カテゴリー
音楽批評

外国人ミュージシャンが比較する邦楽と洋楽の違いについて

今回は、日本の音楽、J-POPと、海外の音楽とを比較する動画を発見しましたので、紹介させていただきます。

オーストリア人シンガーソングライターのやなっちさんがYouTubeの動画にて、日本の音楽と、外国の音楽を比較した動画を上げていましたので、とても興味深く感じました。

小さい頃からヨーロッパやアメリカの音楽に慣れ親しんできて、日本の音楽に出会い、ひかれて、日本の音楽が世界一だと実感されています。

日本の音楽はAメロ→Bメロ→サビという構成が多いですが、洋楽はAメロからいきなりサビに行くことがほとんどです。

海外は親しみやすく覚えやすく盛り上がる曲が好まれますが、日本の音楽は徐々に盛り上がっていくストーリー性のようなものがあり、構成が複雑とのことです。

コード進行なら、海外なら、ハ長調なら、C、F、G、Am、ディグリーネームでいいますと、Ⅰ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵだけで組み合わせていくようなことがやたらと多いらしいです。

循環コードも多いのが特徴です。

日本の音楽は、Aメロ、Bメロ、サビ、全て違うコード進行で、それもそれぞれのコードの種類が多く、複雑にできているという印象です。

Goronyanの感想になりますが、洋楽でも、サイモン&ガーファンクルとか、ビートルズとか、カーペンターズとかそのあたりの年代の洋楽は、今の日本の音楽と通じるように結構複雑なコードとか展開とかされていたように思います。

グラミー賞を取ったサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」とか、ピアノのコード進行とか、日本の今のバラードに通じるものがあるような気がします。

歌詞についてですが、日本の曲の歌詞は深くて表現力が深くて、歌詞が聴く人によりとらえ方が変わる曲が多いけど、洋楽は歌詞が分かりやすくてリズムやノリを重視しているとのこと。

日本の音楽は、日本人の性格にも関係しているかもしれない。日本人はいきなりハイテンションにならず、徐々になじんでいって盛り上がるというのがあるとのことです。

ここからはGoronyanの意見ですが、海外から来て、日本の音楽を知るようになった、シンガーソングライターの人の意見というのは、とても貴重に思います。

私達は日本人ですので、日本の音楽に慣れ親しんできましたが、それが、もともと海外の音楽に慣れ親しんだ人が日本の音楽と出会ってわかったこと、シンガーソングライターは自分で曲を作る立場の人ですから、一般の人以上に曲に対する分析の仕方が的確だと思います。

そんな人に、日本の音楽が世界一だと言われることは、日本人としてとても光栄に感じました。

クラウドワークス ネットオフ「タダ本」
カテゴリー
自作曲紹介

アクアリウム【オリジナル曲】紹介、ザ・循環コード

今回は、自作曲の紹介です。2019年7月に作成した「アクアリウム」という作品です。「アクアリウム」は水族館という意味ですが、自分がもし好きな人と、初めてのデートをしたら、という設定から、歌詞を作っておりますので、完全なる妄想の世界です。

動画では、大阪の海遊館での固定視線からの映像を入れています。

DTM的には、8小節の循環コードを用いています。最初から最後まで循環コードだけです。

Esus4→E→Esus4→E→A→A→Bm→Bm7

キーはAメジャーになります。

Ⅴsus4→V→Vsus4→Ⅴ→Ⅰ→Ⅰ→Ⅱm→Ⅱm7

V→ⅠとⅡm7→Vsus4が、強進行と呼ばれ、安定したコード進行の流れですので、違和感なく繋がります。

ただ、最初にVを持ってきていることから、解釈すれば、ミクソリディアンスケールのコード進行と、言えるかもしれません。

最初に浮遊感のあるVsus4を持ってきている理由としては、単純に他の人がやらないようなことをしてみたかったという理由です。

実際に作ってみて、聴いたことがないような不思議な世界観を演出できているのではないかと、自分なりに考えたりしています。

潮騒の音のようなシュワーとした音は、ハリオンソニックの「Digi Spectrum Pad」を使用しています。私は曲によく使用するお気に入りの音色です。↓

ピアノは、ハリオンソニックの「Upright Answers」↓

サビ部分で登場するアルペジオは、ハリオンソニックの「A Difficult Phase」です。Auto Panのエフェクトで左右に揺らせています。↓

最近はNative Instruments社の音源をよく使用していますが、Cubase付属音源のハリオンソニックでも、聴きごたえのある音が一杯あることが分かります。

クラシックギターだけ演奏で入れています。生楽器を入れることで、生楽器特有の響きが、全体のサウンドを豊かにさせてくれる気がしています。↓

大サビ部分のリズム隊です。ティンパニはハリオンソニックに含まれるGM音源です。GM音源もあなどれません。ティンパニは打楽器でありながらも、わずかに音程を感じさせてくれます。↓

今回は、自作曲の紹介をさせてもらいました。

皆様も、既成概念をくずす意味で、王道ではない、変わった趣向をしてみてくてください。新しい世界観が広がる気がします。