今回もまた、他の人が作成した動画を掲載して、コメントするという内容です。
Aメロ、Bメロ、サビ、という設定は、日本特有の考え方であると動画の作者は説明しています。
洋楽では、A→B、もしくはA→B→Aという形式が多いとか、
日本のA→B→サビ、の構成についても、
①A→B→A’の場合、
②A→A’→Bの場合、もあるとのこと。
私Goronyanも、150曲ほどこれまで作曲しておりますので、そういわれれば、確かに、最後のサビ部分がAメロの変化であるケースもあれば、BメロがAメロの変化である場合もあるなあ、と感じました。
変化ということなので、コード進行が似ていることになります。
なかなか、勉強になります。
また、
Aメロは、
T(トニック)かSD(サブドミナント)で始まり、
T(トニック)かD(ドミナント)で終わる
Bメロは、
T(トニック)かSD(サブドミナント)で始まり、
D(ドミナント)で終わる
サビは、
T(トニック)かSD(サブドミナント)で始まり、
T(トニック)で終わる
私も、人の曲をカバーとかそれなりにしてきましたが、5000曲コピーしてきた人の言葉の重みは違いますね。
言われてみれば確かに、それが特徴だと言えます。
Aメロの最後をトニックにして、Bメロでトニックから始まると落ち着いた印象になり、
Aメロの最後をドミナントにして、Bメロでトニックから始まると躍動感がある印象になる。
Bメロの最後は、次にサビが来るぞという躍動感を持たせたいために、ドミナントにして、サビにつなぐということです。
サビの最後は、これで一旦完結という雰囲気にしたいため、トニックにして完結させるとのこと。
この動画では語られていませんが、初心者の方のために、トニック、ドミナント、サブドミナントについて、改めて解説させていただきます。
ハ長調で説明しますね。
トニックは、その調の一番の主となるコードです。ドミナントにもサブドミナントにも向かえます。
C(ドミソ)、Am(ラドミ)がそれになります。
※まれにEm(ミソシ)をトニックにしている説明書もあります。
ドミナントは、次にトニックに向かいたい、トニックのサポートとなるコードです。
G(ソシレ)、Em(ミソシ)がそれになります。
サブドミナントは、トニックとドミナントの中間的なコードで、トニックにもドミナントへも向かえます。
F(ファラド)、Dm(レファラ)がそれになります。
Aメロはトニックかサブドミナントで始まり、トニックかドミナントで終わる、と書かれているようにコード進行を作ってみます。
C(トニック)→Am(トニック)→Dm(サブドミナント)→G(ドミナント)→
C(トニック)→Am(トニック)→Dm(サブドミナント)→C(トニック)
トニックとドミナントとサブドミナントの向かいたい法則も考慮に入れています。
Bメロはトニックかサブドミナントで始まり、ドミナントで終わる、と書かれているようにコード進行を作ってみます。
F(サブドミナント)→G(ドミナント)→Am(トニック)→G(ドミナント)
サビはトニックかサブドミナントで始まり、トニックで終わる、と書かれているようにコード進行を作ってみます。
C(トニック)→G(ドミナント)→Am(トニック)→F(サブドミナント)→
C(トニック)→F(サブドミナント)→G(ドミナント)→C(トニック)
勿論これは、一例ですので、他にも無限に組み合わせは考えられます。また、法則については絶対ではなく、例外的なケースも多いです。
日本の曲に多い、カノン進行と呼ばれるコード進行を書いてみますと、
C(トニック)→G(ドミナント)→Am(トニック)→Em(ドミナント)→F(サブドミナント)→C(トニック)→Dm※(サブドミナント)→G(ドミナント)
の8小節ですが、Em(ドミナント)の次にF(サブドミナント)が来ているところが、向かいたい方向の法則には反していることになります。
またカノン進行ですが、※のDmは、Fのケースも可になります。
ですので、向かいたい法則は、そういう傾向があるけど絶対ではないということになります。
以上、Aメロ、Bメロ、サビ、のコード的な特徴について説明させていただきました。感想など、コメントいただけると嬉しく思います。