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世界は仮想現実なのか? 量子力学の二重スリット実験についての考察

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普段音楽、特にDTMについてのブログを書いていますが、今回日常ではありませんが、脱線して、最近気になっている仮想現実説について考察してみます。今回は音楽とは、何も関係がない話題になります。たまには息抜き。

自動運転で有名なテスラ社のイーロンマスク、現在世界一の富豪になっていますが、彼が、「この世界は99パーセント、仮想現実だ」と言い切ったことでも、この話題はたまに世間を騒がせる話題となっています。

つまり、世の中で起こっている全てのことは、仮想現実であるという説ですね。

それは、人間とは別の超絶に進化した存在により、仮想現実世界が作られ、その一人のプレイヤーとして人が生きていると考える説になります。

こういった考え方については、太古の昔、プラトンが「洞窟の比喩」を用いて、現実と意識について説明しました。

洞窟の奥に自分がいて、その近くの洞窟で動かしている人形を現実だと認識している、と説いています。

現代の仮想現実の考え方に近いものがあります。

仮想現実のことについて、上の動画がとても分かりやすかったので取り上げさせてもらいました。

量子力学の二重スリット実験では、スリットと呼ばれる縦長の長方形の隙間に対して、電子を多く発射させることを行います。

スリット一つの場合、スリットの先のスクリーンには、縦長の模様ができます。これは粒子としての性質を表しています。

スリットを2つ平行に並べた二重スリットの場合はどうなるのか? 普通の頭の人が普通に考えたなら、当然、2本縦長の模様が現れる、と考えるところですが。

結果は、なんと、縦長の模様が何本も並ぶようになりました。これは、干渉と呼ばれる波の特徴を表しています。

このことから、電子には、粒子としての特徴と、波としての特徴を併せ持っていると考えられています。

そして、二重スリットの実験に、さらに、横から観察するという行為を加えます。すると、あり得ない結果が出ます。

人が観察するという行為をした途端、波の特性がなくなり、粒子の特性を表し、2本の線が現れることになります。

動画でも言われているように、親の前だけ頑張る姿を見せる受験生みたいですね。

つまり、電子は、人が観察しているときと、観察していないときで、違う動きをすることになります。

そのことが、「この世界が仮想現実である」ということの証明のように言われたりしているようです。

私は気になるので、ネットで調べてみた一般人ですので、そういった話に詳しいわけではありませんが、私なりの解釈をしてみます。

動画では横から観察する、という説明になっていますが、観測機器がそれを観察する場合、何かしらの影響をその実験に対して与えている可能性があると思ったりします。

もしそれが、光を当てて撮影するという作用であれば、光を当てているという地点で、光をその観察する電子に作用させている地点で、実験として、違う影響をプラスしていると考えられるのではないでしょうか?

と私は考えたのですが、それを否定する結果を発見しました。

最初、二重スリット実験の観察はスリットを通過した直後でされていますが、2006年に行われた実験で、スリットを通過する前で観察しても、同じ結果が得られたのです。

スリットを通過した後なら、観察機器が影響を及ぼすことで説明がつきますが、スリットを通過する前から観察することによっても、同じように干渉は起こらず2本線になったんですね。

このことから、人間の観察により、波の性質はなくなり、粒子の性質となることが証明されました。人の意識が、現実を作るという解釈にもなっています。

量子力学の世界は、不可解な現象が多い、と言われますが、それはある意味、一般的で常識的な人間の感覚とは、かけ離れて遠い次元で起こっている現象のため、それを常識の物差しで測ると理解できない、ということなのだと思います。

実は自分の家の近所に住む男性で、町の行事のときに仲良くなり話をした人で、この二重スリット問題について話していたことを思い出しました。

分からないからこそ、世の中は面白いのかもしれません。

作成者: Goronyan

日本、三重県伊賀市に住む50代後半の男性です。
これまで作曲家事務所に所属しておりました。
35歳頃からパソコンで音楽を作るDTMを始めております。
2022年6月に会社を辞めて以来、音楽で生計が立てられないか模索中です。
ブログではDTMと音楽と、時折日常について書いていきます。

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