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自作曲紹介

【笹の葉サラサラ】七夕のオリジナル曲、ワンコーラスで転調2回も!

こちらの記事にはプロモーションが含まれます。

明日は2023年7月7日、七夕ということで、5年前に作った七夕をテーマにしたオリジナル曲「笹の葉サラサラ」について、紹介させていただきます。

上の動画はその曲のPVとして、日本三大七夕祭りの一つ、愛知県の安城市で開催されます、安城七夕祭りの様子と合わせています。

DTMで作成したオーケストラのアレンジとポップスという構成で作りました。音源は、当時はCubase付属音源のハリオンソニックで作っています。今持っている音源の他がクオリティーは高いですが。

この曲はゆったりとしたバラードなのですが、工夫した点としましてはワンコーラス(1番2回も入れたということです。

Aメロ E♭m 変ホ短調、長調で表すとF♯

Bメロ B♭  変ロ長調

サビ  Bm ロ短調  長調で表すとD

あまり今まで聴いたことがないような転調という感じを持たれた方も多いかもしれません。

転調について、長調に直したキーで説明します。

AメロはF♯(青)で、Bメロに向かって♯4移動するB♭(黄)の転調、

BメロはB♭(黄)で、サビに向かって♯4移動するD(赤)の転調、

二番に入れば、

サビはD(赤)で、Aメロに向かって♯4移動するF♯(青)の転調、

と、転調ごとに♯4上がっていくという構造になっています。

実はこの♯4上がる転調というのが、あまり事例が少ない転調でして、そのためかちょっとした違和感を感じさせる転調です。

それに対して♯3上がる転調というのは、事例がとても多い転調になります。

他に、転調による変化を際立たせる意味もあり、Aメロ、Bメロ、サビで、楽器の構成を変えました。

Aメロは弦楽器、ストリングス中心の切なくて穏やかな雰囲気、

Bメロは木管楽器中心の軽い雰囲気、

サビは、弦楽器、金管楽器、木管楽器など勢揃いして壮大な雰囲気、

にしています。

笹の葉サラサラ 作詞 相水毬緒(MIRY)

願い事はもう 星に着いたかな
細く薄い紙 たった一言の夢

朱色した鼻緒だけが 音のない切なさ
縁側の僕は独り 面影を辿る

笹の葉サラサラ ふと吹いた
夜風にヒラヒラ 君香る

二人書いた文字 叶わないままに夢

この胸に消えずにある 去年見た笑顔の
儚げ(はかなげ)な美しさが 昨日のよう

笹の葉サラサラ 聞こえたよ
名前を優しく 呼ぶこえが

笹の葉サラサラ 会いたいよ
星空見上げて 君探す
笹の葉サラサラ ふと吹いた
夜風にヒラヒラ 君香る

今回の曲はメロディーが先にあり、それに歌詞を考えていただきました。歌詞も人それぞれ感性が違うので、コラボすることにより、新しい世界が広がります。

毎回思うのですが、曲をしめてくれるのは、ボーカルの方の説得力だと感じさせられます。やはり主役はボーカルですね。

七夕祭りもそうですが、コロナに対するとらえ方が引き下げられたことが影響して、旅行客が、日本、世界ともに回復傾向にあります。

行ったことがない場所へ訪れること、それは感性を磨く意味で、音楽に対してだけでなく、人生に対して、とても意味あることですね。

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ChatGPT

【ChatGPT】に「Love&Peace」の題名で歌詞を書かせた

ChatGPTはAIが、さも人間が話すような感じで、わかりやすく言葉を使って説明したり、要約したりするサービスで、2022年11月に開始して以降、これは凄いと世界的な話題になりました。

以下のリンクから「チャットGPTをお試しください」をクリックしてもらい、個人情報の登録の後、使用することができます。試してみて、よければ有料で使うという流れになっています。

ChatGPT: 対話のための言語モデルの最適化 (openai.com)

YouTubeの動画で取り上げられることもあり、早速使ってみました。前回はブログを作らせましたが、今回は歌詞を作らせてみます。

「Love&Peace」という題名で、歌詞を考えてください。

第 1 節: 愛はすべてを包み込んでくれる 平和は心を静かにしてくれる 互いを思いやる気持ちがあれば 世界中が輝くようになる

コーラス: 愛と平和があれば どんなに傷ついた心も癒える 手を取り合って歩き出そう 愛と平和の世界へ

第2節: 憎しみや怒りに満ちた日々は 誰もが苦しみを背負うだけ でも誰かが最初の一歩を踏み出せば 未来は変わっていくのだ

コーラス: 愛と平和があれば どんなに傷ついた心も癒える 手を取り合って歩き出そう 愛と平和の世界へ

橋: あなたと私が出会えたことに 感謝を込めて歌おう 愛と平和のメロディーが 世界中に響き渡るように

コーラス: 愛と平和があれば どんなに傷ついた心も癒える 手を取り合って歩き出そう 愛と平和の世界へ

アウトロ: 愛と平和の光が射す 新しい未来が待っている 愛を持って平和を育てていこう 愛と平和の世界へ

※上のChatGPIの答えの中の「橋」は「ブリッジ」の意味のようです。ブリッジという言葉は、私は普段使わないので調べてみた結果、人により、Bメロ説、サビ説、Cメロ説、間奏説などがあるようですが、意味合い的には、Aメロ(バース)と、サビ(コーラス)を繋ぐ意味のBメロがブリッジというのが正しいようです。

おそらくですが、作詞家の方が作詞した場合、愛、平和の言葉はワンコーラスに一回ずつ出るぐらいで、もっと入れる頻度を少なくすると思われます。

そういう意味でも、突っ込み所満載ではありますが、この歌詞を元に、曲を作ってみました。

作詞家の人の頭脳には叶わないのは、当然と言えば当然なのかもしれませんが、驚くべきは本の10秒ほどの短い間で、この歌詞を作ってしまうという点ですね。

私は、今回は、あえて修正せず、この歌詞そのまま、曲にしてみました。

シンプルなピアノ伴奏に、ボーカロイドのKenとKaoriに歌わせています。

ボーカロイドで男性と女性に歌わせるときに、特に初心者の方は、実際に歌わせるのが適当な音域を意識せず作ってしまうところだと思います。

男性は下はA2~上はF4あたり、

女性は下はG2~上はD2あたり、

を意識して作れば問題ないでしょう。上の音域はボーカロイドに入力させるときの音域ですので、実際の女性の声としましては、その音より、さらに1オクターブ上を歌っています。

男女でハモリをさせる場合、女性の三度上を男性とすれば、だいたいのケースでうまくいきます。

三度とは、ドレミファソラシドで言いますと、ドに対してミ、レに対してファと、二つ横に位置する関係を言います。

場合により、コードに合わせるために、ハモリのメロディーをコードの構成音に合わせるケースもよくあります。

また、この曲のDTM、作曲としての工夫点を申しますと、転調を多用していることです。

ブリッジと呼ばれる部分、今回はCメロという解釈の部分になりますが、そちらで、同主調の転調をしています。同主調の転調は、米津玄師もよく使う転調です。「Lemon」でも使われています。

F→Fmです。

その後で、大サビ部分では、サビよりも2つキーが上へと転調しています。Gに転調しています。

その後で、アウトロ部分では、静かなサビとなりますが、その静かさを演出する意味で、少しテンションが下がる感じの転調として、2つキーを下げて元のFにしています。

整理しますと

イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ~二番サビ、間奏キーF
CメロキーFm
大サビキーG
アウトロ(静かなサビ)キーF

以上、ChatGPIに歌詞を作らせ、それを元に曲を作ってみました。AIにどんどん仕事が奪われていくようで怖くもある今日ではありますが、よりよきパートナーとして、前向きに考えるようにしています。

2023年2月途中より、ブログの毎日更新が途絶えて以降ですが、二日に一回のペースで、今のところ更新ができています。

クラウドワークス

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DTM

転調する時【コードの繋げ方】ドミナントモーション、ピポットコード

今回は、前回の転調の種類、に引き続きの内容となっています。先に転調の種類をご覧になられてから、こちらを見ていただいた方がスムーズかもしれません。

転調の種類としては、同主調転調、近親調転調、1つもしくは2つ上がる転調、1つもしくは2つ下がる転調、それ以外の転調

と種類がありますが、実際の曲として具体的に変わるところで、どのようなコードのつなぎ方をしているのかについて解説します。

①ドミナントモーションを使う転調

向かう先をⅠとした場合、Ⅴの音をドミナントといい、V→Ⅰの動きをドミナントモーションと言います。このとき、Vの音はセブンスコードにすることが多いです。

1つ上がる転調の場合CからC♯

C→G♯7(Ⅴ7)→C♯(Ⅰ)

同主調平行調への転調の場合CからE♭

C→B♭7(Ⅴ7)→E♭(Ⅰ)

上のコード進行については、G♯7、B♭7が転調先のキーのドミナントになっているという仕組みです。

※G#7やB♭7の前のコードがCという意味ではなく、Cのキーでコード進行をしていて、転調直前にドミナントモーションすればそれで構いません。

②ピポットコードを使う転調

転調前のダイアトニックコードと、転調後のダイアトニックコードで共通なコードのことをピポットコードと言います。

Cのキー、C、Dm、Em、F、G、Am、Bm-5

Dのキー、D、Em、F♯m、G、A、Bm、C♯m-5

上の太字部分がピポットコードになります。

二つ上がる転調の場合CからD

C→Em→D、もしくは、C→G→D

ピポットコードは、属調、下属調が多く、関係調の中でも同主調にはドミナントコードの中にはピポットコードはありません。

ただし、セカンダリードミナントという考え方を使えば、ピポットコードはあります。

ダイアトニックコードに、ドミナントモーションするコードのことをセカンダリードミナントと言いますが、圧倒的に用いられる頻度が高いのが、AmのセカンダリードミナントのEです。ディグリーネームはⅢになります。

Cのキー、C、Dm、Em(もしくはE)、F、G、Am、Bm-5

Cmのキー、E♭、Fm、Gm(もしくはG)、A♭、B♭、Cm、Dm-5

同主調転調の場合

C→G→Cm、もしくは、C→Dm→G→Cm、など

③いきなり転調

ドミナントモーションもピポットコードも使わず、いきなり転調するケースもたくさんあります。転調した感じはこれが一番感じられます。

C→C♯

このとき、転調する前は一番基本となるトニックで完結してから、移る方が、しっくりくるようです。

転調の種類としては、一つ上がる転調、二つ上がる転調、一つ下がる転調、二つ下がる転調のときに多いようです。

以上、簡単ではありますが転調とコードの関係について書かせてもらいました。

読んでいただきありがとうございます。また、感想などコメントいただけると嬉しく思います。

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DTM

初心者にも分かりやすい【転調パターン解説】同主調、近親調、平行調

今回は、転調とは何ぞや? また、転調のパターン、そして方法について解説します。

転調とは? ことなるキー(スケール)に、曲の途中で変更することを言います。

変えることで、世界観が変わります。明るくなったり暗くなったり、盛り上がったり、クールになったりします。

スケールにはメジャースケールとマイナースケールがあります。

Cメジャースケールの構成音は、ドレミファソラシド

Cマイナースケールの構成音は、ドレミ♭ファソラ♭シ♭ド

①同主調転調

C→Cm(Cメジャースケール→Cマイナースケール)、

もしくはCm→C

Cメジャースケールと、Cマイナースケール、の転調は、同じ音が主の同主調転調と言います。

メジャースケールは明るい響き、マイナースケールは暗い響き、ですが、同じ音が主となる同主調転調では、明るいイメージと暗いイメージとが、入れ替わることで、曲の雰囲気を劇的に変化させることができます。

それでいて、同じ音が主となる音となるため、無理な感じがあまりせずスムーズなんですね。

ポップスでよく用いられる転調です。米津玄師の「Lemon」が特に有名ですね。

また、クラシックでは、ギター曲の「禁じられた遊び(愛のロマンス)」がEm→E(Eマイナースケール→Eメジャースケール)の転調をしています。クラシックなどでも多い転調です。

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②近親調転調

近親調とは、主調と近い関係の調を意味します。

具体的には、属調、下属調、平行調、同主調が含まれます。

属調は完全5度上を意味します。C→G

下属調は完全5度下を意味します。C→F

ハ長調のときの3コードは、C、F、Gですので、3コードの調と考えれば覚えやすいですね。

Cメジャースケール=ドレミファソラシド

Gメジャースケール=ソラシドレミファ♯ソ

Fメジャースケール=ファソラシ♭ドレミファ

♯や♭が5線譜に付く数は、Cメジャースケールから見て、どちらも一つしか変化がありません。

そのため、転調したのかどうかが分かりにくい、さりげない感じの転調と言えます。

近親調の最後は、平行調ですが、これは、調号の変化が全くない調のことを意味します。

C→Am、もしくはAm→C

調号の変化が全くないため、これを転調とは考えないこともよくありますが、正確には転調になります。転調の中では、一番変化が少ないと言えます。ほぼイコールという感じです。

平行調の考え方で行きますと、以下もよく出る転調パターンになります。

属調(G)の平行調C→Em

下属調(F)の平行調C→Dm

同主調(Cm)の平行調C→E♭

平行調(Am)の同主調C→A

③半音上、全音上、の転調

カラオケなどで、大サビ(エンディング近くのサビ)で、全体でスライドするように上がる転調のことは、感覚的に覚えている人も多いでしょう。

サビのメロディーはそのままで、まるごと半音、もしくは全音上がることで、盛り上がる感じを出しています。単純に、音域が上がると盛り上がる感じが出るのですね。

C→C♯、半音上がり

C→D、全音上がり

※大サビでの繰り返しに限らず、Bメロからサビに変わるときにこの転調が用いられることもあります。

④半音下、全音下、の転調

上がる転調とは逆で、半音下がり、全音下がりの転調もあります。どちらも、盛り上がりとは逆で、落ち着く、沈む感じになります。上がるのに比べて、頻度は落ちます。

C→B、半音下がり

C→B♭、全音下がり

⑤それ以外の転調

キーはメジャースケールだけで行きましても、12個ありますので、Cからの転調の先も、メジャーキーだけでも11種類ありますが、上記に挙げた以外は、どちらかというと、かなり少数派となりますので、最初のうちは覚えなくてもいいかなとは思います。

一応挙げておきますと、

C→E、長3度上がり

C→A♭、長3度下がり

C→F♯、短5度上がり(=短5度下がり)つまり、正反対のところに位置している調、この転調が一番違和感を感じるかもしれません。逆に言うと、違和感を演出したいときに使えます。

以上、今回は転調について解説させていただきました。次回は、転調させるときのコード進行の繋げ方について、解説させていただきます。

Webist(ウェビスト)
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自作曲紹介

「夜明けのグラデーション」リトグリ風5拍子【オリジナル曲】の解剖

こちらの記事はプロモーションを含みます。

今回は、オリジナル曲「夜明けのグラデーション」について、解説、いや解剖させていただきます。

この曲はお陰様で、YouTube動画で2022年11月現在で、2000回近くの再生回数まで上がりました。

リトグリとは、ご存知リトルグリーモンスターというコーラスグループのことです。当時は、5人体制で活動されていましたが、今は2人が脱退しております。

再生回数が増えた要因としましては、

①リトルグリーモンスター風ということで、既存のアーティストをイメージさせる題名を入れたこと。

②5拍子という、普段あまり出てこない変拍子が題名に入っていることで興味を引いたこと。

③リトルグリーモンスターの5人のキャラをイメージさせるイラストを、動画とサムネイルで使ったこと。

があげられると思います。動画で人気を獲得するのには、題名とサムネイルは物凄く重要らしいです。まずは視聴者はそこで興味を持ち開くかどうか決定するからです。

解説は誰の曲でもできますが、解剖となると、実際作った人でないとできないこともあります。

この曲は題名にあるように5拍子でできています。2拍子、3拍子、4拍子、6拍子以外の拍子を変拍子と呼びます。

5拍子はリズム的には、3拍子と2拍子がミックスされた拍子と考えられます。3+2のときもあれば、2+3のときもあります。

拍子を指定するときには、Cubaseでは拍子トラックというのを作ります。4拍子のときには作る必要はありません。

拍子トラックを作ったとき、4/4と表示されていますが、ここをクリックしてから、キーボードで上下させると数が変わります。

途中で拍子を変更したい場合などは、変わる拍子の先頭部分にもってきてから、鉛筆で書き込むと拍子を変えられるようになります。

トラック全体の画像です。下の方、ベース、エレキギター、コンガのトラックの部分が白くなっていますが、こちらは、一旦録音した後で、ハサミツールで分割した後で、×ツールでミュートしています。

楽器を録音させる際には、どこを使うか決めていないときなどは、一通り録音させてから、やっぱりここは使わないなどの処理がDTMですと用意にできます。

上は一番のコーラス部分になります。コーラスにつきましては、1つのコーラスだけ歌ってもらい、ピッチ編集で変えるという方法もありますが、

この曲の場合は、実際にコーラスパートを全て歌ってもらっています。歌ってもらう際には、シンセメロなどでそれぞれのパートを出したものを送っています。

ピッチ編集で作るより、やはりではありますが、実際に歌ってもらった方がクオリティーは上がります。

基本的にココナラなどで歌を依頼する場合、ほとんどのケースで、歌う人もDTMの機材は持っています。持っていないと仕事ができないからです。

この曲の場合は、

  • カラオケ(コーラス抜き)
  • メインボーカルの仮歌(私が歌ったもの)
  • メインボーカル部分のシンセメロ
  • コーラス1のシンセメロ
  • コーラス2のシンセメロ
  • コーラス3のシンセメロ
  • コーラス4のシンセメロ

以上についての、WAVデータと歌詞(ワードかテキスト)を送っています。WAVデータは通常は48000kHz24ビットでやりとりすることが多いです。

なおCDの規格は44100kHz24ビットです。

なお、私の仮歌につきましては、歌唱イメージではなく、単にどこにどの言葉が入るかということの説明になります。

楽譜を作って渡してほしいという人はほとんどいなくて、仮に歌ってもらったのを要求されるケースがほとんどです。

「百聞は一見に如かず」という諺がありますが、音楽について言えば、「百見は一聴に如かず」と言えるかもしれませんね。なお、こんな諺はありません。

また、歌う人が容易に作業に取り掛かれるように、WAVデータとして録音させる際には、拍子の先頭から録音させるようにします。また、テンポのBPMを伝えましょう

コーラス部分は、イントロ、Aメロ、Bメロは「ルルル~」と歌唱し、サビは「ラララ~」そして一部ボーカルの歌詞を歌っていますが、そのあたりについては、歌詞のところで分かるように説明しています。

コーラスの構成としましては、「ラララララ」と5拍子を歌うアルペジオ的なコーラスが一人、ハーモニーを担当するコーラスが3人という構成です。

なお、この構成については、リトルグリーモンスターの構成ではありません。リトグリの場合は、メインボーカルが途中で何度も入れ替わり、コーラスについてもいろんなバリエーションで入っています。

上はコーラスについてのEQになります。

低音は軽くするためカットしています。これは低音部分を楽器のベースなどにゆずるという意味です。

また、500kHz当たりを心持ち下げています。そうすることでメインボーカルがくっきりと前に出てきます。

ミックス的にはもっと下げてもいいかもしれません。

エフェクトは、コンプレッサーと、ルームワークスを使っています。ルームワークスはリバーブで、メインボーカルよりはリバーブを上げています。

リバーブを多くかけると位置的に下がって聴こえるという性質があります。リバーブ少な目だと近くに聴こえます。そのためメインボーカルを前に配置するという意味です。

上はコーラスを抜いたカラオケ部分の音になります。

イントロ部分はコーラスの一つのパートで始まりますが、その部分の無音部分はカットしています。

イントロ部分はピアノだけの伴奏です。

イントロの最後でドラムのフィルインが入り、Aメロ部分はドラムとピアノだけです。なお、この音はハリオンソニックの「YAMAHA S90ES Piano」の音になります。

Aメロ部分、コーラスとしては、5拍子を3と2に分けて、3の部分と2の部分で違うコードを歌っていますが、ピアノは2の部分のコードは弾かず、ジャーンと拍子の初めにGmのコードを弾いているだけです。

伴奏部分を控え目にさせることで、コーラス部分が逆に浮き出てくるという狙いです。

Bメロ部分に入り、エレキギターとコンガが参加します。上の画像の線があるところが、Bメロの先頭になります。

その後、サビではベースが参加します。

Aメロ→Bメロ→サビ、と進むにしたがって楽器数を増やすというのは、単純に音量が増えることにより盛り上がり効果が期待できます。

他に、それぞれのパートで演奏方法を変えるというのも、よく行われます。

また、サビ前には、盛り上がりを作るために、曲によっていろんな手法の工夫がされていたりしますが、ピアノのグリッサンドを入れてみました。

指で低音から高音までスライドさせるあれです。

グリッサンドのときに、さらに豪華な雰囲気にさせる方法として、ピンポンディレイがオススメです。ディレイが左右にステレオで広がって、音がゴージャスになります。

曲についての他の工夫としましては、サビ転調を使っているという点です。サビの部分で転調することで、雰囲気が盛り上がったり、クールになったりします。

この曲の場合はB♭(Gm)からCに上がっています。

2つ上がる転調で、ポップスなどでよく使われる手法です。単純に雰囲気が盛り上がります。私はこの転調はよく使う方です。

盛り上げる方法として、1つだけ上げるというのもありますが、私はあまり使いません。理由として、楽器の演奏が難解になるというのが一つあります。

ギターですとまだいいのですが、鍵盤楽器ですと、押さえるのが本当に難しくなります。

1つ上げる転調は一般的には、サビを最後の方で繰り返すときに、1つ上げることで盛り上がらせるという方法があります。

その場合、ボーカルの立場から言いますと2つ上げるより1つの方が負担が少ないと言えますね。

歌を依頼することの話に戻りますが、

データを渡す際には、その曲のキーを歌う人が歌えるかどうかも事前に尋ねた方がいいかとは思います。一般的に、女性はG2からC4あたりですと、ほとんどの方が対応できます

ボーカルが熟練した人ですと、上はF4ぐらいは地声で出せる人もいます。地声がダメなら裏声になります。

下は訓練というよりは年齢によって若干下がる傾向はありますね。年齢が上の人の方が音域は下になります。


ここからはCMになります。

今回、この曲では歌を、ココナラで探した人に歌ってもらっています。ココナラで仮歌などの仕事をしている人は、基本的にはコンペなどで歌う仮歌の仕事をしてくれますが、

YouTubeやサブスクなどで配信するための本歌を受けてくれる人もいます。

仮歌の料金も本歌の料金も、人により様々です。発注件数の他に、使った人による評価システムもあり、評価や件数が多いほど、ランクも上がり発注を受けやすくなります。

そのため、まだ始めたばかりの人などは実績を作るため安い単価で受けてくれたりします。

私も、作曲と編曲の仕事をオープニング価格にてさせていただいております。ブログの最初のメニューの中にある「ココナラ」をクリックしてもらうと私のページに飛びます。

この曲の動画に出てくるイラストについても、ココナラにて発注しています。

本当に様々な得意なスキルについての依頼ができますので、オススメのサイトです。

仕事を頼みたい人も、また仕事を自分でしてみたい人も、一度覗いてみてください。

新しい世界が広がりますよ。