歌詞を書きたい、という意欲がある人は、私は必ず歌詞がかけるようになると思います。上昇志向は、上達に繋がります。
でも、歌詞を書きたい、でも、何を書いたらいいのか分からない、という相談を受けたことがあります。
実はこういう私も、もともと作曲から入っておりまして、他の人が考えた歌詞に曲をつけるというところから入っています。
ですから、作曲には自信がありますが、作詞は自信がありません。
とは言え、コンペとかするようになりますと、そのたびに人に歌詞を依頼するわけにもいかないため、自分で歌詞を書いています。
もともと自分で歌詞を作ることもあったのですが、本当に最初は自分が感じた真理、というか、こういうことってあるよね、こういうことって大切だよね、みたいなメッセージから書き始めたのを覚えています。
でも伝えたいことから入ると、どうしてもマンネリというか、行き詰まってしまいます。
佛教の世界で、写経というのがあります。仏様の教えの経典の文字を書き写すことで、その教えを心に刻むという作業ですね。
私は、その手法は宗教だけでなく、歌詞の世界でも通用すると思っています。
好きな歌い手さんの歌詞を写経のように書き写してみましょう。できれば歌詞をボーカルもしくはメンバーの方が書いているケースの方がいいかと思います。
なぜかと言いますと、その方が曲の歌詞に対して愛着が出るからです。
- aiko「カブトムシ」
- 岡村孝子「夢をあきらめないで」
- いきものがかり「ありがとう」
- ガーネットクロウ「夢見たあとで」
- 久保田早紀「異邦人」
- 松任谷由実「優しさに包まれたなら」
好きな歌を、書き写して得られるもの?
①歌詞の文字の数が、どんな感じで構成されているのかが、感覚的に理解できる
②どんなメロディーに、どんな歌詞がついているのか、がより深く覚えられる
③自分が普段書いている歌詞と比較して、どんな表現方法をしているのかが、理解できる
書く作業は、手書きでボールペンで書いてもいいですし、パソコンで打ってみる作業でも構いません。
歌詞をただ読んでいるだけでもいいですが、それを書く、や、打つという動作を加えることにより、脳にインプットされやすくなります。
以上、今回は歌詞上達について、こういう手法もアリなのでは? というアイデアを書かせていただきました。
今後も、DTMや音楽に関する話題を中心に、日常の話題も交えて書いていきます。こんなことを書いてほしい、というリクエストもお待ちしております。