今回はDTMの記事を書きます。あまりしている人はいないとは思いますが、ある楽器がいつの間にか他の楽器に、音が少しずつ変わっていくという趣向について書きます。
上の音声は、8小節の簡単な、ドラムとピアノの伴奏です。
今回は、これを聴きながら、キーボードでソロのメロディーを弾いてみます。音色はクラリネットで弾いてみます。
コードはFとCのコードしか使っていません。キーとしては、ヘ長調もしくはハ長調が合いますので、そのどちらかのキーでスケールを弾きます。今回はへ長調です。
最初クラリネットの音色でソロを演奏しましたが、そのトラックをコピーします。
その後で、コピーした方の音色を変えます。はっきりと違いが分かるよう全く違う感じの音色の方が面白いでしょう。
今回はシンセで、Cubaseのハリオンソニックのシンセで、「Anna」という音色を使いました。こちらは私のお気に入りの音色です。
そして、片方のボリュームを、最初から最後に向けて、大きい状態から全く聞こえないように、ラインを引きます。
そして、もう片方のボリュームを、最初から最後に向けて、全く聞こえない状態から大きい状態へと、ラインを引きます。
これである楽器がいつの間にか他の楽器に変わっているというDTM的なトリックの完成です。
音色により、聞こえたときの音の大きさの感じは異なりますから、丁度いい感じになるように、ボリュームを調整します。
DTM的に面白いアイデアだと思いませんか?
ちなみに、私がだいぶ昔に作った曲でこのアイデアをこれでもか! と使った曲がありますので、紹介させていただきます。
「No One Can Change The Past」という曲です。最初から最後まで、楽器が変わっていくトリックだらけです。アルペジオの音色から、シンセパッドの音色までです。
何の音色が何に変わるのか、時間のある方は聴き分けてみてください。
本当にトリッキーな曲です。ちなみに、ロケ地は沖縄県の首里城付近です。頭にかつらをつけてサングラスつけてます。今から11年前に撮影して動画投稿しています。