ポップパンク進行という言葉をご存知だろうか? 世界で一番使われているコード進行らしいです。ただ、日本ではそれほど多く使われているわけではないようです。
逆に日本でポピュラーな王道進行(4536)は、日本のコード進行と呼ばれたりしますが、世界的にはあまり使われていません。
ポップパンク進行は一番基本となるコード進行としては、
ディグリーネームで1564、ハ長調ではC→G→Am→Fになります。C→G→Am→F→C→G→Am→F→C
どこかで聞いたことがある感じを覚えた人は、特にある程度年齢が高めの人としては、ビートルズの「Let It Be」を思い出すのではないでしょうか? そのため、レットイットビー進行とも呼ばれます。他に、アナと雪の女王の「Let It go」もこれになります。
なお、ポップパンク進行については、この一種類ではなく、他にもあります。
15641564……、と続く循環コードととらえますと、
6415の、Am→F→C→G
4156の、F→C→G→Am
についてもポップパンク進行と呼ばれます。なお、5から始まるコード進行については、基本的に5はドミナントになるため、最初には通常もってくることはないため、省かれます。
6415の、Am→F→C→G→Am→F→C→G→Am
ONE OK ROCKの「The Beginning」Alexandrosの「ワタリドリ」
4156の、F→C→G→Am→F→C→G→Am→F
米津玄師の「Lemon」西野カナの「トリセツ」など。
ポップパンク進行の特徴としましては、希望を感じさせる明るさと、また切なさもある、アップテンポにもバラードにも合うコード進行と言えます。
世界的にはド定番なのですが、日本では意外にも使われている楽曲はそれほど多いわけではありません。そのため日本としての独自の呼び名もないぐらいです。
世界のトレンドを知る上で、作曲をする人にとっては、是非とも覚えておいてほしいコード進行ですね。
今回、ポップパンク進行を取り上げた理由としましては、私のブログに入ってくるキーワードとして、最近のトレンドの「ChatGPT」と並んで「ポップパンク進行」も多かったことから、取り上げさせてもらいました。