カテゴリー
自作曲紹介

「シナリオ」自分で作詞した初期の、お気に入りの曲のご紹介

今回は、久しぶりに自作曲の紹介ブログになります。「シナリオ」という題名の曲です。

YouTubeの動画は、今から12年前48歳頃の私が躍っている様子が見られます。今の自分の顔と比べて、めっちゃ若い、って思いました。

三重県伊賀市小田町にあります上野運動公園で撮影しています。

当時、私は音楽活動として音楽サイトを通じて、主に作詞家の方、またボーカルの方とコラボレーションすることにより、楽曲を制作しておりました。

そんな中、ふと自分が「神様が自分の人生についてシナリオを書いているのではないか」という発想が浮かび、その発想をモチーフにして作詞しました。

これは自分にとって初めての作詞ではなかったとは思いますが、人に自信をもって読んでもらうことができる、自分にとってお気に入りの作詞の曲になります。もちろん作曲も私ですが。

シナリオ、作詞作曲TheGoronyan25

目の前に 立ちはだかる壁
よじ登る 気力も 体力も 残ってない
回り道すれば きっと 楽になる
でも 費やす時間が ジリジリと 胸を焦がしてく

Ah 鏡の中の自分に 問い掛けてみても
夢も希望もない 寝起きの とぼけた顔

明日へと続く シナリオを もし神様が 書いてたとしても
きっと自分は 下手な演じ方しか できてないはず

「がんばれ」と励ます 言葉を 身近な人が 掛けてくれても
同じだけの気持ちを 返せてない 自分が悔しい


雪崩のごとく 転がる「運命」
向かう先が 果たして どっちなんか 分かってない
方位磁石の 針が揺れている
でも どうにか歩いて ゆけそうな 気がしてきたよ

Ah 三年前の自分に 忠告したいのは
地面に足踏み締めて 歩いてゆけ

「開けゴマ」と 唱えたこと もし神様が 聞いてたとしても
きっと簡単に 叶えることは 絶対ないはず

目の前に積まれた 難題に 駄目元で ぶつかったら
迷路を解く鍵を 見つける ことだってあるんじゃない

明日へと続く シナリオを もし神様が 書いてたとしても
きっと自分は 下手な演じ方しか できてないはず

「がんばれ」と励ます 言葉を 身近な人が 掛けてくれても
同じだけの気持ちを 返せてない 自分が悔しい

曲、アレンジという意味では、歌手のaikoさんをイメージして作ったことを覚えています。

ドラムの音とかクリアですが、MIXTUREというヤマハの作成したソフトを使用しました。今はこのソフトは売っていないとは思います。

MIDIでの音源の再生と、オーディオデータでのドラムなどの音を組み合わせて再現できるという機能、今のDTMでは特別珍しくないのですが、当時は画期的だとして宣伝されていたのを覚えています。

この曲のボーカルですが、アマチュアのシンガーソングライターの「うまねこ」さんにお願いして歌ってもらっています。

カテゴリー
自作曲紹介

【笹の葉サラサラ】七夕のオリジナル曲、ワンコーラスで転調2回も!

こちらの記事にはプロモーションが含まれます。

明日は2023年7月7日、七夕ということで、5年前に作った七夕をテーマにしたオリジナル曲「笹の葉サラサラ」について、紹介させていただきます。

上の動画はその曲のPVとして、日本三大七夕祭りの一つ、愛知県の安城市で開催されます、安城七夕祭りの様子と合わせています。

DTMで作成したオーケストラのアレンジとポップスという構成で作りました。音源は、当時はCubase付属音源のハリオンソニックで作っています。今持っている音源の他がクオリティーは高いですが。

この曲はゆったりとしたバラードなのですが、工夫した点としましてはワンコーラス(1番2回も入れたということです。

Aメロ E♭m 変ホ短調、長調で表すとF♯

Bメロ B♭  変ロ長調

サビ  Bm ロ短調  長調で表すとD

あまり今まで聴いたことがないような転調という感じを持たれた方も多いかもしれません。

転調について、長調に直したキーで説明します。

AメロはF♯(青)で、Bメロに向かって♯4移動するB♭(黄)の転調、

BメロはB♭(黄)で、サビに向かって♯4移動するD(赤)の転調、

二番に入れば、

サビはD(赤)で、Aメロに向かって♯4移動するF♯(青)の転調、

と、転調ごとに♯4上がっていくという構造になっています。

実はこの♯4上がる転調というのが、あまり事例が少ない転調でして、そのためかちょっとした違和感を感じさせる転調です。

それに対して♯3上がる転調というのは、事例がとても多い転調になります。

他に、転調による変化を際立たせる意味もあり、Aメロ、Bメロ、サビで、楽器の構成を変えました。

Aメロは弦楽器、ストリングス中心の切なくて穏やかな雰囲気、

Bメロは木管楽器中心の軽い雰囲気、

サビは、弦楽器、金管楽器、木管楽器など勢揃いして壮大な雰囲気、

にしています。

笹の葉サラサラ 作詞 相水毬緒(MIRY)

願い事はもう 星に着いたかな
細く薄い紙 たった一言の夢

朱色した鼻緒だけが 音のない切なさ
縁側の僕は独り 面影を辿る

笹の葉サラサラ ふと吹いた
夜風にヒラヒラ 君香る

二人書いた文字 叶わないままに夢

この胸に消えずにある 去年見た笑顔の
儚げ(はかなげ)な美しさが 昨日のよう

笹の葉サラサラ 聞こえたよ
名前を優しく 呼ぶこえが

笹の葉サラサラ 会いたいよ
星空見上げて 君探す
笹の葉サラサラ ふと吹いた
夜風にヒラヒラ 君香る

今回の曲はメロディーが先にあり、それに歌詞を考えていただきました。歌詞も人それぞれ感性が違うので、コラボすることにより、新しい世界が広がります。

毎回思うのですが、曲をしめてくれるのは、ボーカルの方の説得力だと感じさせられます。やはり主役はボーカルですね。

七夕祭りもそうですが、コロナに対するとらえ方が引き下げられたことが影響して、旅行客が、日本、世界ともに回復傾向にあります。

行ったことがない場所へ訪れること、それは感性を磨く意味で、音楽に対してだけでなく、人生に対して、とても意味あることですね。