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アナログシンセ音源「SUPER8」は【シンセの基本習得】に最適②

こちらの記事はプロモーションを含みます。

アナログシンセ音源「SUPER8」はNative Instruments社のKompleteに含まれる音源で、構成がシンプルなため、初心者がシンセサイザーを習得するのに、最適な音源です。

前回に引き続きの内容のため、こちらに最初に来られた方は前回から読んでいただいた方がいいと思います。

前回は、オシレーターにより波形を選択し、アンプのエンベロープにより、音の強弱についての形を決めることを説明しました。

今回は、その他の機能について説明させていただきます。このシンセについては、今回で完結します。

FILTER

FILTERの中のFとRのつまみを上下させることにより、音色が変わります。

また、その音色を変えるパターンとして、下に「LP、BP、HP」と三つ並んでいます。

  • LP=ローパスフィルター、低音域だけ通す
  • BP=バンドパスフィルター、中音域だけ通す
  • HP=ハイパスフィルター、高音域だけ通す

Fはフィルターのどの音域を指定するかを決めます。

真ん中あたりにして、LPにしますと、中音域から下側を通すという意味になり、高い音はカットされます。

真ん中あたりにして、HPにしますと、中音域から上側を通すという意味になり、低い音はカットされます。

真ん中あたりにして、BPにしますと、中音域を通し、高音域、低音域はカットするという意味になります。

Rについては、レゾナンスといい、カットされる直前の音を持ち上げて強調させるという意味になるようです。

上の画像の音については、中音域より下側を通すという指定になります。

FILTER ENV

前回では、音の強弱についてADSRで指定することを説明しましたが、今回は、FILTERについて、ADSRで指定することを説明します。

シンセサイザーの醍醐味として、時間の経過とともに音色が変化する効果が出せることがあります。ビヨーン、というあれですね。

FILTER ENV(フィルターエンベロープ)を使うときには、上の画像のように、F Envのつまみをプラス、マイナス、どちらかに振る必要があります。

そしてその度合いを決められます。

上の音は、F Envをプラス100にした音になります。

逆に、上の音は、F Envをマイナス100にした音になります。

エンベロープ曲線は前回説明しましたが、再度説明させていただきますね。

エンベロープ曲線(プラスの場合)

今回のエンベロープ曲線は、音の強弱ではなく、基準となる音の高さになります。

エンベロープ曲線(マイナスの場合)

マイナスに設定しますと、丁度富士山を湖で見ているかのように、上下に反転させた曲線となります。

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MOD

時間的な変化で音色を変化させる方法として、フィルターエンベロープの他に、MOD(モジュレーション)があります。

フィルターの中のMod1のつまみを回すことにより、かかり方を変更できます。

モジュレーションのタイプで三角形のものが上の音になります、上がったり下がったりをスムーズに繰り返しています。

また、そのスピードもMODのところで調整できます。

モジュレーションのタイプが矩形のものがこちらになります。上がる音と下がる音が、カクカクといきなり飛ぶ感じですね。

モジュレーションは2つあり、他にも波形のところでも、モジュレーションの指定ができたりします。

なお、フィルターエンベロープと、モジュレーションは組み合わせることも可能です。

PICH MOD

ピッチ、音程に関するモジュレーションになります。「N」のマークは上下を周期的に繰り返すことを意味します。

ピッチモジュレーションの山形のマークを押しますと、一度上がってから下がるという指定ができます。

ダイヤルとしては、アタックとディケイに変わります。

その他の機能として、エフェクトがありますが、そちらでは、

コーラスフランジャーディレイから一つ選び、

リバーブも別に選択できます。

それにより、深みのあるサウンドを作り出すことができます。

前回、今回とシンプルな構成のアナログシンセ音源「SUPER8」について解説しましたが、これらの機能は、基本的に全てのシンセに応用が利く内容となります。

以上で終わります。

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アナログシンセ音源「SUPER8」は【シンセの基本】習得に最適①

Native Instruments社のKompleteを持っている方でしたら、シンセの基本的な音を再現させるために、アナログシンセの「SUPER8」がオススメです。

「SUPER8」は、構成がシンプルなため、シンセサイザーについて基本的な使い方を習得するのに、最適なソフトですね。

上記ソフト、OSCとは、オシレーターのことを意味します。音の波形を作り出す機能のことを意味します。これがなければ音は出ません。

上記の図では、OSC1が00と表示されていて、OS2は12と表示されています。これはOS2がOS1に対し、1オクターブ上の音ということを意味しているようです。

OS1とOS2の間にあるダイヤルで、二つをどれぐらいの割合でミックスさせるのかが、決められます。

オシレーターのところに、4つ波のマークがありますが、それを上げることにより、その波形の音が出ます。4つの波形それぞれ、ブレンドさせることもでき、上げる度合いにより音がブレンドされます。

一番下は音が出ない状態です。

また、波形の下のダイヤルを動かすことにより、その上の波形の形が変わります。それによっても、音色を変化させることができます。

OSCで波形を選択

今回、いくつかの音を作っていく作業をします。OSC2だけ使用します。矩形波を上にします。

このときに、FILTERでは、Fを上にあげ、Rを下にしておいてください。

AMP ENVで、Sだけ上げた状態で、音を確認しますと下になります。

AMP ENVを指定

AMP ENV(アンプエンベロープ)を指定します。

ADSRは、以下の4つを示しています。

  • A=アタック(音の立ち上がりの時間)
  • D=ディケイ(立ち上がり後の減衰の時間)
  • S=サスティン(D後の音の強さ)
  • R=リリース(余韻の時間)

AMP ENVのADSRを上の画像のようにしてみました。

音がゆっくり立ち上がり、ゆっくり減衰して、ある程度の高さの音になり、鍵盤から指を話した後、ゆっくり余韻が残る、という設定になります。

波形を矩形波からノコギリ波に変更すると、シンセのストリングスの音になりました。

次にピアノの音を作ってみます。

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ピアノの音に近づけるにはもっと工夫が必要かもしれませんが、

サイン波、ノコギリ波、矩形波をブレンドさせることにより音を作った後、ADSRを調整しました。

ピアノは立ち上がりはなくいきなりパンと音がなるため、アタック時間は0にします。

ゆっくり音が減衰するので、ディケイは真ん中あたりにしました。

鍵盤を押し続けていても、持続音が続くわけではないため、サスティンも0です。

鍵盤から話した後、余韻が残るため、リリースは少し入れました。

次にハイハットの音を作ってみます。

上の画像のように、矢印の箇所をクリックすることにより、一番右側の波形をノイズに変更できます。

こちらもピアノと同じく減衰ですが、ピアノよりも、ディケイをさらに短くします。リリースも少しだけにしました。

今回は、アナログシンセ音源のSUPER8を使い、シンセの基本的な使い方で、オシレーターのことと、アンプエンベロープについて、解説しました。

これで、音の波形と強弱の仕方について調整できます。

次回は、フィルターや、エフェクトなどの機能について解説します。

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