み系は、エフェクトで言いますと、ディストーション、そしてそれより少な目の歪みのオーバードライブ、激しい歪みのファズとあります。こちらは特殊な場合を除いて、エレキギターに対してかける場合がほとんどです。

Cubaseでは、トラックの左側「Inserts」のところで、「Distortion」を開くと、様々なエフェクトが並んでいますが、エレキギターにかけるなら、アンプシミュレーターの「VST Amp Rack」がオススメです。

開きますと、初期画面で上のように表示されます。

最初に、上のメニューから左から二番目の「Amplifiers」を開いてみましょう。

並んでいるように、7種類の有名なアンプを選択できます。実際にクリーンな状態で録音したエレキギターの音に対して、それぞれで聴いてみますと、結構はっきりした違いが感じられると思います。

メニュー左から三番目の「Cabinets」を開きます。

アンプには、それぞれキャビネットが割り当てられています。キャビネットとは、スビーカーを含めたアンプの本体と考えていいですね。

アンプの機械に対して、元々は別のアンプのキャビネットを組み合わせるなどすることもできます。

メニュー左から五番目の「Microphones」を開いてみましょう。

スピーカーの近くに赤い丸がありますが、これはスピーカーのどの位置にマイクを置いて録音させているのか、ということをシミュレーションできます。

また右側には、コンデンサーマイクと、ダイナミックマイクがありますが、それをどういう割合でミックスさせるのかということもできます。

一番左側の「Pre-Efects」はアンプに指す前にかけるエフェクトで、リバーブ、ディレイ、コーラス、ワウなど、など様々なギターで使われるエフェクトが選択できます。また組み合わせて並べることもできます。

左から四番目の「Post-Efects」はアンプに通した後にかけるエフェクトで、様々なものが選択できます。

一番右の「Master」は、マイクで拾った後の音に対して、エフェクトをかけて、調整するところです。こちらは、イコライザーなどで調整できます。

上のエフェクトのスイッチのところに赤ランプがついていないときは、そのエフェクトが作動していないことを示しています。

他に、プロが設定したプリセットが上のところで選択でき、特殊効果的な音であるとか様々な音が体験できます。

そのプリセットの音に対して、アンプを変えたり、エフェクターの数値を変えたりして、音作りが可能です。

Cubaseに最初からついている「VST Amp Rack」は、Cubaseの上位機種についていますが、最初からついているソフトとしましては、結構使い勝手がよく、微調整も可能ですので、これを使って様々なギターの音作りが可能です。

ベースギター用としましては、「VST Base Amp」がありますが、これも使い方は同じです。

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DTM初心者向け

DTMで使うエフェクトの種類、Cubase初心者向け④モジュレーション系

こちらの記事はプロモーションを含みます。

エフェクトの種類三回目として、今回はモジュレーション系について解説はします。

こらちは、音を加工するという言葉がピッタリなエフェクトになります。

Cubaseでは、コーラスフランジャートレモロビブラートオートパンなど結構種類が多いです。

コーラスは、元の音よりも若干タイミングをずらすことにより、複数の音がなっている感じを作らせています。

フランジャーはコーラスの仲間ですが、ジェット機のような特殊効果をつけたり、言葉では説明しにくいのですが、かなり癖のある感じの音になります。

トレモロは音の大小を小刻みに繰り返す効果のことを言います。

ビブラートは音の音程を上下させる効果のことを指します。

オートパンは、音を一定の周期で左右にいったりきたりさせる機能のことを指します。

コーラス

上記写真は、モジュレーションで代表的なコーラスのエフェクトのものです。それぞれのダイヤルは分かりにくいところがあり、プリセットから、エフェクトの仕方を選んでいただくことをオススメします。

このモジュレーション系エフェクトについては、特殊効果的な意味合いがあり、DTMに必須というわけではありません。そういう意味で、これまで書いてきた①空間系、②周波数系、③ダイナミクス系が必須なのに比べて、使用頻度は極端に落ちます。

上記エフェクトが最初からソフトついては来ますが、そのエフェクトを使用するケースは結構まれだったりします。

理由としましては、例えばバイオリンにビブラートをかけたいとしますが、今の音源は最初から自然なビブラートが初めからかかるような設定になっていたりしますので、わざわざ別にかける必要がないというのがあります。

また、シンセにしても最初からそれらのエフェクトがかかったような音があったりしますので、それをさらに変えたいという場合のみ使うことになります。

ただし、エレキギターに関して言いますと、コーラス効果、フランジャー効果などはよく使うことになりますが、これらは、コーラスのエフェクトを使用するのではなく、アンプシミュレーターを使うことの方がクオリティーが上がり作業効率も上がるのでオススメします。これについては次回解説します。

オートパン

モジュレーション系エフェクトの中では、唯一、オートパンだけは私はたまに使います。

プリセットで、いろんなタイプを実際に試してみてください。

また、グラフの見方ですが、上が左、下が右になっていて、左から始まり、右に行ってから左に戻るという周期を表しています。

①はそのサイクルの長さで、「2分の1」の表示は、1小節の半分のことを示しています。ですので、これは曲のテンポに合わせてくれますので、小節の初めは必ず左側にきているなど、設定することができます。

16分音部など小刻みに叩くパーカッションに、ゆったり目のオートパンをかけて上げると、なかなかいい感じになるので、試してみてください。

他、シンセなどは、最初からオートパンの状態で発音されるものもありますが、入っていないものにかけるなんてのもアリだとは思います。

このブログでの紹介は2回目になりますが、上記の「マジカルメモリー」では、コンガの音をオートパンで、左右に動かしている効果を使っていますので、一度確認してみてください。

この曲は、オーディオストックにて、動画やCMなどの媒体で使える著作権フリーの曲として販売しています。

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DTM初心者向け

DTMで使うエフェクトの種類、Cubase初心者向け③ダイナミクス系

③今回は前回の続きで、DTMで使うエフェクトの種類で、ダイナミクス系について解説させていただきます。

ダイナミクス系エフェクトには、コンプレッサー、リミッター、マキシマイザー、マルチバンドコンプレッサーなどがあります。ダイナミクス系エフェクトは、音量に関するエフェクトになります。

コンプレッサーは全体の音量を持ち上げますが、元々音量が多いところは、一定のレベル以上にはせず、全体として音量として均一に近い状態に持っていくエフェクトのことになります。ダイナミクス系としては一番基本的なエフェクトになります。

リミッターはある一定のレベルを超えた音を、音が壊れないようにしながら音量のピーク以上の音をカットするエフェクトになります。

マキシマイザーもリミッターと機能的には近いですが、全体を少しでも大きくさせる機能があります。ピーク音量に全体を近づけるイメージですね。

マルチバンドコンプレッサーは、後で解説します。

コンプレッサー

上記はコンプレッサーの画面になります。プリセットで、様々な用途が選択できますので、それで一つ一つ試してみるのが楽な方法です。

プリセットを使わずに、設定するなら、①のスレッショルドと、②レティオは覚えてください。

①のスレッショルドは、どの大きさの音からコンプレッサーをかけるかの数値です。グラフでも①を動かすことにより、動きます。

②のレティオは、コンプレッサーをかける度合いを指します。上げることにより、グラフの②の部分が上下します。

コンプレッサーは一般的にですが、バラード系の歌の曲や、クラシックに近い音楽など、音の強弱がある程度ある曲に関しては、コンプのかける度合いであるレティオを控え目にします。

対して、ロックやトランスなど全体の音量が均一に近い曲の場合は、レティオを多めにします。そういう曲の場合、コンプが少な目だと、他の楽器の音に埋もれて聞こえにくくなるからです。

マルチバンドコンプレッサー

マルチバンドコンプレッサーは、全体のミックス後にかけることが多いですが、高い音域から低い音域まで4つの帯域に分け、それぞれに対して、コンプレッサーをかけていくエフェクトになります。

スレッショルドとレティオの考え方は、コンプレッサーと同じですが、どの帯域にどうかけるのがいいのかは、かなり専門的な知識が必要となりますので、

プリセットから選んでもらうのが分かりやすいですね。私もほとんどはプリセットから選んでいるだけです。

「Ballad Master」「Rock Master」「Dance Master」他、様々あります。バラード向け、ロック向け、ダンス向けといった感じです。

全体に実際にかけてみると、どれを選ぶかによって、曲調は結構変わりますので、実際に聴いてみて判断してもらうのがいいでしょう。

なお、上記の写真のように、グラフでそれぞれの帯域の上の部分で音量を調整でき、音域の境目の部分は、左右に動かすことができます。

マルチバンドエフェクトを全体にかけるときは、書けない状態でミックスバランスなどを整えた後でかけるといいですね。

残りのエフェクトについては、次回書きます。

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DTM初心者向け

DTMで使うエフェクトの種類、Cubase初心者向け①空間系、②周波数系

今日は初心者向けに、DTMで使うエフェクトの種類について、解説します。Cubaseというソフトを例に解説しますが、他のソフトでも用語などは同じ部分があるので応用できます。

エフェクトには大きく分けて5種類あります。

①空間系、リバーブ、ディレイなど

②周波数系、イコライザー、エンハイサーなど

③ダイナミクス系、コンプレッサー。リミッター、マキシマイザー、マルチバンドコンプレッサーなど

④モジュレーション系、コーラス、フェイザー、フランジャー、トレモロ、オートパンなど

⑤歪み系、ディストーション、オーバードライブ、ファズなど


①空間系、リバーブ、ディレイなど

最初に空間系エフェクトについて紹介します。空間系というとピンと来ない人も多いとは思いますが、どこで演奏するのか、ということを表しています。

家の中だと残響音はそれほどありませんが、コンサートホールだと音が響き渡ったりします。

その残響音のことを指します。リバーブは、ヴァーンというような繋がっている残響音です。カラオケのエコーがこれに当たります。

対して、ディレイはやまびこのように、ヤッホー、ヤッホー、ヤッホーと、何度もずれて聴こえる効果のことを表します。

使用頻度としましては、リバーブは高く、ディレイは特殊な効果を足したいときに使用するといった感じです。

リバーブ

Cubaseでは、トラックのインサートのところで、「Reverb」→「Room Works」が、使いやすいリバーブとしてありますので、その使い方を解説します。

写真矢印のプリセット選択、で具体的にどういう場所の残響なのか選択できますが、リバーブは比較的覚えやすいため、プリセットを使わず、それぞれ設定してもいいと思います。

上記①はリバースタイムで、どれだけの長さの残響かを設定します。家の中だと短く、風呂の中だと長い、そんな感じですね。

②はプリディレイで、残響が、すぐ始まるのか、少し遅れて始まるのかなど、残響が始まるタイミングを設定できます。最初はゼロで問題ないかと思います。

③残響と元の音とのミックスの割合です。楽器などは10~30と、やや多めに設定してもいいですが、ボーカルのときは、3~10の範囲で設定するといい感じになります。

他のダイヤルは、最初のうちは、正直覚えなくていいかと思います。


②周波数系はイコライザー、エンハイサーなどありますが、最初はイコライザーだけ覚えておいてください。

イコライザー

トラックの画面を開くとこのような画面になります。

真ん中のグラフがイコライザーで、どの周波数の音を持ち上げるかとか、どの周波数の音を下げるかなど、設定できます。

また、実際にその楽器の音を鳴らしたときに、どの周波数の音が鳴っているのかなども、演奏を聴きながら確認できます。

右に行くほど高い音で、左に行くほど低い音になります。

また、左側にエフェクトをかける場所がありますが、かかる順番として、左側のエフェクトが上から順にかかり、その音に対して真ん中のイコライザーで音色を調整するという流れになっています。

一番最初にイコライザーを入れてからエフェクトをかけたい場合は、左側のエフェクトの欄で、「EQ」を選んでから好みのEQエフェクトを選択します。

最初のうちは初めにEQを入れることは考えなくていいと思います。私はほとんど使うことがありません。

今回は、エフェクトの種類について、空間系と周波数系について解説しました。残りは次回解説します。

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旅行 自作曲紹介

芭蕉祭2022年10月12日、三重県伊賀市上野公園、俳聖殿前広場にて記念式典

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毎年、10月12日には、松尾芭蕉の故郷である三重県伊賀市にて、芭蕉祭(ばしょうさい)が行われますが、その様子を早速取材し、YouTubeの動画に上げました。時事ネタは旬を逃してはいけません。

私は伊賀市の市街地に住んでますので、歩いて上野公園に向かいました。運動のため徒歩でできるだけ済ませるようにしています。

DSC_0118

上野市駅前の芭蕉翁銅像には、この日だけ献花がされておりまして、手を合わさせていただきました。

なお、写真では、「忍者市駅」と書かれていますが、その下に「上野市駅」と小さく書かれています。正式名称は「上野市駅」ですが、忍者の市であることをアピールするため、別の駅の名前「忍者市駅」を考えたというわけですね。

ここで疑問を持たれた方は鋭い観察力を持たれてますね。自慢していいですよ。題名にもあるように、ここは三重県伊賀市ですが、駅名は「上野市駅」です。

もともとここは「上野市」だったのですが、平成の大合併にて、伊賀地方の市町村が合併して、「伊賀市」に市の名前が変わったのですね。

「伊賀」の方が、伊賀忍者のブランド力もあるという理由もあるとは思います。

駅の名前は、「伊賀市駅」とは変えず、「上野市駅」のままに、なぜかなっています。

写真で、ベージュ色に赤の屋根の上野市駅の後ろ側に、伊賀上野城が見えますが、そのあたりが上野公園です。上野公園は東京にもありますので、よく間違われたりします。

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ちなみに、写真に写っている建物は俳聖殿と言いまして、松尾芭蕉の旅姿をモチーフに作られた建物なんですね、ですので芭蕉祭の式典も毎年ここで行われます。

建物の形が、なんとなく昔の帽子をかぶりつつ、雨よけの服をまとった感じに見えなくはないですね。

伊賀市発行のYouTube動画にて、今年の芭蕉祭式典は、コロナに対策のため関係者のみで行われます、と言われていましたので、行くべきかどうか迷ったのですが、だめもとで行ってみることにしました。

受付があり、「YouTubeで個人で伊賀市のPRをしているのですけど、取材させてください」とお願いしましたら、後ろの方からならと、入ることを許可されました。

上野公園の中で、俳聖殿のところに柵が張り巡らされているわけではありませんので、自由に入れることは入れるのですが、関係者のみと言われているのに、勝手に動画撮影とかしてたら顰蹙ですものね。

私が着いたときは、式典の中盤当たりでした。式典では、芭蕉祭のために全国公募で書かれた献詠俳句についての表彰などがされていました。

俳句が高らかに詠まれ、作者の名前が呼ばれます。作った人からしましたら中々光栄なことだろうと察します。

最後に伊賀市長の挨拶があり、式典が終わりました。何か挨拶をされる方は、挨拶の後で、自作の俳句を最後に披露するというのが、最近の芭蕉祭の流れになっているようです。

式典の後は、それまで厳粛な雰囲気だったのが、急に和やかな声が聞こえ始めました。

俳聖殿をバックに記念撮影をする人で、ごった返しているようです。ある程度、時間を過ごしてから、俳聖殿の方に行きました。

内部は、芭蕉祭のこの日のみ、解放され中に入ることができます。中の様子は動画撮影して、上記YouTube動画で見ることができます。

DSC_0115

上野市駅前に、「弐鶴(ニカク)食堂」があります。もともとカタカナで「ニカク食堂」だったのですが、最近漢字に変えたみたいです。

ここは、伊賀市に観光に来られる方にはオススメのお店です。入口が「どんでん返し」という忍者屋敷の中にあるようなタイプのドアになっていて、押して中に入れます。

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中にも、主に忍者についての展示とかがあったりして感じがいいですね。

私はランチとして安上がりな「ニカク定食」を食べました。メインの一品をメニューに書かれた中から選ぶことができます。私は「ホッケ」にしました。

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この後、芭蕉祭の日に無料開放されている施設の一つである芭蕉翁生家に行きました。こちらはリニューアルされていて、中も小奇麗になってました。

芭蕉が実際に生まれた江戸時代の家が今でも残っているんですね。

畳の部屋は当時、寺小屋のように使われていたらしく、子供達に教えたりするようなこともされていた、と芭蕉翁生家の受付の方がおっしゃってました。松尾芭蕉本人が教えていたかどうかは知りませんが。

なお、この日は他にも、上野公園内の「松尾芭蕉翁記念館」「蓑虫庵」についても無料開放されています。

今日作りたてのYouTube動画では、自作のピアノ協奏曲「奥の細道」第1楽章「行く春や鳥啼き魚の目は泪」を使用しています。

オーディオストックにて、動画やブログ、企業CMなどで自由に使用できます著作権フリーの音源として販売しておりますので、よかったらそちらも覗いてみてください。

春の雰囲気の華やかで抒情的なメロディー… 著作権フリー音源・音楽素材 [mp3/WAV] | Audiostock(オーディオストック)

また、他に、Spotify、TowerRecordsMusic、などのサブスクにて、「ピアノ協奏曲奥の細道」のアルバムを配信しております。Spotifyでは無料プランで会員登録することで、全曲聴くことができます。いずれもアーティスト名の「TheGoronyan25」で検索できます。

また、ヤマハが運営するmysoundでは、有料のダウンロードが可能です。こちらは聴くための音楽となっております。

ピアノ協奏曲「奥の細道」/TheGoronyan25収録曲・試聴・音楽ダウンロード 【mysound】

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DTM初心者向け

DTMにて「打ち込み」がずれるのは何故? ずれの対処方法とは?

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以前、ある知り合いの方が、DTMを習った後に、家で電子ピアノで録音させるとき、音が遅れて聴こえて、遅れて記録されるのでやりにくく思ってやめてしまった、という内容のことを言われたことがあります。

この音の遅れのことをレイテンシーといいますが、その対処の仕方について解説します。

DTMソフトの中でバッファ(buffer)と呼ばれるもののサイズを小さくすることで、改善させるケースが多いです。

バッファとは、データを一時的に貯めておく領域のことを言います。水に例えてみますと、風呂のように大きなところへは水を貯めるのに時間がかかりますが、桶のような小さなところへは水を貯めるのに時間がかかりません。

大きなところへ入れるとき水を貯めるのに時間がかかってしまうため、鍵盤を押してから、発音までほんの少しのずれが生じてしまいます。

Cubaseの場合で、実際に操作手順を説明します。

上の欄の「スタジオ」→「スタジオ設定」をクリックします。

「コントロールパネル」をクリックしますと、使用しているオーディオインターフェイスの型番が、「Davice」に表示されているのを確認し、「Buffer Size」をそれまでの数値より、少し下げていきます。

私は実際に実験してみましたが、数値が小さいときと大きなときで、鍵盤をタッチしてから発音までの時間的な遅れは変わりました。

ただ、小さければいいというわけでもなく、小さすぎると、パソコンが処理しきれずに、音がブツっと途切れたりするような不具合も生じますので、実際に少しずつ下げてみて試してみるといいですね。

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また、それでもうまく行かないとき、電子ピアノでのリアルタイム録音しつつ、スピーカーでモニタリングしている場合に限り、いい方法があります。

通常はピアノの音を消して、ソフト上の音源を鳴らしているのですが、ソフト上の音源の遅れは無視して、電子ピアノから出る電子ピアノの音を確認しながら打ち込むという方法です。

打ち込みした後で、ピアノロールの画面に入っている音は、全てタイミングが遅れて入力されています。

その後、文字を打つキーボードで、「Ctrl+A」を打ちますと、さきほど鍵盤で打ち込んだ音符が全て選択されます。

その後でマウスで、タイミングを合わせますと、遅れた分が遅れない状態に修正できます。

以前古いパソコンを使用していたときは、この方法で結構乗り切りましたね。最新のパソコンに変えてからは、この方法は使わなくてもよくなりましたが。

なお、「Ctrl+A」は全選択の意味で、DTMとしてのショートカットキーでは私はこれを一番よく使用するかもしれません。

これまでDTMや音楽について記事上げてきましたが、こういうことが分からないであるとか、こういうことについて記事を書いてほしい、とかそのような場合はコメントいただけると嬉しく思います。

私ができる限り対処させていただきます。

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DTM中上級者向け

Cubaseにて、グループトラックの作り方とメリット

本日はDTM中上級レベルで役に立つ情報を書かせていただきます。

Cubase他、いくつかのDAWソフトにて、グループトラックが作れます。

例えばドラムとかでしたら、一旦ドラムのトラックを打ち込みで作った後で、バスドラム、スネアドラム、タム、ハイハット、シンバル、などそれぞれのトラックに一旦分離させる仕事をした後で、

ミックスなどで、ドラムをまとめて音量調整したい場合など、グループトラックがあると便利です。

グループトラックを作るメリット

①まとめて音量、リバーブ、コンプなどをかけることができるため、作業時間短縮になる

②まとめて音量、リバーブ、コンプなどをかけることができるため、パソコンへの負荷が低くなる

③まとめた状態でコンプをかけることにより、個々にコンプをかけた状態と違う結果になる。

①作業時間短縮になることは間違いありません。

例えていうならば、あなたが塾の講師だったとしましょう。

一人一人に個別にある課題についての授業を5人の生徒にした場合と、

5人一斉に授業をした場合と、比べてみれば、作業時間の短縮になることは間違いありません。

それぞれ最初は何もエフェクトなどかけずに、グループにまとめてからエフェクトかけた方が速いですね。

人の作業時間の短縮になるだけでなく、パソコンについてもまとめてエフェクトなどをかけるため、それぞれにかけているのに対し、パソコンへの負荷も少なくなります

パソコンへの負荷が大きくなると、鍵盤のキーボードでのリアルタイムの打ち込みのときに、時間の遅れが生じたりといいことがありません。同じ結果になるなら負荷は少ない方がいいです。

についてですが、ボーカルの場合ということで、以下に記入します。

グループトラック、ボーカルの場合

仮にあなたが、アイドルグループのミックスを担当したとしますね。10人のメンバーがいて、それぞれ歌を録音したとします。

1人ずつ歌の録音をしたとして、10個のボーカルトラックができました。

あるときは、1人の人が歌い、あるときは2人の人が歌い、サビの部分では全員が歌うとしましょう。

1人のときは、音量は小さいけど、人が多くなるにつれて全体の音量も上がります。

ボーカルだけとか、ピアノとボーカルなどシンプルな構成の場合はそれでもいいケースもあるかとは思いますが、

ドラム、ギター、ベース、ブラスなど、いろんな楽器が合わさったアレンジの場合は、1人だけのときだと小さくて埋もれてしまいます。

そんなときに便利なのが、ボーカルをグループトラックでまとめる方法です。

ボーカルをグループトラックにまとめた後で、コンプレッサーをかけて、リバーブをかけます。

1人のときでも、他の楽器に埋もれることがなく音量が上がります。逆に、大勢のときはコンプレッサーで音量が抑えられます。

コンプレッサーは、音が大きいときと小さいときの差を少なくさせることで、全体として聞きやすくさせる機能です。

コンプに関して言いますと、1人1人の個々のトラックにコンプをかけて、その後ミックスさせたら、大勢になると音量は上がることになります。

他のエフェクトでもそういうのはあるのかもしれませんが、グループトラックを使うときと使わないときで、明らかな差が出るのがコンプレッサーのエフェクトだと言えます。

グループトラック、ドラムの場合

グループトラックにする前の個々のトラックですが、ドラムの場合などは音色を調整するため、EQ、ボリューム、パンなどはそれぞれ調整しますが、グループにまとめた後で、全体のEQ、ボリューム、リバーブなどをかける形になります。

ミックスのときまとめて音量調整できるのはいいですね。

グループトラック、ストリングスの場合

ストリングスについては、私は必ずグループトラックを使っています。

ストリングスの個々のパートについては、ボリュームとパンだけ指定しています。

その後、グループトラックを作って、全体としてのボリュームを、書き込んでいきます。

ストリングストラックを大きくしたのが写真に写っていますが、

こちらで、ストリングス全体としての音量の強弱を、折れ線でス書き込んでいます。

ストリングスはバイオリンなどの弦楽器のことを指しますが、楽器の特徴として、弾き始めの音は小さめで徐々に大きくなるという演奏をするケースが多いです。また次の音に向かうときは、小さくなる特徴があります。

そのため、私はざっくりと、小節の初めに音量小さめで中間を越した部分で音量がピークになり、その後また小さく戻るというのを書き込んでいます。

ボリュームの書き方は人により、いろいろあるとは思いますが、私はこのやり方で、結構いい感じには仕上げています。

小節だけでなく、サビの始まりとか終わりとか、盛り上がる部分は上げる、静かな部分は下げるなどもしています。

ストリングスはまとめて全体として強弱をつけるケースが多いため、個々にボリュームを書くより、ずっとやりやすいです。

次に、Cubaseにて、具体的なグループトラックの操作手順を書きます。

トラックの上にある「+」ボタンを押せば、トラックを追加できるようになります。

「グループ」を選択します。構成はステレオとモノラルが選択できますが、基本的にほとんどのケースでステレオにした方がいいです。

トラックの下の方に、Group01という名のグループが現れます。それを実際にグループを作りたい場所の下に移動させます。

移動させてから名前を「Group01ストリングス」などと変更します。名前をつけないと後で操作がわかりにくくなりますので必ず名前はつけてください。

「スタジオ」→「MixConsole」をクリックしますと、ミキサー画面が開きます。

グループにまとめたい楽器の上の「出力ルーティングを選択」をクリックします。この場所は、最初「Stereo Out」と表示されています。そこをクリックします。

「Group01ストリングス」が表示されていますので、それをクリックします。

それにより、指定した楽器を、ストリングスのグループに送ることができました。

後は、グループに対して、ボリュームのオートメーションを書き込んだり、リバーブを入れたりする作業をします。

私はストリングスは、Kompleteと呼ばれるバンドルの「SESSION STRINGS2」というソフトを使っていますが、ネットで調べたときに、これをオススメする人もいました。

初心者でも分かりやすい操作性と、バンドルとしてまとめて買うことができるので、お得ということがあげられます。

グループトラックを作ることのデメリットですが、いろいろ考えましたが、全く思い当たりませんでした。メリットしかないです。あえて言うなら、グループにする必要のないものはしなくていいということぐらいです。

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音楽批評

Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Bandの批評

私のブログは2022年10月1日より開始しておりますが、まだ今のところ毎日続いております。9日目です。

DTMの記事の他に、音楽の批評などもたまに上げていきたいです。一番最初に選んだのは、ビートルズの「Sgt.Pepper’s Lonly Heart Club Band」です。

サージェント ペパース ロンリーハーツ クラブバンド」と読みます。

ビートルズの8作目のイギリス盤公式オリジナルアルバムになります。

1967年にグラミー賞にて、最優秀アルバム賞他、4部門で賞を獲得しています。

ビートルズ初のコンセプトアルバムで、ビートルズが架空のバンドになったという想定で、アルバムを通して一つのコンサートをしているかのような設定になっております。

上の動画は、一曲目の、アルバムタイトルと同じ名前の曲です。

観衆の声が聴こえる中、ロックバンドが演奏を始めます。

途中の曲は、観衆の声は入れていませんが、最後から二番目の曲で再び「サージェント ペパース~」の曲になりますが、これは最初の曲と全く同じ曲ではなく、どちらかというとかなり明るい感じの曲に仕上がっています。

そしてその後、アンコールが入るように、「A Day In The Life」の曲になります。

私はこの曲を最初に聴いたのは、確かラジオだったと思うのですが、物凄く怖い印象を持ったことを覚えています。

途中、オーケストラが、それぞれの楽器で一番低い音から、一番高い音にいたるまで、ある決められた小節の中で、じわじわと音程を上げていくという前衛的な手法が取られています。

それぞれの楽器同士は決してハーモニーを奏でるであるとか、そういうことは全く意識せず、ある意味機械的に音程を上げるということをしています。

世の中に存在する音楽の中で、断トツの不協和音がそこにできあがります。

そして、一番の終わり、その無秩序な上昇の後、めざまし時計の音が鳴り、日常の感じになります。

一番はジョンレノンの歌で、二番はポールマッカートニーの歌になります。二番は一番よりずっと明るい感じの曲調に変わります。

そして、オーケストラが、今度は全体で合わせる感じで奏でます。この部分では不気味な上昇はありません。

三番に入り、一番と同じくジョンレノンの歌になり、最後はあのオーケストラによる不気味な上昇があります。

そしてオーケストラの上昇が終わった後、全員で「E」のコードを鳴らして、エンディングとなります。

最後の「バーン」というEのコードが、発売当時に、

20世紀最高の和音」と呼ばれました。

一度聞いてみてください。この和音は、今のDTMの技術をもってしても、なかなか再現が難しいと思います。

なぜ、この最後の音が20世紀最高の和音というか、真似できないハーモニーになったのか?

ここからは私、Goronyan(ゴロニャン)の解釈です。

オーケストラの方々は、それぞれの楽器が上昇するとき、普段ハーモニーを奏でている人にとって、物凄く気持ちの悪い感じを覚えつつ、頭の中の絶対音感とかそういうのも壊されるのではないかと、考えつつ、音程が上昇していきます。

その後で、全体でEの音を出します。

もちろん、木管楽器、金管楽器は、押さえ方により音程は決まっているのですが、バイオリンなどの弦楽器は、本当にこの音で合っているのかつかめないまま、音を出します。

その結果として、全体で大きなうねり、小さなうねりなどをともなった奥深い音になっています。

この前衛的な手法は、ポールマッカートニーが発案しましたが、彼は、「楽器ごとに音程を合わせることよりも、それぞれが美しいと思う音を出したとき、全体として美しい響きになる」ということを、実験的に表現したかったのではないか、と私は考えます。

音程の微妙なずれが音のうねりになりますが、全くうねりがないジャストな音程より、若干のずれがあったときの方が深くいい音に聞こえる、というのは、自分でギターのチューニングとかしているときに感じたりすることですね。

少し偉そうな論評になってしまいました。

ちなみに、この「A Day In The Life」は、ドラッグの幻覚を連想させるとして、当時、放送禁止の曲になっていたようです。

このアルバムが出る前は、クラシック批評家などから、厳しく言われていたようですが、「She’s Leaving Home」という曲が、アルバムに収録されており、その曲の弦楽器でのアレンジが飛びぬけて素晴らしかったこともあり、クラシック批評家の人も、それ以降非難することもピタリとなくなったようです。

アルバムには、他にもインド音楽のシタールを主体とした「Within You Without You」や、

サーカスをイメージした「Being For The Benefit Of Mr. Kite」など、どれとして似た曲がなく、バラエティーに富んでいて、飽きさせないですね。

そんなビートルズファンの一人である私が、バンドスコアを見ながら、このアルバムの中の二曲をDTMにて再現させてみたのがありますので、興味がある方は聴いてみてください。

前もって言っておきますが、びっくりするぐらいクオリティは落ちます。特にボーカル。汗。

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DTM初心者向け

DTM【手作り】デスクレイアウト

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今日はDTMするため、手作りで作ったデスクなどについて紹介します。

以前は割合小さめの鍵盤を使っていたので、パソコン用のデスクの上にそれを置いていましたが、

思い切って88鍵盤の電子ピアノ、カシオのPriviaを購入したときに、昔からある机を改造して、DTM用のデスクを作りました。

机の上には88鍵盤の電子ピアノを置いています。机から左右少しだけはみ出しています。

そして、もともと引き出しだった部分を改造して、文字を入力するキーボードと、マウスの置き場としました。

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引き出しの手前の部分を、ハンマーでたたいて外し、それを引き出しの裏面に貼り付けています。裏面に取り付ける理由としましては、これがないと、引き出しが奥にスポッと外れてしまうからです。

取り付けた後で、見栄えをよくするため、ホームセンターで購入したニスのスプレーで塗装しました。

手作りでない既製品のDTMデスクも、そういった機材専門店には多く陳列させています。

その中には、88鍵盤の大きなサイズの電子ピアノを置けないようなタイプもあります。

手作りにした一番の理由は安上がりだからです。


DTMするにあたって必要なデスク周りの機材ですが。

①パソコンと文字を打つキーボード、マウス

②電子ピアノなどのMIDI入力できるキーボード

③オーディオインターフェイス

④スピーカー、ヘッドホンなど

最低、上の4つがあれば、DTMの作業環境は整います。

パソコンデスクトップ型とノート型がありますが、多くの情報をやりとりする意味では、デスクトップの方が適していると言われています。

ノートパソコンは自由に持ち運びができるという利点もありますが、デスクトップだけで十分ではあります。

文字を打つキーボードは、私の手作りデスクですと、丁度引き出し部分に置いています。引き出しですので、ピアノを使うときなどは、ひっこめることができます。

電子ピアノなどのMIDI入力できるキーボードは、絶対ないとできないというわけではありません。

文字を打つキーボードとマウスで、音符を打ち込んでいく方法でも作曲はできますが、

実際に鍵盤で演奏した方が、はるかに作業が速く進みます。ピアノなど触ったことがない人でも、やっているうちに慣れてきます。

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オーディオインターフェイスは、DTMをしたことがない人にはなじみのない言葉だと思いますが、これは、パソコンと、スピーカー、マイク、楽器などをつなぐときに必要な機材になります。

オーディオインターフェイスへマイクを接続する場合、ダイナミックマイクですと、フォーンプラグと呼ばれるプラグで接続できますが、コンデンサーマイクですと、XLRプラグがになってきます。

写真で少し見にくいのですが、左側に二つ並んでいる差込口がこれです。

コンデンサーマイクへは、インターフェイスより微弱な電気を送る必要がありますので、普通のフォークプラグで接続すれば、録音できないことになります。

また、オーディオインターフェイスへは、マイクの他に、エレキギターなどからフォークプラグでつなぐことができます。

スピーカー、ヘッドホンもここからつないでいます。

モニター用のスピーカーは、スピーカーの高音部分が耳の高さが最適とされています。そのため、ホームセンターで買った発泡スチロールでできたブロックを下にひいて高さを上げました。

スピーカーで聴くときには、左右のスピーカーと人間が正三角形の位置になるぐらいが、聴きやすいですね。スピーカーの位置をそのように配置します。

モニター用のスピーカーは、予算にもよりますが、なるべく人気の高いものを使ってください。

スリープフリークス、と呼ばれるDTM関連のYouTubeサイトにて、モニタースピーカーについての、プロとアマ、それぞれの人気ランキングがあり、1位だったのが、ヤマハのMSP5だったこともあり、それを私は中古で購入しました。中古でも両方で5万円余りしました。

スピーカーで音を出すと近所に迷惑がかかる場合などは、ヘッドホンで代用できます。こちらも、安いヘッドホンで聴く場合と、高いヘッドホンで聴く場合だと音の質が全然違いますので、こちらも、ネットでオススメを探してから購入するのがいいと思います。

また、スピーカーだけだと困るケースがあります。マイクで録音させるとき、スピーカーで再生しながらだと、その音もマイクで拾ってしまいますので、マイクで録音する際は、基本的にはヘッドホンで聴きながらマイクで録音するということになります。

DTMをするには、どうしても機材にある程度のお金はかかってしまいますが、勉強次第で、可能性は無限に広がっていきます。

パソコンができる前は、トランペットの音は、トランペットを演奏しなければ録音できませんでした。

それがDTMだと、どんな楽器の音でも、鳴らすことができます。勿論、どれだけ進んでも、実際に演奏する楽器にはかなわないという面はもちろんあるのですが、

前日の私のブログにあるように、オーケストラだって作曲して再現させることができたりします。

DTMに興味のある方は、一歩を踏み出してみてはいかかでしょうか?